すごいゲスト規模で開催される謎多き麻雀大会「【オール東京】麻雀チャンピオンシップ2022」について解説します。
(2024年からは「オールジャパン」という名称になったのでそちらも併せて解説します)
これです↓
Mリーガー11名を含む有名プロ50人が参加ってすごいですね。
すごいんだけど謎が多くていまいちわかっていない人も多いと思います。
(自分もわからなかったので調べました+組合長に聞いてきました!)
以下で詳しく見ていきましょう。
最新情報
- 2024年 「オールジャパン」に改名!(内容は大体同じ)
- 2022.5.9 予選申し込み開始
- 2022.8.7 本戦開催!見学に行ってきたので様子を追記しました
目次
ALL JAPAN麻雀チャンピオンシップ2024とは?
2024年から名前が変更になり、「ALL JAPAN麻雀チャンピオンシップ2024」となりました。(元々はオール東京だったのがジャパンになりました)
大きな変更点はないのですが、
- ゲストの数が少し増えた
- 会場が一部東京以外も増えた
- グッズ物販ブースなども行われる
- 子ども(U-18)の部も開催される
などが違いとなります。
U-18は予選なし↓
あとは会場が新宿のZOOではなく、「東京都立産業貿易センター 台東館 7F」というホール的なところになって、卓はAMOSJOYが送られてくる模様。
日程などは以下のとおり。
大会名 | 「ALL JAPAN麻雀チャンピオンシップ2024」 |
主催 | 東京都麻雀業協同組合 |
運営 | ALLJAPAN麻雀競技大会実行委員会 |
日程(本戦) | 2024/7/15(月・祝) |
会場 | 東京都立産業貿易センター 台東館 7F |
予選会場などは以下の公式サイトをご覧ください。
一番最後は7/6まで予選やってるみたいです。
以下では共通部分としてオール東京2022の頃の様子を元に、どんな経緯で始まった大会なのかとかを解説した内容を記します。(ここまで2024追記分)
オールジャパンはこちらの記事を参照ください。
>>オールジャパン麻雀チャンピオンシップとは?
【オール東京】麻雀チャンピオンシップとは?
まずは概要です。2022年版をベースで解説します。
大会名 | 【オール東京】麻雀チャンピオンシップ2022 |
---|---|
時期 | 予選:令和4年5月上旬~7月中旬 本戦:令和4年8月7日(日曜) |
主催・運営 | 東京都麻雀業協同組合・東京都麻雀段位審査会(主催) オール東京麻雀競技大会実行委員会(運営) |
協力 | ㈱スリーアローズコミュニケーションズ、麻雀王国、月刊麻雀界 |
場所 | 一般予選 東雀協加盟店舗 本大会 新宿ZOO大ガード店 |
ゲスト | 有名プロ50人 |
参加方法 | 予選で上位25%の成績を残すと本戦に出られる (店舗での応募とネットでの予選応募がある) |
主催・運営
主催は東京都麻雀業協同組合(組合)と東京都麻雀段位審査会(組合の大会部門)です。
つまり東京の組合主催の大会(高橋さん主催)と捉えておけば大体合っていると思います。
本戦は最大200人の選手が集うので大型店のZOO新宿大ガード店で、予選は組合加盟店舗で行われます。
予選と本戦のルール
ルールは「健康マージャン公式ルール」です。(赤なし一発裏ありのルール)
予選については
●店舗予選…予選4回戦、上位25%が勝ち抜け
●参加費…一人6,000円
本戦については
●ゲストプロ50名、勝ち上がり選手150名による大会
●11時集合、17時終了予定
●参加費…一人8,000円
●大会の様子は生配信予定
となるようです。店舗予選は何度開催しても良いとなっていたので、勝ち上がり選手150名が決まるまで繰り返される感じになると思われます。
(ポーカーみたいなイメージ?)
上位25%なので何度も予選に行けば意外と勝ち上がれそうですね!
