戦術

サンマとヨンマのルールの違いとその対策

三人麻雀、通称サンマは3人で行う麻雀です。ただ単に3人になったというだけでなく、チーができない、北が抜きドラ、など4人麻雀(ヨンマ)とは大きくルールが違う点も多々あります。

4人麻雀の強者が必ずしもサンマでも実力を発揮できるわけではありません。
ルールを正しく知り、ルールに合わせて戦い方を変える必要があります。

今日はサンマとヨンマのルールの違いとその対策をまとめました。

サンマはツモリ損

三人麻雀では当然ですが人対局するプレイヤーの数が少なくなります。
するとどうなるかというと、和了時に全員から点棒をもらう「ツモ」は実入りが少なくなるのです。

例えば、子でメンタンピンドラ1をツモれば、20符5翻で2000-4000ですが、
4人麻雀ではこれで2000×2+4000で8000点の収入です。
しかし、サンマでは、2000+4000の6000点しか入ってこないわけです。

満貫くらいではそこまで大きな差でもないと感じるかもしれませんが、役満ツモになると8000点もの収入差になります。

つまり、サンマではヨンマに比べ、「ツモリ損」となるのです。
そのため、待ちを広くとってツモリにいく戦型よりも、いやらしい待ち、出やすい待ちで直撃を取っていくスタイルが有効となります。

サンマはベタオリしにくい

サンマではベタオリが難しいとされています。
なぜかというとプレイヤーが少ないことと牌の数が少ないことによります。

誰かほかのプレイヤーがリーチをかけたとき、4人麻雀であれば基本的にはオリでよいでしょう。
しかし、3人麻雀では安易なオリは自分の首を絞めることになります。

牌の個数が少ないので、安パイがなくなった場合に放縦する確率は4人麻雀よりも高く、流局までの順数は18順と4人麻雀と変わらないため、サンマではオリが難しいのです。

しかも、振り込んだ場合の打点はサンマのほうが高くなる傾向があるので、サンマではオリの技術が4人麻雀以上に重要になります。

また、プレイヤー数が少ないので、一人が安易にオリると、一人舞台になってしまうのでNGです。
(1人が国士無双狙い、もう一人がベタオリというような場面では、残り1人は非常にのびのびと打てるようになる。)

 

手が高くなる

サンマではヨンマに比べ、平均打点が高くなる傾向にあります。
これには二つの理由があって、一つはドラが多いこと、そしてもう一つは大物手を狙いやすいことに起因します。

それぞれ簡単に説明します。

ドラについて

サンマでは北を抜きドラとして花牌のような扱いにするルールが一般的です。
抜きドラとは北を持っている人が北を自分の右にさらすことでそれをドラとすることができるというルールです。

北なんて使いづらいのでたいていはドラにされてしまいます。

で、この抜きドラがある場合、ドラの数は8枚にも膨れ上がります。(赤ドラがあれば10枚)
ドラが多いということは必然的に打点が上がるというわけです。

大物手が狙いやすい

サンマでは大物手が狙いやすい傾向があります。
例えば、一色手。ヨンマであればなかなか難しい役ですが、サンマではかなり狙いやすい役です。
また、ヤオチュー牌の比率が高く、牌が縦に伸びやすいサンマでは国士無双や四暗刻などの役満も狙いやすくなっております。

これらの大物手が狙いやすいことで平均打点は高まります。

配牌がよくなる

サンマでは牌が少なくなるため、配牌が良くなる傾向があります。ヤオチュー牌が増えるという側面もありますが、ヤオチュー牌が増えて手が悪くなる効果よりも、牌の種類が減って手牌が整いやすくなる効果の方が高いです。

実際、配牌がすでにそろっている場合に発動できる天和の確率でみてみると、

四人麻雀…30万分の1
三人麻雀…10万分の1

となっており、3人麻雀のほうが配牌がそろいやすいことがわかります。

平均するとサンマでは配牌時にヨンマより1シャンテン低いといわれており、配牌が良い傾向にあります。
なので、4人麻雀ではよい配牌でも、三人麻雀では普通というようなことがあるので注意が必要です。

一色手が増える

サンマでは、萬子がほぼ字牌と同じような位置づけとなり、すでに絶一門のような状態となっています。
そのため、残った2色+字牌で手を作ることになり、サンマではホンイツ、清一色などの染め手が出やすいといわれています。

実際どのくらい出やすいのかというと、『マンガ3人麻雀 女神が教える3麻戦術 -手作りから押し引きの極意まで-』では、サンマでは「メンホンがヨンマの4倍、メンチンは8倍出やすい」と述べられております。

一色手は受けにも回りやすく、使い勝手が良いのでサンマでは一色手を中心に手牌を作っていくことになります。なのでもちろんメンチンなどの手が入ることも多く、清一色力を高めておく必要(清一色の上達にオススメの麻雀本『バビイのメンチン何切る』がオススメ!)があります。

また、染手において注意したいのが、他家との競合です。

サンマでは、二人同時に同じ色のメンチンを聴牌するような場合もまれにあるので、他家の動向にも気を配っていく必要があります。

タンヤオが使いづらい

喰い断後付けがアリアリのルールだと、手牌を2-8のみで作るタンヤオはメインウエポンの一つです。
しかし、サンマにおいてはこのタンヤオはかなり優先度が落ちます。

なぜかというと、ヤオチュー牌の割合が多いから。

ヤオチュー牌(一九字牌)の比率を計算してみると、

4人麻雀…52牌/136牌=約38%
3人麻雀…52牌/108牌=約48%

と10%ほど高くなっています。麻雀においてこの10%という値は強烈ですし、さらにチーも出来ないので喰いタンをしづらくなっています。しかもタンヤオは出和了を狙いづらく、受けも効かないのでサンマにおいてはあまりメリットのない手となります。

なので、サンマにおいてタンヤオは本当に狙えるときのみ使う手として、ヨンマでいうチャンタのような位置づけとなります。

牌が重なりやすい

サンマでは牌の種類が少ないため、牌が重なりやすくなります。
どのくらい重なりやすいかというと、34種類が27種類になっているため、25%増しくらいです。

そのため、役牌の重なりや七対子の重要度が増すことになります。
配牌が悪いときは役牌の重なりを待ちつつ七対子に向かうのが基本となります。

特に七対子は出和了を狙いやすく、受けも効くのでサンマでは何かと重宝される役となります。

サンマの腕は七対子で決まると豪語する人もいるほど。

実際、ヨンマに比べて山が読みやすいので、より山読みの精度が試されるゲームでもあります。

対々和が増える

前項と似ていますが、牌が重なりやすいこと、そしてチーはできないのにポンだけはできることから、対々和の重要度が増します。

対々和というと4人麻雀では一般に素人臭い役と思われがちですが、サンマでは対々和をいかに使いこなすかが勝負のカギとなります。

チーができないので、鳴き手のターツは縦に厚く受けるのがサンマでの基本です。

まとめ

サンマはヨンマとは別ゲームといわれるほどルールや確率が違うゲームです。
ヨンマ向けの戦術とサンマ向けの戦術を使い分けていきましょう。

ちなみにサンマの本は少ないですが、何冊かは出版されています。
初めてのサンマが不安という人はぜひ読んでおきましょう。

またサンマではチンイツが手やすいので、苦手という方は勉強しておくとよいかもしれませんね

参考記事

日本初の三人麻雀(サンマ)の戦術本が発売!女神が教える3麻戦術をチェックせよ!
オススメのサンマ本のまとめ
清一色練習用ゲームバンブー麻雀とバビィのメンチン何切る