木製麻雀カバーについて、株式会社ニルの原田社長にインタビューして色々聞いてきました。
2022年12月よりAMOS公式ショップでも販売開始したそうです!(AMOSJP-EX COLORの販売開始と合わせて)
お疲れ様です、麻雀グッズ研究所のたkるです。
皆さんは全自動卓の普段使いはどうしていますか?
どんなに麻雀が好きという人でも、家庭用の全自動卓であれば麻雀を打っている時間より打っていない時間の方が多いのが普通かなと思います。
なので使っていない時間は
- 布カバーをかけて置いておく
- 折り畳み式で邪魔にならないようにしておく
- パソコンデスク、ダイニングテーブルなどで使う
のどれかになることが多いのではないでしょうか。
今日はこのうち3つ目の使い方(普段使いする)を促進させる木製の麻雀卓カバーを紹介します。
1つ頂いたので実際に作ってみた↓
麻雀卓ケースカバー使ってみた感想
・見た目は思ったより木!
・暗めの色合い(裏面は明るめ)
・ジャストフィットしてて揺れない
・折り畳みでも行けた(落ちない)
・木製麻雀牌が14枚入るサイズ感…こんな感じ。3万円くらいするけど割とあり!あとで手積みのぽけっとにも被せてみようと思ってます! pic.twitter.com/cTM7PORe7K
— たkる@麻雀グッズ研究所 (@majyanyohinlabo) August 9, 2021
あと手積み卓の卓上面積を拡張するという使い方もめっちゃよかったです。(パソコンデスクとしてはやや手狭だったので)
所感としてめっちゃオススメ!

以下で詳しくみていきます。
動画版も作りました↓
目次
全自動麻雀卓を普段使いする木製麻雀卓カバーとは?
というわけで早速見ていきましょう。
概要
まずは製品の概要です。
商品名 | 全自動麻雀卓ケースカバー |
---|---|
製作会社 | 株式会社ニル (長崎のアパレル会社) |
素材 | 木製(松) |
サイズ | SS, S, M, L, 特注から選択 |
重さ | 最大サイズで15kg |
値段 | 3〜4万円くらい ※サイズによって若干違う ※Sサイズ税込35,000円、Mサイズ40,000円 |
商品のコンセプトとしては、全自動卓を隠さずに擬態させて使うこと。
使わないとき邪魔になりがちな全自動卓を、なんとか普段使いするためのアイテムとして発売された卓カバーとなります。
被せて使うスタイルで水濡れなども防止。サイズは5つから卓に合わせて選択できます。

きっかけ
きっかけとしては、2020年に社会情勢的にアパレル産業全体が打撃を受けたため、新しい事業領域を模索して・・といったところから始まったそうです。
もともと木工系の機械があったため、それを活かして社長と社員1名で自分用に作ったのを売り出してみた!というDIYスタートの商品となります。
ちなみにこの卓カバーですが今でも月に数台は売れるそうで、隠れた人気商品となっているそうです。
(手作りなのでこれ以上売れすぎると困るとのこと)
本来の事業領域
ちなみに株式会社ニルさんの本来の事業領域はアパレル系でアクセサリーやTシャツなどになります。
ただ20人程度いる社員もほとんどが女性で、麻雀の文化もあまりなく、麻雀系商品は卓カバーのみ。
(Tシャツとかも出したかったけど反対されたそうw)
nill.shopはナチュラルテイスト系
なので会社のショールームに置いている全自動卓も普段はこの卓カバーでダイニングテーブルっぽく擬態させておき、休日に社長が友達と打っているそうです。
TONGATTA goodsとして端の方に置いてある↓
木製全自動麻雀卓カバーのレビュー!サイズやセールスポイントを聞いてきた
では木製の麻雀卓カバーについて詳しく見ていきます。
ではそれぞれ見ていきます。
種類と概要
まずは種類ですが、3つあります。
もともとはオーダーメイドで卓サイズに合わせて作っていたそうですが、大変すぎたのでS, M, Lの3種類となったそうです。
→2022年、5種類に増えました!!(特注、SSが追加)
→SサイズとMサイズについては大洋技研社のAMOS公式ショップでも販売開始!(2022/12〜)
L | サイズ:980x980x220mm (内寸):940x940x200mm 重さ:15kg 値段:??? 対応機種:大体なんでも |
---|---|
M | サイズ:960x960x170mm (内寸):920x920x150mm 重さ:?? 値段:40,000円(税込) 対応機種:AMOSJP-EXなど点数表示あり |
S | サイズ:870x870x170mm (内寸):830x830x150mm 重さ:?? 値段:35,000円(税込) 対応機種:アモスJP2・スリムプラス・スパイダーハッシュ・AQUA(山積みのみ小さめ) |
SS | サイズ:860x860x100mm (内寸):820x820x80mm 重さ: 値段:??? 対応機種:アモスJP2・スリムプラス・スパイダーハッシュ・AQUA(山積みのみ小さめ) |
特注 | 全自動麻雀卓の縦横が950mmを超える機種は、特注で製作。 サイズ:オーダーメイド 値段:???(税込) |
SSサイズと特注サイズはニルさんの公式サイトからのみ可能。(AMOS公式ショップは不可)