本戦の配信あり
本戦参加者も200人いて1日予定。
大会の様子は配信されるそうですね。(すごいわちゃわちゃしてそうですが)
有名プロ相手に配信卓で良い勝負ができたら一気に名をあげることができそうなので、有名になりたい人は予選を何度もトライしてみるのはありかも。
これ↓
参加方法
参加方法は
●予選参加者については、店舗での募集とネットでの募集を調整して行う形になります。
●予選開催希望店舗は、申込書に開催日時や定員等記入して事務局までお送りください。
と書かれており、店舗またはネットで応募となるようです。
まだ予選会場店舗が決まっていないかもですが、そのうち詳細が出たら追記します。
出ました↓
- MAP新橋2号店・5月22日(日)11時開始
- ねこポン・5月28日(土)11時/17時2部開催
- MAP吉祥寺店5月29日(日)11時
- 雀友倶楽部・6月5日(日)9時
- 新雀荘・6月12日(日)12時
- MAP蒲田店・6月19日(日)11時
- まーすた下北沢店・6月26日(日)17時
- まーすた王子店・7月2日(土)12時
- オヤガー・7月3日(日)12時開始
- 麻雀エース・7月10日(日)11時
- 柳勝どき店・7月10日(日)11時
- ガラパゴス高田馬場店・7月18日(月・祝)17時
- ぷろす・7月24日(日)12時
会場募集あり
予選は「組合加盟」の雀荘で行われます。
具体的な店舗については募集中とのことで、おそらく組合の集まりなどで周知がなされているのではないかと思います。(東京のみ?)
→その後、東京の各地で予選が開催された!
東雀連のサイトには以下のように書かれていました。
◆予選開催について◆
●この大会の予選会を開いてくれる店舗を募集します!●予選期間は5月~7月下旬まで。一店舗で何度開催して頂いても構いません。
●参加費6000円のうち、3000円が会場費で、残りの3000円は事務局に運営費とし
て納めて頂きます。但し麻雀組合未加入店舗は、2000円が会場費で4000円を運営
費として納めて頂きます。
●会場費の3000円については、その範囲内においてゲストの費用に充てるといったこ
とは構いませんが、参加費は一律で6000円になります。
●予選参加者については、店舗での募集とネットでの募集を調整して行う形になります。
●予選開催希望店舗は、申込書に開催日時や定員等記入して事務局までお送りください。引用元:http://tojankyo.com/330/
ネットか店舗での応募となります。
麻雀チャンピオンシップ2022の有名プロゲストまとめ
ゲストをまとめます。
50人の有名プロ(Mリーガー11名を含む)が参加します。
ゲスト参加プロ一覧(当日版)
◆Mリーガー
- 堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ・日本プロ麻雀協会)
- 渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ・日本プロ麻雀協会)
- 多井隆晴(渋谷ABEMAS.RMU)
- 日向 藍子(渋谷ABEMAS·最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 松本 吉弘(渋谷ABEMAS・日本プロ麻雀協会)
- 小林剛 (U-NEXT pirates・麻将連合
- 瑞原明奈(U-NEXT pirates最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 鈴木たろう(赤坂ドリブンズ・最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 園田賢(赤坂ドリブンズ・最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 丸山奏子(赤坂ドリブンズ・最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 村上淳(赤坂ドリブンズ・最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 松ヶ瀬隆弥(EX風林山.RMU)
◇元Mリーガー
- 朝倉康心(元U-NEXT pirates最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 石橋伸洋(元U-NEXT pirates最高位戦日本プロ麻雀協会)
◆最高位戦日本プロ麻雀協会
- 新井 啓文
- 石井 あや
- 梶 梨沙子
- 河野 直也
- 小宮 悠
- 菅野 真由
- 高島 芽衣
- 塚田 紀
- 松田 麻矢
- 与那城 葵
◆日本プロ麻雀協会
- 秋瀬 ちさと
- 上田 唯
- 大浜岳
- 加藤 利奈
- 涼宮 麻由
- 田口淳之介
- 橘 あづさ
- 綱川 隆晃
- 都美
- 夏目 ひかり
- 長谷川 栞
- 陽南 まこ
- 豊後葵
- 松嶋 桃
- 三浦 ももこ
- 水口美香
- 水瀬夏海
- 皆実絢音
- 宮崎 和樹
- 柚花 ゆうり
- 柚月 彩那
◆RMU
- 彩世 来夏
- 小條 薰
- 白田 みお
- 仲川 翔
◆著名人
小林 美沙
◆総合司会
金太賢(日本プロ麻雀協会)
◆MC
- ようへい(日本プロ麻雀協会)
- 中山百合子(日本プロ麻雀協会)
- 安達 瑠理華(最高位戦日本プロ麻雀協会)
- 里中花奈(RMU)
・・・当日になって少し増えている感じがします!
