【麻雀役解説・タンヤオ】基本の概念は断捨離と同じです!あとサンドイッチに似てる

麻雀には全部で37の役があるといわれていますが、その中でも最も重要な役の一つであるといわれている役が「タンヤオ」です。

タンヤオというのは、1、9、字牌(ヤオチュー牌)を使わずに、2~8の牌のみで手牌を整えた場合に付く役となっています。

ヤオチュー牌を断つからタンヤオです。

概念的には、断捨離みたいな感じですね。

このタンヤオはシンプルですが非常に奥深い役でもあり、タンヤオを制すものは赤入り麻雀を制すといわれるほどです。

今日は、そんなタンヤオという役について見ていきたいと思います。

麻雀役タンヤオの成立条件!2〜8のみで作った手

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まずは、タンヤオの成立条件を見ていきたいと思います。

タンヤオの成立条件ですが、冒頭でも述べた通り、1、9、字牌(ヤオチュー牌)を使わずに2~8のみで手牌を作った場合に成立します。

イメージ図↓

具体的な例を挙げると、「五六七234②③④⑤⑧⑧⑧」のような手で②をツモればタンヤオをアガることができます

簡単ですね。

逆にすべてのメンツや頭にヤオチュー牌を一部使った役は「チャンタ」(123、789は可となる)、ヤオチュー牌のみで作った役は「ホンロー」(123、789は不可)となります。

このタンヤオですが、あまりにも簡単すぎるということで、ルールで鳴きが規制されている場合もあるので注意が必要です。

ここからはタンヤオの規制にまつわるルールについて説明します。

タンヤオに関わる規制!喰いタン、後付けのありありとなしなし

タンヤオを規制するルールは2つあります。

それが喰いタンと後付の有無です。

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麻雀の対局前によく「ありありルール」とか「なしなしルール」とか話し合っている人がいるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

そのときに話し合っているのが、「喰いタン」と「後付け」がありかなしかという点です。

それぞれについて説明します。

喰いタンとは鳴きタンヤオのこと

まずは喰いタンですが、これは鳴きを使ったタンヤオを認めるかどうかを指します。喰いタンありは鳴きを使ったタンヤオを認めるという意味です。

タンヤオはあまりにもシンプルな役なので、鳴きを認めると和了手の半分以上がタンヤオになってしまうこともあり得ますし、そうなってくると、ほかの役の手作りを楽しむことができなくなる!と考える人もいます。

これをよしとせず、タンヤオは面前手のみとするのが喰いタンなしルール、いやいや鳴きタンヤオのスピード感も現代麻雀の一部でしょ!として鳴き手を認めていこうとするのが喰いタンありルールです。

現代では、喰いタンありのルールが主流ですが、競技麻雀の一部の団体や主に西日本の麻雀では、喰いタンなしルールを採用しているところもあります。

後付けは片アガリありかなしか

次に後付けについてです。

これは、役が確定していない役を認めるかどうかを指します。

タンヤオに関して言えば、例えば以下の手、

「五六七234②③⑥⑥ ポン⑧⑧⑧」

では、①と④が待ちとなっていますが、①が来た場合はタンヤオではなくなってしまうため役がなくなり、④が来た場合のみタンヤオとなる手です。

こういう形のことを片方だけアガれる手として片アガリといいます。

後付けありならこの手は和了できますが。後付けなしのルールではこの手は和了できません。

後付けなしでどうしても和了したいときは、上家から出た④をチーして⑥を落としてから単騎をツモって行く必要があります。

この後付けのルールに関しても、現代ではほぼ後付ありが主流です。

タンヤオの特徴!メリットとデメリットについて

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では、タンヤオのルールについておさらいしたところで、ここからはタンヤオの特徴について考えていきましょう。