サイズと対応機種
続いてはサイズです。
L:汎用サイズ:980x980x220mm (内寸):940x940x200mm 15kg
適応機種: 外寸930mm以内の全自動麻雀卓
M:中型サイズ:960x960x170mm (内寸):920x920x150mm
適応機種: アモスJPーEX
S:小型サイズ:870x870x170mm (内寸):830x830x150mm
適応機種: アモスJP2・スリムプラス・スパイダーハッシュ・AQUA
SS:860x860x100mm
適応機種: ぽけっと (手積み麻雀卓】
※ぽけっとは70cm四方くらいなのでジャストサイズではない(大きめ)
特注:特注サイズ:全自動麻雀卓の縦横が950mmを超える機種は、特注で製作いたします。
ちなみに全自動卓のサイズは点棒入れを開いた状態で採寸されることが多いようで、卓カバーの内寸と卓の外寸が同じでも意外と入ることが多いとのこと。
麻雀卓ケースカバーの板の厚みは約20mmあります。
そのため、全自動麻雀卓、本来の縦横の外寸に40mm+アソビ20mm以上を足したサイズが、麻雀卓ケースカバーの最小サイズになります。
また、高さは20mm引いた高さになります。
機械が見えにくいように、本体の厚みよりも若干長く作成します。
引用元:https://nill.shop/c-item-detail?ic=majan
もし卓とカバーが合わなかった場合は交換してくれることもあるそうです。
重さ
続いては重さです。
基本的には大きくなるにつれ重くなり、最大サイズ(汎用サイズ・L)で15kgとなります。
耐久性を出す関係で、Sサイズは厚さ18mm、M, Lサイズは20mmとなっており、M, Lサイズは大きさよりも重くなるので注意しましょう。
素材
素材については松のパイン集成材を使用。
家具工房より職人が手作りし、さらに表面は磨いてあるため手触りも自信ありとのこと。
素材:パイン集成材 ワトコワックス塗装
値段
値段は3万円程度です。
卓カバーとしては高価ですが、ダイニングテーブルを買うというイメージだと安いかなと思います。
サイズによっても微妙に違う↓
ニル公式サイト
- 特注:42,900円(税込)
- L:38,000円(税込)
- M:35,000円
- S:30,000円(税込)
- SS:25,000円(税込)
Amazon
- 特注:???
- M:40,000円(税込)
- S:35,000(税込)
・・・公式ショップの方がちょっと安い!

折り畳み対応は?
ちなみにこの卓カバーはただ被せるだけなので折り畳み式には対応していないとのこと。
折り畳み派の人は、テーブル状態として使う際に利用しましょう。
・・・ジャストフィットしてるから割と落ちないです。
ぐらつきや傷つきは?
この卓カバーはただ被せるだけではあるものの、ぐらつきはそんなに起こらないそうです。
というのは卓の形状は基本的に正方形で、かつサイズも卓に合わせてほぼジャストサイズで作られているため。
またゴムクッションを間に挟むこともできるそうで、(そのまま使っても特に問題はないそうですが)気になる人はそれを使って卓の表面をガードすることも可能です。
こんな人におすすめ
結論としてこんな人におすすめというターゲット層は以下の通り。
- 専用の卓カバーのない全自動卓を利用している
- おしゃれなダイニングテーブルを利用したい
- 全自動卓を収納せずに全自動卓感を消したい
こんな人にとって本卓カバーはおすすめです。
手積みでいうと、ドッペルゲンガーのシークレット麻雀卓などと近いコンセプトですね。
部屋を麻雀色に染めたくない人はぜひどうぞ。

