雀荘とは何か?について解説していきます。
雀荘とは、一言で言うと「麻雀を打てる施設」のこと。
ただ、麻雀を打つ料金体系として、「セット」と呼ばれる時間貸しと「フリー」と呼ばれる1ゲームあたり払いの違いなどがあり、結構難解です。
そこで今日は以下で雀荘とは何か、そしてその料金体系の相場やシステム、初心者でも安心な大手チェーン情報などを解説していきます。
目次
雀荘とは何か?麻雀が打てる施設です。
まず、雀荘とは何かについて簡単に紹介していきます。
簡単に言うと、「麻雀が打てる施設」のことです。
だいたいは雑居ビルに「麻雀!」って看板が出ています。
そして中に入ると全自動麻雀卓が5〜10台くらい置かれています。
扱いとしては風俗店になるため、深夜営業(24時以降)や18歳以下の入店はできません。
また、飲食許可を合わせて取っているお店も多く、簡単な飲食ができる店舗が多いです。
(ドリンクはどこでも飲める)
というのが雀荘の概要です。そんなに怖くないスポットなのでご安心を。
あとは充電器とかもあるので充電スポットとしても有効。
雀荘店舗のシステムの違い!フリーとセットとは?
続いてはもう少し詳しいところで雀荘における2つのシステム、セットとフリーの違いを解説します。
ざっくり言うと、セットは知り合い4人(サンマなら3人)で雀荘に出かけて卓を借りるシステム、フリーは1人で出かけていってお店の主宰のもと知らない人と麻雀を打つシステムです。
この借り方の違いにより、料金体系にも違いがあり、セットは時間当たりいくら、というカラオケ店のような課金体系、フリーは1ゲームあたりいくら、という課金体系となります。
- セット・・・4人で行って卓を時間貸しで借りる。相場は1時間1人200~400円くらい(学生は半額の場合が多い)。
- フリー・・・1人で行ってゲーム代を払って知らない人と麻雀を打つ。相場は1ゲーム250~500円くらい。
それぞれについてもう少し詳しく解説します。
とはいえ、たいていの場合、初めはセットで雀荘デビューして、慣れてきたら一人でフリーも行ってみる!みたいな感じになるかなと思いますので、まずはセットだけ覚えましょう。
セット雀荘
セットは3人、または4人で行って卓を時間貸しで借りるスタイルです。
セット雀荘というと、この「セット(貸し卓)」のみを行う雀荘を指します。
流れとしては、入店時に「セットできました」と申告し、卓に案内されます。
そしたらサンマかヨンマか、花牌は入れるかどうか、などを聞かれるので設定したいルールを答えます。
そしたらあとはご自由に・・!といった感じで、帰りたくなったらお会計をお願いするというやり方です。
相場は東京では1時間800-1600円(卓)程度、学割だと半額位となります。
フリー雀荘
続いてはフリー雀荘です。
こちらは1人で来店し、店の仲介のもとゲーム代を払って知らない人と麻雀を打つというスタイルとなります。
(本当はダメなんですが)レートが乗っているお店も多く、料金の支払いはフリーではゲーム単位が基本。大体は対局終了時にトップ者の支払いにゲーム代が含まれることが多いです。
初回来店時にはルール説明が行われ、卓に入る前に預かり金(てんご5000円、てんぴん1万円くらい)が必要となります。
料金は1ゲーム400〜500円程度。東風戦やサンマはやや安くて300-400円程度が多いです。
サンマ、ヨンマ、特殊ルールなどお店ごとにルールが異なり、各店舗でオリジナリティがあり、最近ではノーレートのお店も増えています。
フリーデビューの際の持ち物などは以下にまとめたので、よければ参考にしてください。
雀荘に行くメリットとは?全自動麻雀卓で時短できます。
ここまで雀荘のシステムの違いを解説してきましたが、続いては、じゃあ、この雀荘に行くメリットとしてはどういったものがあるのか、という点について解説します。
これは「麻雀に集中できる環境を得られる」というのがメリットになります。
具体的には以下の2点です。
- 全自動麻雀卓で打つことで時短ができる
- ドリンクやフードを店側で用意してくれる
以下でそれぞれ説明します。
全自動麻雀卓で打つことで時短ができる