タンヤオはいわば諸刃の剣です。

正しく使えば、誰よりも早く和了できる一方で、使い方を間違えれば振り込みマシーンになってしまう恐れもあります。

まずは、タンヤオのメリットとデメリットについて確認していきたいと思います。

タンヤオのメリット

タンヤオのメリットとしては、以下の点が挙げられます。

・スピードが速い

・赤ドラを活かしやすい

喰いタンありの場合では特にそうで、例えばオーラス和了トップでとにかくすぐにアガリたいとき、とか、ドラが3枚あるけど役がないとき、とかにタンヤオがあるとスマートに手を作ることができるのがメリットとなります。

タンヤオのデメリット

一方でタンヤオのデメリットとしては以下の2点が挙げられます。

・防御力が低い

・読まれやすい

タンヤオは2~8の牌のみを使いますが、この2~8というのは横に広がりやすいところなので、誰にとっても有効牌である可能性が高いです。

タンヤオ中に他家からリーチが入ったりすると、安パイが一枚もない!ということにもなりかねません。なので防御力はあまり高くありません。

また、タンヤオは鳴きを入れると、手がかなり読まれやすいです。

2つ3つと鳴いていくと、もはやタンヤオ以外何の役もあり得ないというような状況も出来上がりやすいので鳴きを駆使する場合は注意が必要です。

タンヤオを使うべきときとそうでないとき

では、これらの特徴を踏まえたうえで、タンヤオを使いたいときと使うべきでないときについて考えていきます。

まず、タンヤオを使うべき場面ですが、これは手牌に2~8の牌が多いときや、とにかく早く和了したいとき、あるいは中張牌(2〜8)がドラのとき、などです。

逆に、タンヤオを使うべきでない場面としては、手牌に1、9、字牌が多いときや、大きなトップ目などで他家に振り込みたくないときです。

守りに入るときは攻撃は最大の防御として、とにかく前に出て先に和了してしまう手もありますが、まあ、あまり防御力の下がるタンヤオを使うべきではありません。(特に喰いタン)

また、タンヤオは3人麻雀ではかなり使い勝手が悪い役となるのでご注意ください。

なぜかというと、3人麻雀では、萬子の2~8を抜いているから。

なので、ヤオチュー牌の割合が4人麻雀より高くなっており、タンヤオは難しくなります。

さらに、三人麻雀では上家からのチーが禁じられているため、喰いタンのスピードも下がってしまいます。

3人麻雀では、4人麻雀では喰いタンを狙うような場面でも、ぐっとこらえて別の役を狙う、といった戦術も重要です。

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鳴きタンヤオの使い方!注意すべき3つのポイント

続いてはタンヤオを実際に狙っていく際の注意点を紹介していきます。

面前手は特に問題ないかなと思うので主に鳴きについて。ポイントは以下の3点です。

・タンヤオが確定できないところから優先的に鳴く

・ターツが足りてから鳴く

・1メンツを2つにするのもあり

それぞれ解説していきます。

タンヤオが確定できないところから優先的に鳴く

まず一つ目のポイントはタンヤオを確定できないところから優先的に鳴くということ。

これはどういうことかというと、778、23というように9とか1が入ったらタンヤオじゃなくなってしまう!というようなターツを先に鳴けという意味です。

基本的に外側のパイのほうが出やすい(必要としない)ため、この形が残ったまま聴牌するとフリテンになってしまう確率が高いので先に処理しましょう。

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ターツが足りてから鳴く

続いてはターツが足りてから鳴くという点です。

タンヤオは関連牌が多いのでターツがない状態から鳴いてもあとでくっつけばよくね?と思うかもですが、鳴けば鳴くだけ受け入れは狭まります。

なので、後は最悪鳴きだけで聴牌まで持っていける!というようなターツが足りた状態になってから鳴く方が有効です。

あと防御力的な面でもタンヤオはみんなが欲しがる牌ばかりを手に抱え込むため非常に脆弱で、そういった意味でもターツが足りてから鳴く方が無難です。

1メンツを2つにするのもあり(喰い伸ばし)

3つ目としてはどうしてもターツが足りない場合どうすればいいのかという点について。

これは1メンツを2つに分けてしまうというのも手です。

どういうことかというと、例えば以下のような形。

3456

4556

これは1メンツ+孤立牌と見ることもできますが、ターツが2つと見ることもできます。

345+6(メンツ+孤立牌) or 34+56(ターツ2つ)

456+5(メンツ+孤立牌) or 45+56(ターツ2つ)

なので1メンツ+孤立牌の形で鳴きをいれて、鳴きメンツ+ターツとすればターツを一つ作り出すことも可能!

