本記事では、麻雀牌のマンズ、ピンズ、ソウズに優劣はあるのか?という話を解説していきます。
麻雀をやっていると、たまにどうしようもない断ラス状態に陥ることがあります。
具体的には、自分が残り1000点とかでほかの3人が全員33000点のような状況です。
こうなってくると逆転するにはもはや役満を狙う以外にない状況ですが、そんなときは特に色の偏りがなければソウズを残すのが適切です。
その理由を以下で解説します。
目次
役満を狙うにはなぜソウズ残しなのか?
なぜソウズを残すべきかというと、緑一色(リューイーソー)があるからです。
公式に認められている役満のうち、萬子や筒子では作れず、ソウズのみで作れる役満として緑一色があるため、役満を上がろうと思う場合、ソウズを残しておくと少しだけ役満の確率をあげることができます。
この場合残すべきは、緑一色の関連牌である2ソウ、3ソウ、4ソウ、6ソウ、8ソウ、(發)の6種類となります。
Amazon:緑一色は殺しのサイン―麻雀推理 (1977年)
マンズとピンズとソウズの比較!昔は平等な役満数だった
なぜほかの色には役満はないのか。
その理由は確かではないのですが、由来の違いが原因の1つと言われています。
緑一色はアメリカ由来
緑一色は戦後アメリカの駐屯兵たちのルールから輸入したものといわれており、後付けのルールのためバランスがくずれた可能性が考えられます。
アメリカの麻雀のルールでは、(南北戦争など)役が多く、日本の麻雀の倍以上あります。
なので特に緑一色だけ浮いているということもないのかもしれません。
Amazon:麻雀の遊び方 How to Play Mahjong! Japanese and English! (English Edition)
ちなみに、正式には認められていないローカル役満としては萬子や筒子のテリトリーにある役満も存在しています。
筒子の役満「大車輪」
例えば筒子の2-8を2枚ずつで作る大車輪(ダイシャリン)という手は元々はピンズのみ可能な手だったそうです。
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大車輪は普通に作ってもドラなどとの絡みで数え役満になることも多いですが、ローカル役満としてカウントされています。
ソウズで作った大車輪を大竹林(ダイチクリン)として役満にするルールもあるそうですね。
萬子の役満「九蓮宝燈」
また、1112345678999+何かの形の「九蓮宝燈(チューレンポウトウ)」は、現在では全色で認められていますが元々は萬子のみ認められる手だったそうです。
他にも萬子には百万石(ひゃくまんごく)と呼ばれる(かなりレアな)ローカル役満もあります。
この手は「加賀百万石」とも呼ばれ、上がった時の手牌の萬の数の合計値が100以上の場合に適応されます。
カンは4つ数えることが可能であり、八萬、九萬をカンすることで和了率を上げるのが基本的な方針になります。
和了手の萬の数の合計がちょうど100の場合はダブル役満とするルールもあるそうです。
他にも中国麻雀ですが、紅孔雀なども萬子系列の役満ですね。
四暗刻や国士無双などのメジャー役満も忘れるなかれ!
現代麻雀では役満にはソウズがやや有利ですが、実際は四暗刻や国士無双などの難易度の低い役満を狙っていくことになると思います。
役満内での確率差がけっこうある↓
四暗刻も国士無双も難しいけど、絶対に役満が必要!という場合はぜひソウズを残してみてください!
緑一色分、ちょっとだけ役満確率がアップするはずです。
ちなみにソウズは盲牌がしやすく積み込みがしやすいという利点もあるみたいなので、手積みの心得がある人は合意の上でやってみるのもありかなと思います。
そんな感じです。ではまた。良い麻雀ライフを!