麻雀戦術本の中のカテゴリーの一つに何切る本というテーマがあります。
これはいわゆる実戦問題集のような感じで、ふつう14枚の手牌が描かれていて「何を切るのが最適か」という問題に解答していくことになります。
ただ何を切れば最適か?という判断は著者に任されている面もあり、意見が割れることもしばしばあります。
じゃあ、誰の意見を聞けばいいのか?
そんな何切る本の中でも、ナンバーワンと呼び声が高いのが「ウザク本」です。
今日は2024年8月現在4冊の本が出ており、5巻目執筆中の噂もあるウザク本について、なぜオススメと呼ばれているのか、その理由とポイントを紹介していきたいと思います。
5冊目↓
目次
ウザク本とは何か。著者のG・ウザクとは何者なのか
ウザク本とは、何切るマニアのG・ウザクと麻雀ブロガーの福地誠の2人で書いている何切る本です。
メインはG・ウザク氏で、編集で福地氏が入っているような感じの体勢みたいですね。
このG・ウザクさんが自身のサイト上で取り上げてきた約1000問の何切る問題の中で、特に良いと思うものをまとめたのがウザク本というわけです。
すでに良問を選んでサイト上にアップしているのを、さらに激選しているのでかなり良問そろいなのが特徴です。
ただウザクさん本人は割と怖そうだから上級者以外は絡むとき注意が必要。
ダマテンおじさんって人かわいそう pic.twitter.com/Nr4do1pgAi
— おばあにゃん (@oba_nyan22) February 9, 2021
ウザク本が麻雀の上達にオススメな3つの理由
ウザク本がおすすめといわれる理由としては、以下の3つのポイントによります。
- 1.受け入れ枚数全て込み
- 2.問題の質
- 3.誤字脱字やミスがゼロ
それぞれ見ていきましょう。
ウザク本がすごいところ1:受け入れ枚数全て込み
まずウザク本のすごいところの一つ目は、考えられうる対抗の選択肢すべてについて、受け入れ枚数を書いてあることです。
なので、解説を見て「こちらの方が受け入れが多い」と書かれているときに、受け入れがわかるため「うん、確かにそうだな」と納得しながら読むことができます。
ウザク本がすごいところ2:問題の質
先ほども少し述べましたが、2つ目のメリットは問題の質がとにかく高いことです。
選び抜かれた1000問の中でさらに激選された300問ということで、基本的にはすべて必須問題ばかりとなっています。
実際に、一つ例を挙げるなら以下のような問題があります。
Q:以下の手牌で何を切るのが適切か
1123344m3445688s
…ぱっと見は8sを切ると7s受けがあって多そうですが、タンヤオを着ける1m切りのほうが柔軟かなー、と思ってページをめくると解答は1m切り。
よし!合ってた!
と思って解説を見ると以下のように書かれていました。
萬子が連続形なので1m切りでも8s切りでも枚数は同じです。そうでなくても1m切りですが、そこまで見えて正解です。
…あ、本当だわ。本当によくできてるなーと思う。
ウザク本がすごいところ3:誤字脱字やミスがゼロ
ウザク本のすごいところの3つ目は、誤字や脱字がまったくないことです。
実は著者のG・ウザク氏は過去に麻雀本6冊の編集・校正の実績のある校正の鬼!
自身の著作も完璧に仕上げてきています。
麻雀本は(近代麻雀戦術書シリーズとかだと特に)かなり読みにくいレイアウトの本とかも多いですが、ウザク本はレイアウトもよくて誤字脱字もないので見やすいです。
ウザク本の何切る理論
ウザク本では、以下の法則に従って何切るを回答していくこととなります。
◆ウザク本の3つの基礎理論
- 5ブロック理論
- 2ヘッド理論
- 1シャンテンピーク理論
それぞれ簡単に紹介していきたいと思います。
5ブロック理論
序盤などで「6ターツ形になったとき、瞬間的には6ターツ固定のほうが枚数的に有利ですが、最終的な受けが弱まるので5ブロックにする」という理論です。
メンツのない状態から最終形を考えるというのがウザク本特有の考え方になりますね。
2ヘッド理論
ヘッド候補は2つ用意するという理論です。
これにより縦に入った場合のヘッドレスをケアできて受け入れのロスを減らすことができます。
ちなみに、3ヘッドは枚数の受け入れが極端に減るので基本はしない方向です。
1シャンテンピーク理論
「もっとも受け入れが少なく、手が進むのに時間がかかる1シャンテンでの受け入れが最大になるようにすることでスムーズに聴牌できる」という理論です。
確かに1シャンテンの受け入れが悪いとなかなか聴牌できずに振り込みが増えてしまうので、この理論は重要!