麻雀卓カバー、実際に作ってみた感想!
ニルさんより1つ頂けることになったので、実際にうちのAMOSJP2に装着してみました。
到着時、デカさにびびる
まず最初到着したときの感想としては、
「え、全自動麻雀卓が送られてきた!?」
でした。
考えてみれば当然なのですが、卓カバーは卓よりも大きいです。
この商品は組み立てられた状態で来るため、玄関を片付けておくなどをしておく必要があります。
サイズに関していうと実際に届くサイズは
卓→卓カバー→卓カバーの入った段ボール(⇦これが来る)
の順で一回りずつ大きいので注意しましょう。
一回り大きい↓
組み立てはないので楽
続いては箱から出して組み立てかーと思っていたのですが、この商品は箱から出したらそのまま使えます。
なのででっかい箱をカッターとかで切るだけでOK。
ちなみに重さは10kgくらいはあって決して軽くはないですが、サイズに対する比重で言うと比較的軽いです。
パワー不足の自分でも持てなくはないレベルなので一人でも作業可能といえます。
装着も楽
続いては卓への装着ですが、これも簡単でした。
サイズは一回り大きいくらいなのでカポっとすれば完了です。
折り畳みVerの場合でもそのまま付けて、その後卓を傾ける(水平にする)ことも可能でした。
内側はこんな感じ↓
色合いが外側はちょっと暗めに作られてて渋いです。(内側が一般的な木材の色)
圧倒的木感!
完成したときの感想としては、
なんだこれめっちゃ木やんけ!(いい意味で)
でした。
縦状態↓
横状態↓
よもやこれ誰が全自動卓と思おうか(いや、思わない)
みたいな感じで驚きました。
同じく木製の牌・オバマージャンとの相性は抜群
これは余談ですが、木製の麻雀牌と組み合わせてみたらいい感じでした。
ちなみに卓のサイズで言ってもAMOSJP2では入りきらなかったこの牌が、カバーをつけることで14個(ぎりぎり)入るようになりました。
なので木製卓で木製麻雀をしたい人はこのカバーを使うと良いでしょう。
牌が欲しい人は以下の記事をどうぞ。(1個1000円弱、全セットで10万円くらいです。)
感想はここまでです。
思ったより擬態性能が高くて、かつ折り畳みとかもいけたのでめっちゃ満足しています!

作業用デスクとしては足が入らない問題もあったが・・
ちなみにこんな人はいないかもですが、リモートワーク用のメインデスクトして全自動麻雀卓+この木製カバーでやっている人(自分など)は、以下に注意。
足が入らない
どういうことかというと、全自動卓って一般の机よりも厚みがあって、そのため(カバーをつけるとより)机の下に足が完全には入らないんです。
(入れようとして椅子を下げると肘の角度が90度にならない)
っていう話をニルさんに何かの折にしたところ、
じゃあ手積み卓用のカバー作りますよ!
となって、手積み卓のぽけっとのカバーを特注で作ってもらいました。
従来のと比較するとこんなに薄い↓
ニルさんは職人なのでいえば割とやってくれます。ご参考までに!
AMOS公式ショップでの販売も開始!2022/12〜
ちなみにこちらの木製卓カバーですが、AMOSシリーズで知られる大洋技研社のAMOS公式ショップでも販売が開始しています。(AMOSJPシリーズに適すS、Mのみ)
逆にニルさんのAmazon出店は取りやめになっているかも(オーダーメイドなのでAmazonの無在庫禁止に引っ掛かるかもらしい)なので、もしなかった場合はAMOS公式ショップも当たってみてください。
(AMOS公式ショップはAmazon、楽天、Yahooなどにもあるけど、2022/12/1現在では、自社ショップのAMOS公式のみで出ている。そのうち出るかも)
動画撮らせてもらってきました↓
株式会社ニルさんはシルクスクリーンプリントもある
株式会社ニルさんのその他PRしたいものは?を聴きました。
シルクスクリーンプリントというのは、版画のように任意のデザインをTシャツやトートバックなどに印刷できる技術のこと。
1色刷り、2色刷りというように色を重ねてデザインできる点が特徴です。
これがニルさんの設備を使えば、版画代5000円、その他経費込みでも7000~8000円くらいから利用できます。
SUZURIなどのオンデマンド印刷サービスでもシルクスクリーンはなかなかないので、差を付けたい人はぜひニルさんに頼んでみてはいかがでしょうか。
そんな感じです。
卓カバーについては、専用のカバーがない安価なやつを使っている人にとっては、唯一無二といっても過言ではないサービスですね。
全自動卓は置きたいけど、おしゃれな木目調のお部屋も捨てきれない・・
という人はぜひ木製卓カバーを頼んでみてください。
では今日はこの辺で。良い麻雀ライフを!
