麻雀発祥の地、中国。
麻雀が盛んな国というイメージがあったが、実はそんな中国では麻雀ゲームの規制が始まっている。
中国の新しいビデオゲーム規則では「血」「死体」「麻雀・ポーカー」「ポルノ」が禁止される – GIGAZINE
…麻雀とポーカーは許してやって、と思う。四天王の一角にするには毛色違うやんけと。 https://t.co/I7pNPcU0Tn
— たkる@麻雀グッズ研究所 (@majyanyohinlabo) July 13, 2020
今日は中国と麻雀の規制についての話をしていきます。
昔から中国では麻雀は規制されがち「傾国の遊戯」として毛沢東も危惧!
まずは前提としての中国での麻雀の扱いについてです。
中国発祥と聞くと4000年くらいの歴史がありそうに感じる人も多いかと思いますが、近代的なルールの麻雀が始まったのはここ200年ほどの話と言われています。
※ちなみに麻雀の日本渡来は明治四三年とされている。当時、カラフトの大泊中学校の教頭であった名川彦作輸入されたそう(『現代娛楽の構造』より)
とはいえ、その後の麻雀は、ヨーロッパにおけるビリヤードなどと同様に、面白すぎて人を駄目にするもの!として規制の対象になったりもしています。
具体的な例で言うと、毛沢東は自身も麻雀の愛好家で、革命家時代には、官憲の目をのがれるため麻雀に託して農民運動の組織の会合を開いたと伝えられていますが(『貝塚茂樹著作集: 孫文と毛沢東』より)、
ただ、指導者になってからは一転、「傾国の遊戯だ」として麻雀を禁止しています。
※しかし、その裏で麻雀牌の輸出では設けていた模様。(『タレントその世界』より)
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そんな感じで麻雀はわりと規制されがちなゲームです。
2019年の中国での麻雀・ポーカーゲームの規制強化について
とここまでが歴史の話で、ここからは最近の話となります。
これは先日、自分がどこかから見つけてきた記事なんですが、2019年から(麻雀を含む)不適切ゲームの規制が強まっているという内容です。
中国の新しいビデオゲーム規則では「血」「死体」「麻雀・ポーカー」「ポルノ」が禁止される – GIGAZINE
…麻雀とポーカーは許してやって、と思う。四天王の一角にするには毛色違うやんけと。 https://t.co/I7pNPcU0Tn
— たkる@麻雀グッズ研究所 (@majyanyohinlabo) July 13, 2020
この規制により、麻雀・ポーカーなどのゲームは中国国内では認可を取ることが難しくなり、事業者たちは別のビジネスへの転換を余儀なくされることに・・・。
この規制の背景としては、ギャンブル・暴力への露出を減らすため、みたいなことを記事の中では書かれていましたが、実際のところは不明。
ただ、その結果として、中国国内では麻雀ゲームが出てこなくなり、比較的規制の緩い日本のオンライン麻雀ゲームへ中国・台湾などの中華圏のユーザーが殺到しているのかもしれませんね。
余談ですが雀魂が日本でリリースしたのも2019年5月で、時期的にはこの規制の直後だったりします。(もしかしたら元々は中国リリース予定だったのが日本へ亡命してきたのかも?)
2020年にはリアル麻雀の粛清もあった模様・・
さらに2020年になると、社会情勢が不安定だったこともあってか、人が集まる場を作らないという目的で、警察官が麻雀卓をハンマーで破壊するなどの場面も出てきています。
あとは普通に違法賭博として取り締まられることも↓
そのため、中国の麻雀ユーザーたちは2019年にネット麻雀を規制され、2020年にはリアル麻雀の場をも奪われと打つ場所を完全に失ってしまったものと思われます。
恐らくリアル麻雀の粛清は一過性のものかと思いますが、そんな感じで、麻雀の本場中国では、今麻雀打ちは辛い反応を受けています。
なので、雀魂をプレイしていてちょっと動きの遅い海外勢がいたりしても、まあ現地も大変なんだろうなぁという思いを持って広い心で受け入れていくと上品な打ち手になれるのではないでしょうか。
そんな感じの締めでお茶を濁す。終わり。
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