麻雀は4人で打つもの、というイメージが強い方が多いかと思いますが、実は3人で打つ3人麻雀(通称:サンマ)というものも存在しています。
このサンマはただ4人麻雀のプレイヤー数を3人にしただけでなく、3人麻雀として独自のゲーム性を持っているのでファンも多いです。
関西ではかなり一般的なルールで、1人足りないときだけでなく、4人そろってもサンマを打つという人もいるそうですね。
しかし、麻雀は基本は4人仕様となっており、このサンマを打つうえで厄介なのが卓の形です。
サンマでは3人のプレイヤーしかいないのに、卓の面は4つある。
今日はこの矛盾を解決するオススメのアイテムを紹介したいと思います。
中国だとこういうのあるそう↓(日本にはない)
中国で作られたサンマ用の麻雀卓です。日本国内にあるかは不明です。
中国には、まだまだ私たちが知らない麻雀卓があるそうです。面白いですね。 pic.twitter.com/xxBgFOtQMB
— もり主任@麻雀用具のマツオカ (@matsuokamori) February 25, 2022
目次
サンマで卓が四角いと不便な理由
まずは、なぜ一般の四角い卓でサンマを打つと不便なのかという点についてお話します。
四角い卓に3人のプレイヤーがいる場合、困る点は2点あります。
- 方角が分かりにくいこと
- 対面がいない人はツモが取りにくいこと
です。
それぞれについて説明します。
1.サンマは方角がわかりづらい
麻雀においては東、南、西、北という4つの方角があり、4人麻雀ではそれぞれのプレイヤーに東家、南家、西家、北家と割り振られます。
しかしサンマにおいては牌としては4つの風牌があるものの、方角のうち一つは空席です。
となれば、座る場所によって空席が変わるのかと思うかもですが、そうではありません。
サンマでは必ず北家が空席となります。
例え、東家の右隣りが空いている場合でも、サンマでは東家から順に、南家、西家となります。
こんな感じの時はわかりやすい↓
そうなると東家の対面に南家がいて、東家の左隣に西家がいる、というような何とも実際の方角と合わない感じになってしまうのです。
慣れてくれば、空き席を飛ばしてスムーズに他家の方角を認識できるようになりますが、初めのうちはこの方角問題は厄介です。
2.対面のツモがとりにくい
2つ目の不便さとしては、これは主に全自動卓の話になるのですが、対面の山が取りにくいという問題があります。
これはどういうことかというと、サンマではプレイヤーは3人なのにも関わらず、牌山は卓のそれぞれの四辺に出てきます。
ヨンマであれば、それぞれのプレイヤーが卓を少し前に出して取りやすくするのが習わしですが、サンマではプレイヤーがいない位置の山が前に出されません。
これが地味に不便で対面のいないプレイヤーはかなり手を伸ばさないと牌を取れないという問題が発生します。
サンマにフィットする三角テーブル
と、ここまでで四角い卓でサンマを打つ2つのデメリットについて説明しましたが、ここからはそれらの問題を解決するのにオススメなアイテムを紹介していきたいと思います。
まずは、方角問題を解決するテーブルから紹介します。
それがこちら。
KAMIOの三角形ダイニングテーブルです。
サイズは幅100×奥行100×高さ72cmとのことで麻雀卓としてはやや大きめに思えるかもですが、三角形の場合は斜めに突っ切れるため、四角形の卓よりも快適に山を取ることができます。
高級家具なので値段は4万円ほどとお高いですが、オシャレな椅子もついてのお値段なので普段用インテリアとしてもオススメです。
なお、マットは基本的に四角形のものが多いので、マットに関しては自作していく必要があります。
◆参考記事
サンマの対面の山遠い問題の解決策
続いては、対面の山が遠い問題についての解決策を提案します。
手積み卓は一人18牌を積めばOK
まずは手積み卓の場合ですが、これは単純で3人で均等に山を積めばOKです。
4人麻雀慣れしている人だと、「牌の数136枚は3では割り切れないじゃん!」と思うかもですが、サンマでは萬子の2~8の計28牌が抜かれているので牌の数は108牌となり、一人18列ずつ積めばきっちり割り切ることができます。
卓やマットに対して牌が大きすぎる場合などは18列がスペース的に苦しくなることももしかしたらあるかもですが、まあ、ヨンマでも17列積んでいることを考えると1列増えたくらいではそんなに影響はないかなと思います。
気になる人は以下にマットのサイズをまとめているので、大きめのマットを検討してみてください。
全自動卓の山問題にはゴッドハンド2
続いては全自動卓における山が遠い問題の解決法についてです。
全自動卓ではそもそも手積み卓よりもフィールドが広いことが多いのでこの問題は深刻です。
全自動卓の場合は、一人18列積むというような臨機応変な対応は難しいので、出てきた山をどうするのか、という観点で考えていく必要があります。
といっても実はすでにかなりすごいアイテムがあって、それがこのゴッドハンド2。
このゴッドハンド2を使うと、自動卓から山が上がってきた瞬間にゴッドハンドが山を前に出してくれるというのです。
牌が触れたことを感知してアームが伸びる仕組みだそうですね。
天才かよ!
詳しい機能については以下の記事にまとめているので興味のある方は見てみてください。動画を最初に見たときは感動しました(笑)
◆参考記事
まあ、最近ではサンマように山の位置を調節してくれる設定のある自動卓などもあるので、それを購入するというのも一つの手です。
終わりに
ここまでサンマにおいてオススメのアイテムをまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
最近はサンマ本も増えてますます人気が出始めているルールなので、ぜひ覚えて楽しんでいきましょう。