3つの理論を駆使して最も受け入れの多い選択肢が正解!
他にも浮かせ打ちとか、迷ったら両面固定とか、色々と細かい理論はありますが、メインとなるのは以上の3つです。
これらの理論をもとに、受け入れ枚数が最大になるものを選ぶことがウザク本での正解となります。
ウザク本の読む順番は3冊目⇒赤⇒青!
ちなみにウザク本は現在3冊出版されていますが、この読む順番には注意が必要です。
というのも、出版年月日で言えば、
- 1.『麻雀 傑作「何切る」300選』(青本)
- 2.『麻雀 定石「何切る」301選』(赤本)
- 3.『ウザク式麻雀学習 牌効率』(緑本)
となっていますが、難易度が逆順なんです。
つまり難易度的には最も古い青本が一番上で、新しく出た『麻雀 定石「何切る」301選』(赤本)が真ん中、最も新しい『ウザク式麻雀学習 牌効率』がいちばん簡単なんです。
なので、出版日通り古いほうから読むと、難しすぎて無理!!となってしまう恐れがあるので、初級者の人は3冊目から読み始めるようにしましょう。
↓難易度高めの青本
難易度低めの赤本↓
三冊目↓
Kindle Unlimitedでもウザク本が読める!
ちなみにこのウザク本ですが、実はAmazonの月額定額制の電子書籍読み放題サービスであるKindle Unlimitedでも読むことができます。
初回30日は無料トライアルもあるので、実質もっとも安く読む方法はKindle Unlimitedと言えるかもですね!
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ちなみにKindleは端末がなくてもPCさえあれば、パソコンで読むことも可能です。
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ウザク本の4冊目「はじめの書」も2021年発売!
ちなみにそんな呼び声高いウザク本ですが、実は4冊目が刊行予定だと言うのです。
それが「ウザク式麻雀学習 はじめの書」と言うやつ。
タイトルからしてさらに初心者向けに寄せてきたのかな?と言う印象。
シリーズ累計5万8千部!今度は初心向け「1局何切る」!
麻雀本のベストセラーシリーズ「ウザク本」の第4弾は再び「何切る」。
普通の「何切る」とは違い、今回はテンパイまで手を育てていくという新方式(Q1から1枚捨て、新しいツモ牌を加えた状態でQ2が始まる形)。手牌を育てていく過程が追える、つまり強者の考え方が1局通して体感できる史上初のシステム。
ゲーム世代、健康麻雀層など初心者に刺さる内容になっています。
かと思ったら、奥行きのある何切る本とのこと!
現在トライアル受付中!(影響力ある人限定)
ウザク本4を宣伝として影響力のある人に配りたいのだが、誰に配っていいのやら?
わからないので自己申告制にすればいいのでしょうか?
「自分に献本するとメリットありますよ」って方、ご連絡ください。
※数に限りあり。本は発売前に届きます。
※ネタっぽいですが、ホントです。— G・ウザク@ウザク式何切るアプリ (@mjbook) January 22, 2021
予約受付中↓
新刊情報2024年にゴールドも発売
「ウザク式麻雀学習 何切る 金(ゴールド)」が2024年8月24日に発売予定。
難易度的にどこになるのかは不明。
場面によって思考を変化させる重要性を学べるウザク「何切る」シリーズ最新刊!
終わりに!ウザク本で麻雀の牌効率を飛躍的に上昇させよう!
ウザク本についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
なんか3冊目が出るのではという噂もあり、今後の動向に注目が集まっています。
まだ既出本を読んでいない人は3冊目が出る前にぜひ読んでおきましょう。
⇒三冊目公開されました!
ではまた。良い麻雀ライフを!
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