本記事では打つのが遅いのが悩み、あるいは打つのが遅い人に困っているという人に向けてその原因と対策について解説します。打牌スピードはトレーニング次第で改善可能です。
突然ですが、皆さんは打つのが早い方ですか、それとも遅い方ですか。
麻雀を楽しんでいればどちらでも良いとお思いかもしれませんが、打牌スピードが大きく違う人同士が打つと両者がストレスを抱える原因にもなりかねません。
なので遅いよりは速い方が良いし、打牌が遅いという理由でトラブルに巻き込まれることもありえます。
そこで今日は、
- 打牌が遅いと何故いけないのか?
- どんな打牌が遅いと怒られがちなのか?
- 打牌が遅い場合はどうすればいいのか?
といった点について解説していきます。
目次
打牌が遅いのは仕方がない、初心者なら
まず前提ですが、初心者の打牌が遅いのはある種仕方がないことです。
慣れていないからです。初めから爆速で打っても上達はしません。
もしも初心者が打牌が遅いとイライラする上級者と同卓してしまった場合、それはリサーチ不足と人選ミスです。
仕方がないといえます。
しかし、初心者ではなくても遅い人は遅い。これは改善が必要です。
どのくらいから打牌スピードが遅いと言われるのか
じゃあ、打牌が遅いってどのくらいから遅い扱いになるのか?
これは相対的な話になります。
もし1周の回り方が、
タン、タン、タン、・・・・・・・・・・タン
とかなら4人目は完全に遅いです。
ただ、
・・・・・タン。・・・タン。・・・・・タン。・・・・・・タン。
くらいのペースならそんなに遅くないです。
要はリズムが崩れるほどに遅いと感じます。もしも仲間内で自分だけ打牌スピードが遅いとしたらそれは改善が必要です。
打牌が遅いと何故悪いのか?3つの理由で解説
続いては打牌が遅いと何故怒られるのか?という話について解説します。
「別に自分のツモ番なんだからゆっくり考えて何がいけないのか」
と思う人もいるかもですが、これは以下の理由によります。
- 他の3人の時間を奪っている
- 時間効率あたりの麻雀効率を下げている
- 均等な場代に対して不公平感が生じる
それぞれ解説していきます。
他の3人の時間を奪っている
待ち時間にあなたが10分遅れて3人を待たせたら合計30分が無駄になる。
そんなニュアンスです。
考えるならツモ番でない待ち時間に考えてくれ、という話になります。
時間効率あたりの麻雀効率を下げている
二つ目の理由は効率の面です。
麻雀はとかく時間がかかるゲーム。
そのためなんとか効率良く打てるようにと、ボードゲーム界では類を見ないほどの自動化の工夫がなされています。
そんな中、打牌が遅い人がその効率化した時間を食いつぶせば、本末転倒。
せっかくのみんなの努力を無駄にする、そんなKYさが非難の的となります。
均等な場代に対して不公平感が生じる
3つ目は場代の不公平感です。
自宅で打つ場合はそうでもないかもですが、雀荘の場合はセットでは時間単位いくらという課金スタイルです。
なので1時間のうち例えば一人が30分間長考していたとしても値段は割り勘。
カラオケで連続3曲入れるようなそんなところが打牌が遅いことで生じます。
打牌スピードが遅くても許される場合と許されないケース
とは言え、打牌スピードが遅いからといって、必ず怒られるかといったらそうでもありません。
上級者であっても切羽詰まった場面とか、手が難しい場合などでは、長考をすることはあります。
ただ、じゃあいつでも許されるかと言えばそうではなくて、許される長考とそうでない長考があるのです。
その違いを以下で解説していきます。
1:許される長考
まずは許される長考です。
- 切羽詰まったオーラスで点差が微妙な場面など
- 急なリーチにより状況が変化したとき
- メンチンで多面張が予想されるとき
こんなときはちょっと失礼しますといって長考しても、まあそこまで目くじらを立てられることは少ないです。
2:許されない長考
一方で許されない長考というのもあって、それは以下のような場合
- 序盤での長考
- 毎回長考
- そもそもツモのモーションが遅い
あとは、鳴きを入れた後に切る牌を長考するというのもギルティーです。
鳴くなら切る牌決めとけよ!という話になるからです。
打牌が遅い人はどうすればいいのか
上の点は意識しているものの、
それでも打牌スピードが人よりも遅いんだけどどうすればいいのか?
という人もいると思います。
そんな人におすすめなのが以下の3つの方法です。
- 待ち時間に困るツモを考える
- ツモのモーションを洗練させる
- 何切る問題をする
- 小手返しを行う
それぞれ説明します。
待ち時間に困るツモを考える
まず一つ目として、待ち時間にツモのパターンを考えておくというのは有効です。
極論で言えば34種類のツモしかないわけで、その全パターンをあらかじめ予測しておけばどんなツモが来てもノータイムで切れます。
実際にはそこまで全部考えなくとも、微妙なツモなんていくつかしかないと思うので、それを考えておくだけでだいぶ時間は短縮できます。
ツモのモーションを洗練させる
2つ目はツモのモーションを洗練させることです。
待っている側からしたら前の人の打牌が終わってから、あなたのツモ番が終わるまでの時間が待ち時間となります、。
自分としては手牌にきてから2秒くらいで切っているつもりでも、手牌に持ってくるまでに2秒、切るのに2秒かかっていたとしたら、計6秒です。
なので、より考える時間を長く取りたい場合には、ツモってくるスピード、切るときの牌のスピードを上げることで全体としての時間短縮が可能です。
具体的にはツモ牌を手牌の中に入れない、ツモ山に手を出すスピードを上げるなどが良いかなと思います。
何切る問題をする
ちょっと形が難しくなるとすぐ長考をしてしまう・・・という人は何切る問題を1冊解くのがオススメです。
何切る問題というのは、麻雀で頻出の型を100問とか200問とかまとめた問題集で、これを解くことで「あ、知っている形だ」となってオートで解ける形が増えます。
おすすめはウザク本です。
清一色が苦手な人はメンチン何切る本とかバンブー麻雀をプレイしたりして対策しましょう。
小手返しを行う
3つ目はこれは心理的な話になるのですが、小手返しを行いながら考えるというのも一つの手です。
同じ時間を長考している場合でも腕組みして「う~ん」とやっていると待っている側はかなり長く感じます。
一方で、右端の牌をくるくるしながら考えているとそちらい注意が行くのでちょっとだけ短く感じます。
パソコンとかゲームでもロード中に何かがくるくる回っているエフェクトが出ることがありますが、これも一種の待ち時間短縮効果を狙ったものなのかなと思います。
麻雀の長考不公平問題を解決する回転寿司麻雀卓を考えてみた
これは完全に与太話なんですが、リアル麻雀での長考問題を解決するアイテムを考えてみました。
これはどんな麻雀卓かというと、
回転寿司のようにツモが回って来て、皿が行ってしまうまでに切らないといけない
というもの。
鳴きに関しても皿のエリアによって、ポンとチーを区別します。
これによって従来の課題であった
- 鳴きがかぶる問題
- 長考のペナルティがない問題
を解決できます。
※なお、このテーブルの開発は特にどのメーカーでも進んでいない模様…!
終わりに!打牌スピードは出来るだけ速い方が良い
ここまで待ち時間と打牌スピードの上げ方のコツを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
まあ、無理に早く打つ必要はないかなと思いますが、遅いよりは速い方がいいかなとも思います。
時間がなくて対局を早めなくてはならない時とかもあるかと思いますので、ぜひスピードアップを心がけていきましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!