麻雀で基礎を一通り覚えて、初心者にはほぼ負けなくなった。
でも上級者とは何か違う感じがする。
「どこをどう伸ばせば上級者になれるんだ!何か手っ取り早い方法はないのか?自分だけの能力!みたいなの欲しいんだが!」
という人もいるかと思います。
この記事はそんな悩み多い中級者に向けて書いています。
結論から言うと、手取り早い方法はあまりないです。
ただ、遠回りしてもいいけど自分だけの特殊能力を身に付けたい!というひとにオススメの方法はあります。
それがボードゲームです。ボードゲームとはすごろくとかダイヤモンドゲームとか、日本ではかんたんなルールのものが多いですが、世界では大人の知的ゲームとして親しまれています。
そしてそれぞれのゲームには、それぞれ求められる能力が違っています。
なので、ふつうに麻雀をしていたら身につかない能力をボードゲームをすることで極限まで高めて、他の打ち手にはない特殊能力とすることは可能です。
今日は麻雀打ちとして他にはない力を得るためのオススメゲームを紹介していきます。
目次
縦に伸びる記憶力を鍛えるには将棋
まずは記憶力において抜きん出ていきたいという人におすすめのゲームとしての将棋です。
現代麻雀では一般的なイメージほど記憶力は必要ないですが、上級者になるとやはり記憶力があるとでかいです。
そしてその記憶力は、相手の手出しツモ切りを覚えている、とか場面を全て記憶しているというような単純な記憶力の他に、得られている情報から相手の手を逆算して見抜くという論理的に組み立てる記憶力も必要となります。
この頭の中で筆算をくみたてるような縦の記憶力は、トレーニングを積んでいるかどうかで大きく変わります。
そしてこの縦の記憶力を磨くのにおすすめなのが将棋です、
将棋では、麻雀のようにそのときどきの最前解を選ぶというよりも、その一連の流れとして相手の王を詰ませることができるか、というより長い視点での組み立てが求められます。
その詰みに繋がるかどうかと言う視点は2手、3手先というレベルを超えて詰将棋では10手、20手先を読むこともざらです。
その際に頭の中で駒をうごかしてその配置を記憶するという能力が鍛えられ、その力は麻雀でもいかせます。
どう活かすのかというと、上がり系から逆算して相手の手作りが見える、らしいです。(自分はできないですが将棋の有段者が言うには)
あとは捨て牌の順番から相手の手牌を推測する力とかも高まるとのこと。
アプリ↓
✔︎3000ステージ以上の実践詰み将棋も搭載
✔︎2人で将棋盤代わりに使用できる、対人戦機能もあり
単純な記憶力をきたえたいひとはUNOがおすすめ
続いては、論理的に組み立てて10手先を読む!とかそういうのでなくて、単純に手出しツモ切りを覚えるような記憶力をつけたい!という人におすすめなのはUNOです。
UNOというゲームを知らない人はまああまりいないと思いますが、ちゃんとプレイするとけっこう深いゲームです。
一応ローカルルールも多いので正式なルールを解説すると、UNOでは誰か1人が上がった瞬間に終了で、その際、上がれなかった残りのプレイヤーは手札の種類と枚数に応じてマイナス点が加算されます。
なのでだれか上がりそうな人がいたら全力で阻止せねばならず、そのためには相手の持っているカードを把握する必要があります。
これは相手が何を切ってきたかを覚えていると手札を推測できて、この手札の読み合いこそUNOの醍醐味。
2枚出しでダマ上がりしようとしたのを読み切ったり、枚数少ないもの同士があえて共闘して上がりを許したり、というように麻雀で活かせそうな記憶力や他家との共闘のコツを学ぶことができます。
確率を極めたい人におすすめのポーカー
続いてはポーカーです。
「ポーカーってあのギャンブルの?それなら、確率というよりもポーカーフェイス的な心理戦じゃないの?」
と思う人もいるかもですが、ポーカーはめっちゃ確率です。
もちろん読み合いもありますが、正直、麻雀の10倍くらい確率によって勝敗が決まります。
なんで、そんなに確率の比重が大きいのか、というと試行回数が多いため。麻雀では1時間でまあ10局ー20局くらいが相馬ですが、ポーカーでは400ハンドとかがこなされます。
なので確率が収束しやすく、確率通りに打てないとそもそも心理戦の土俵にすら上がれないのです。
さらにオンラインポーカーでは2面打ち、3面打ちもざらで、もっと試行回数は増えます。
ちょっと確率を極めようと思うという人はポーカーで数学を学ぶのもおすすめです。
◆参考記事
動体視力を鍛えるe-sports
続いては鳴きが遅くていつも飛ばされる!という人におすすめなゲーム。これはe-sportsです。
要はテレビゲームですね。
最近ではカッコよくてナウい言葉でe-sportsといいます。
この分野は、選手としてのピークが20代前半とも言われるほどの反射神経と動体視力が求められる分野です。
なので反射神経をきたえるのにはうってつけ!
e-sportsで動体視力と反射神経を鍛えれば、もうポンをし逃すという事態とはおさらばです。
ほかにもリアルスポーツでいうと、卓球、ボクシング、バドミントンなども動体視力が高まるスポーツだそうですね。
形式聴牌のごたごたを学ぶ「犯人は踊る」
この辺からはかなりマイナーなゲームになるのですが、形式聴牌とかリーチを受けてのいっぱつ消し、海底ずらしというような鳴きの小技を学びたい人もいるかと思います。
鳴きがたくさん入ると、どう変わるのかよくわからなくなる!という人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、犯人は踊るというボードゲーム。
1回10分弱からプレイできるかんたんなカードゲームで、犯人を探偵が当てれば犯人の勝ち、さいごまで犯人が逃げ切れば犯人の勝ちという内容。
犯人カードや探偵カードは手札交換などでめまぐるしく動くので、状況を見つつ、適切なカードを切っていく必要があります。
そしてこのゲーム、最後に誰に犯人カードがのこるのか、という調整が結構重要で、カードを一枚右の人に選んで渡す、とか好きな人とカードを交換、というようなカード(鳴き)をうまく使っていくことを学ぶことができます。
これは形式聴牌間際の鳴きに似ています。
◆参考記事
鳴きの反射神経をあげるドブル(Dobble)
続いては、鳴きのスピードが遅くてポンがチーに間に合わない!というような人にオススメのゲームとしてのドブルです。
このドブルというゲームでは、それぞれのカードに8種類(全部で50種類の絵柄があり、その中で8種類がランダムに選ばれている)の絵柄が書かれています。
そして誰かが場に出したカードに書かれたのと同じ絵柄のカードを持った人が、素早く絵柄を宣言して次のカードを出すというルール。
とにかく早く判断しないといけないので、このゲームをプレイすることで鳴きの反射神経が身につきます。
◆終わりに
ここまで麻雀の上達におすすめのボードゲームをまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
「こじつけじゃね?」と思う方もいるかと思いますが、まあ1回くらいはプレイしてみてください。
いきなり特殊能力に目覚める!というようなことはないですが、普段プレイするゲームとは異なるルールのゲームをプレイすることで、少なくても何らかの気づきを得ることはできるかなと思います。
麻雀で行き詰ったときは、ちょっと視点を変えてみるのも有効ですよ。
ではまた。よい麻雀ライフを!