最近ウザク本のほかに『麻雀の二択』という本も出ていてそちらも読んでました。
こちらも個人的にはかなりよい本だなと思ったので、内容とか学びをまとめていきます。
『知るだけで強くなる麻雀の2択』の概要
本書は近代麻雀で連載のコラムを書籍化した『近代麻雀戦術シリーズ』の本となっています。
統計学を駆使した麻雀本をこれまで2冊刊行してきたみーにんさんと2018年に『セット麻雀必勝法』を刊行した竹書房の梶本琢程さんの共著。
リーチすべきか否か、押すべきか引くべきか、ワンチャンスか筋か、というような二択についてデータをもとに解説した一冊です。
テーマが面白い切り口のものが多く、かなり勉強になります。
以下では本書を読んでよいなと思ったポイントを紹介していきます。
麻雀の2択の魅力1:オリのコツが学べる
本書では、「4万点越えのプレイヤーが行ってきたリーチは67%が両面」とかそういうデータも豊富で、情報のないときのオリの道しるべを知ることができる点が魅力です。
同色の色が一枚も出てない場合の1-5では4が最も危険とかそういう謎のデータも色々知れます。
他にも、ちょっと情報がある場合の2択もあって、例えば「リーチ一巡前に6sが切られてリーチが入った場合」、自分の手の中で4p三枚見えのワンチャンスの3pと、スジの3sなら、スジの3sほうが安全みたいな情報も得ることができます。
麻雀の2択の魅力2:勝負手の型を最適化できる
本書ではオリだけでなく、攻めの2択についても学ぶことができます。
例えばダマ5800をどうするか、とか親リーに平和のみを追っかけるか、といった永遠の謎!みたいな課題についてデータをもとに検証して最適解を導いてくれている点がありがたいポイント。
他にも珍しいところとしては、ツモりスーアンコーの手をリーチするかどうか、という議論がなされています。
結論としてはツモり四暗刻はダマの方が良いみたいですね。
◆以前書いた参考記事
あがり系の論理思考
そして3つ目の魅力かなと思うのは確率やデータの考え方について学べる点。
自分自身が膨大な牌譜データを操れるデータサイエンティストでなくとも、論理的に導かれる算数レベルの思考のコツについて学べます。
例えば、待ち枚数が半分になっても和了率は半分にならない数学的な理由、カンが入った局面でのチートイツは裏乗る率34%まで上がるので有利など、そういった定性的に考える力が得られます。
論理的に考える手法の麻雀本↓
終わりに
ここまで『麻雀の2択』について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
データはもちろんあくまで平場の計算なので、局面ごとに判断していく必要はありますが、基本の考え方として知っておくとよい情報が満載の1冊です。
本書の情報を全てインプットすれば、長期スパンでの勝率が確実にアップする一冊だなと思いました。
長年のモヤモヤが溶けるかも!な作品でもあります。オススメです。
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