意外と便利なのでターツが足りないときはぜひ使ってみてください。

タンヤオと相性の良い役と悪い役と複合不可な役について

続いて、タンヤオと相性の良い役とそうでない役を紹介していきます。

タンヤオと相性の良い役としては、面前の場合は平和、一盃口、三色など、食いタンの場合はドラ、三色などです。

◆タンヤオと相性のよい役

「平和(ぴんふ)」…メンツは順子のみ、アタマは役のつかない牌、両面待ちであると成立。鳴き不可。

・「三色同順」…同じ数字の順子(階段状のメンツ)を萬子、筒子、ソウズでそれぞれ作る

「ドラ」…1枚あるごとに1役になる牌。ドラのみでは上がれない

※リンクは詳細解説記事に飛びます

逆に相性の悪い役は、符を高く保ちたいトイトイや、待ち牌を端に寄せたい七対子などとなります。

タンヤオと相性の悪い役

トイトイ…すべてのメンツを刻子(同じ牌3枚)で作る

七対子…2枚ずつのペアを7セット作る

また、そもそもタンヤオと複合できない役は一通、チャンタ、役牌などです。

タンヤオと複合不可な役

一気通貫…萬子、筒子、ソウズのいずれかで123456789のメンツを作る

チャンタ…すべてのメンツとアタマにヤオチュー牌を含む

役牌…場風牌、自風牌、三元牌のいずれかを3枚集める

など。

複合するときはたくさん役が付きますが、そうでないときはタンヤオ単独!みたいになるピンキリさが特徴となっています。

タンヤオの影響力を下げるための特殊ルールについて

最後にそれでもタンヤオが強すぎる場合の、タンヤオ弱体化のための特殊ルールのアイデアを紹介していきます。

まずは先ほども少し書きましたが、サンマでは萬子の2~8がない分、タンヤオが狙いにくくなります。

また、それ以外でも特殊ルールを採用してタンヤオを弱めるコツとしては、タンヤオの範囲を狭めてしまうことも可能です。

どういうことかというと、本来は2〜8の牌で手牌を整えたら成立するタンヤオを、3〜7で整えたときのみ成立と変更するのです。

そうすると、難易度が結構高くなるのでタンヤオ一強を避けることができます。

タンヤオのダディAAと元ネタについて

これも番外編なんですが、タンヤオと聞くと以下のTシャツに書かれたようなAA(アスキーアート)を思い浮かべる人も多いかと。


ダディクール タンヤオ 長袖Tシャツ グレーL

これの元ネタは麻雀で、「本来はもっと高い手をアガっているのにそれに気が付かず、非常に安い手であるタンヤオを宣言してしまうこと」を指します。

実際の麻雀では申告するしないに関わらず役は加算されますが、そんな感じで自分の手の価値に気が付いていないことを指して「タンヤオ」と表現することもあるというわけです。

いちおう覚えておきましょう!

元ネタAAコピー用

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終わりに

ここまでタンヤオについて書いてきましたがいかがだったでしょうか。

タンヤオは現代麻雀でもっとも重要な役の一つで、何切る問題とかでも頻出です。

ぜひマスターしてライバルに差をつけていきましょう。

あとこれは完全に余談なんですが、タンヤオの個人的なイメージとしては食パンの耳を取って内側の柔らかい部分だけで作るサンドイッチのような感じの役かなと思っています。

イメージ図↓

※パンの耳だけで作る役はチャンタといいます。

どうでもいいですね笑

ではまた、良い麻雀ライフを!