麻雀を打てる場所としては、雀荘以外にも自宅で麻雀牌とマットを置いて打つこともできますが、その場合、やはり手積み卓を用いて麻雀を打つことになる場合が多いです。
一方の雀荘では、スペックの違いこそあれほぼ必ず全自動麻雀卓が導入されています。
この山を積まなくてよいという違いにより、麻雀を打つスピードが雀荘で打った方が早くなり、時間当たりの効率がよくなります。
なので、いっぱい麻雀を打ちたい!という場合には、雀荘に軍配が上がります。
ドリンクやフードを店側で用意してくれる
2つ目の理由としては、ドリンクやフードなどの回復アイテムを雀荘ではお店側が提供してくれるという点が挙げられます。
自宅では召使いやメイドのいるような豪邸でもない限り、自分たちでそれらの業務を行う必要があり、ここが差分になります。
このくらい自分でやってもよいかな、とも思いますが、麻雀だけに集中できる環境という意味で雀荘はよりストイックです。
食べ放題のお店とかもあります↓
雀荘のデメリットとは?値段が高いのとたまに怖いお店があります
では逆に雀荘で打つデメリットは何があるのか。
これは以下の2点です。
- 値段が高い
- たまに怖いお店がある
それぞれ簡単に解説していきます。
値段が高い
まず一つ目は自宅で打つ場合と比べて、ですが値段が高いという点が挙げられます。
自宅であれば多少の光熱費はかかりますが実質無料。しかし、雀荘の場合には1時間200~400円程度のお金が必要になります。
1時間200~400円なら余裕!と思うかもですが、10時間打つと2000~4000円となり、地味に重たい金額です。
という感じで、安く済ませたいという人は自宅で打つ方がメリットがあります。
たまに怖いお店がある
2つ目のデメリットは完全にお店依存ですが、たまーにスジの悪いお店がある、と言われています。
自分もそんなに変なお店にあたったことはないのですが、場末系のお店だと店主の態度が怖めだったり、なんかめんどくさい客がいることもあります。
なので、誰かが行ったことのある実績のお店に入るほうが無難といえます。
あとタバコの匂いが付くなどは喫煙雀荘あるあるなので注意しましょう。
安心と信頼の雀荘チェーンまとめ
じゃあ、どんな雀荘に入ればいいのか。というので、雀荘チェーンは安心できる環境といえます。
チェーン店ならだいたいどこでもサービスは同じだからです。
チェーン店については以下の記事に詳しく書いたのでそちらを参照いただきたいのですが、大手ではZOOやマーチャオ、さかえなどのグループがあります。
>>安心と信頼の雀荘チェーンおすすめ一覧!初心者でも気軽に麻雀が打てる場所はここだ!
ノーレートで初心者におすすめなのは?でいうと東京新橋にあるベルバードさんです。
マーチャオのメンバーにもインタビューもしました↓
雀荘にある全自動卓のスペックの見分け方!所謂アルティマ卓を狙え!
ちなみに雀荘にある麻雀卓にも、最新なものとそうでないものがあります。
違いとしては自動配牌機能の有無で、この機能を有する者は俗にアルティマ卓と呼ばれています。
配牌機能があると配牌をとる時間をも省略できるため、さらに時短を図ることができます。
対象となる卓については以下の記事に書いたのでよければ参考にしてください。
初めていくお店などでも店員に「アルティマあります?」と聞いてもだいたい話は通じます。
雀荘の店舗数は1985年をピークに年々減少している
ちなみに全国に雀荘がどのくらいあるのか、については2021年2月、3月の「麻雀界」に書かれていました。
それによると、
風俗第4号(まあじゃん屋)店舗数
- 平成27年: 9,626
- 平成28年: 9,176
- 平成29年: 8,736
- 平成30年: 8,276
- 令和元年: 7,912
と、毎年雀荘300-500ずつ減っています。
ただこれがピーク時の1978年(昭和53年)だと35,000店もあったそうなんです。
さあ、ぜひあなたも雀荘デビューだ
という感じでここまで雀荘について、書いてきましたがいかがだったでしょうか。
これで雀荘についてかなり詳しくなったことと思います。
雀荘には場代だけ持っていればあとは手ぶらでOKなので、ぜひ雀荘デビューして、麻雀を打てる範囲を広げてみてください。
ではまた。良い麻雀ライフを。