全員名前出ました↓
GWは都内の麻雀店も盛況だったようで、活気を取り戻しつつありホッとしております。さて、8月7日開催の【オール東京】の予選申し込みを開始いたしました。また、50名のゲストプロを発表させて頂きます!この華やかな舞台に立つために、是非各店舗の予選会にチャレンジにして頂ければ幸いです。 pic.twitter.com/dkh6r70nk6
— 東京都麻雀業協同組合 (@Tojankyo_O) May 9, 2022
連盟のプロは(大会規模的に?)いないみたいです。
えーっと連盟のプロはー、
いないのかー😱😂 https://t.co/yon77cIfvp— ケンタ (@ken30th) April 19, 2022
麻雀チャンピオンシップの予選会場(雀荘一覧)
予選会場店舗もでて次第追記します。
一覧が2022/5/9に出ました!
◆予選店舗(2022)
- MAP新橋2号店・5月22日(日)11時開始
- ねこポン・5月28日(土)11時/17時2部開催
- MAP吉祥寺店5月29日(日)11時
- 雀友倶楽部・6月5日(日)9時
- 新雀荘・6月12日(日)12時
- MAP蒲田店・6月19日(日)11時
- まーすた下北沢店・6月26日(日)17時
- まーすた王子店・7月2日(土)12時
- オヤガー・7月3日(日)12時開始
- 麻雀エース・7月10日(日)11時
- 柳勝どき店・7月10日(日)11時
- ガラパゴス高田馬場店・7月18日(月・祝)17時
- ぷろす・7月24日(日)12時
引用元:https://twitter.com/Tojankyo_O/status/1522469692367024128
オール東京2022の試合結果!優勝は・・
2022/8/7に開催されたので結果を追記しました。
優勝は黒川さんでした!おめでとうございます!
(ちなみに8位までは沖縄の大会に出られる)
以下、全結果です。
東雀連組合の公式Twitterで発表された↓
『オール東京麻雀チャンピオンシップ2022』本戦にご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました!
皆様のご協力のお陰でご参加の皆様も配信でご覧頂いた方も盛り上がる大会にすることができました。本日の成績表をアップ致します。
ご入賞された皆様、誠におめでとうございます!! #オール東京 pic.twitter.com/Mm1xevOPGJ— 東京都麻雀業協同組合 (@Tojankyo_O) August 7, 2022
オール東京、本戦大会当日の様子をレビュー!
本戦に見学に行けることになったので、大会の様子をレビューしていきます。
(見学の予定だったのですが急遽辞退者が出たとのことで、自分も当日黒子として少し卓に入っていました)
会場、大ガードが満員に
まず驚いたのが会場の熱気です。
zooの新宿大ガード店って禁煙喫煙でそれぞれ20卓ずつくらいある超大型店舗なんですが、当日はその会場が貸切でした。
両フロアとも会場↓
総勢200人の大会って自分は初めて見たのですが、こんなにいるもんなんだ!とびっくりしました。
感染対策の徹底
社会情勢的に感染対策はかなり力を入れている印象でした。
具体的には、
- ゲストとの写真撮影禁止
- 対局中、水分補給以外でのマスク外し厳禁
- 入り口での検温と消毒
- 各卓にアルコール消毒スプレー常備
などです。
解説の金プロからも開会式で「飲食中にロン等の発声をしたくなった場合は、一度マスクをしてからお願いします」と注意(半分冗談)が入るほどでした。
実際参加された方は186名(スタッフ除く)と200人の想定からキャンセルが14名出ていました。
その関係もあり、本来取材(見学)枠だった自分が黒子になるなど、運営部は臨機応変に対応していました。
プロが多すぎてもはやわからない
上の図の1/4はゲストプロです↑
この大会の肝となるのはゲストプロの豪華さです。
ゲストだけで50人のプロ(もしかしたら一般参加者の中にもプロがいるかも)が参加しており、参加者の1/4がトッププロです。
アマチュアの参加者も店舗予選を勝ち上がってきた猛者ばかりなので、プロとの面識がある人も多く、ところどころで「よー、久しぶり!」みたいな会話が行われていました。
で、業界の人脈が狭めな自分としては、「もはや誰がプロなのかわからない・・!」と思いました。(めっちゃ話している人いるな?と思ったら多井プロだった等)
それぐらいいっぱいプロがいるので、プロとがち対局を!と思っている人はぜひ来年目指してみてはいかがでしょうか。
対局中はエンドレスでYoutube中継+ゲスト紹介
対局が始まると、司会の金プロはYoutube中継ブース(1卓がそんな感じになっている)に移動、対局の様子を中継します。
カメラ班が別でおり、対局の様子を映しながらそれを解説していくというスタイルでした。
それと合わせてゲストの紹介が順次行われていました。
(ゲストは全員対局中のため、打ちながら紹介を受ける)
で、この際のゲスト解説ですごいなと思ったのが、この解説がずっと終わらないことです。
50人もいるため、エンドレスで解説が行われ、BGMのようになっていました。
また、休憩時間を使って、それぞれのゲストの紹介も行われており、そちらも全4戦中、3戦目終わりの休憩時間になってもまだ全員の順番が回り切っていないような感じでした。
(自分は3戦目まで見学していたのでその後はわかっていない)
実況・解説の中継付きの大会ってあまりないので、そういった意味でも面白かったです。
景品は沖縄大会出場権+NASPAニューオータニ
ちなみにこの大会に勝つと、名誉だけなく、景品ももらえます。
具体的には、
- 美ら島おきなわ文化祭2022 全日本健康マージャン交流大会の出場権(8位まで)
- NASPAニューオオタニの無料宿泊券(麻雀部屋?)
- トロフィー
です。どれもかなり欲しいですね。
トロフィーもあり↓
プロの方も景品狙っていきます!と公言している人も多く、ガチな戦いとなりました。
NASPAへ自腹で行こう↓
対局は真面目だけど少しの会話あり
対局については赤なしの競技寄りの大会ということもあり、基本的には静かに進行していました。
ただ、卓によっては多少会話があるところもあったり、休憩時は卓内で談笑しているところも多く、和やかな雰囲気でした。
プロアマ混合ということもあり、チョンボ等の裁定で運営が呼ばれる場面もちらほらありましたが、各卓にプロが1人ずついることもあり、揉めている卓は見当たりませんでした。
(少なくとも自分のいた方のABブロックエリアではごねてる人などはいなかった)
あまり会話をしないように、という周知があったので、今年は特別かもですが、全体としてかなり良い雰囲気の大会だなと感じました。
(ガチだけど鉄火場みたいにはなってなかったため)
会場のレベル感としては、打つのがめっちゃ遅いとか、なんか変なマナーの人とかはほとんどおらず、一定以上のレベルで打てる打ち手ばかりの印象でした。
2023年度と2022年度大会の違い
2023年度大会も見学(兼取材兼手伝い)に行ってきました。
前年度(2022年)との違いとしては、マスクの着用が義務ではなくなった点(半分以上がマスクなしでした)、同卓プロと写真やサインをお願いしたりができるようになった点などが挙げられます。
会場についても、大ガード店がリニューアルしてさらに広くなったので、204名の参加(変わらず)で運営スペースや配信スペースなどが広くなった感じでした。
あと、2023年度はドタキャンが全くなく、遅刻者も数名程度だったそうです。(2022年度は社会情勢もあり、キャンセルが多かったそう。2022年は自分もふらっと取材に行ったら、人が足りないから黒子入ってくれと言われるなどをしました。)
予選を勝ち抜いた雀士は意識が高い+ちゃんとしてる方が多いのかなと思いました。
終わりに。すごい大会でした!
いや、なんかすごい大会でした。
プロが集まると場が締まるなと思いました。
2022年は大盛況だったのでおそらく来年以降もあると思います。
ここまで読んでくれたあなたも、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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取材系記事はかなり気合を入れて書いてるのでよければ読んでいってください。
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