麻雀は4人で行うゲームであるため、場合によっては実力差のある相手と当たることも珍しくはありません。
そんな場合、実力が拮抗した場合とはまた違った展開となりやすく、戦術も変化させていく必要があります。
では、
自分がある程度麻雀が分かっていて、
相手が麻雀をほとんど知らない初中級者の場合
(あるいはその逆。自分が初心者の場合)
にはどのように戦えよいのでしょうか。
以下では、
- 初心者を相手にした際に勝率を高めるコツ
- 初心者だけどなんとか勝率を高めるコツ
を解説します。
>>【麻雀のベタオリとは?】リーチを受ける方法と放銃率の下げ方、配牌オリもあり【初心者講座7】
目次
麻雀初心者を相手にした場合の傾向と対策!ベタオリできる度で判断しよう
というわけで麻雀初心者を相手にした場合から見ていきます。
その前に簡単にレベルわけです。
麻雀打ちのレベルはベタオリに関してざっくり分けて以下の5つに分かれます。
上級者 | ブロック読み、筋カウント、手牌読みなどを駆使してくる |
---|---|
中上級者 | 手役読みや比較的薄いエリアを判別できる |
中級者 | 筋、カベの概念が分かる |
初級者 | 立直に対して現物でオリられる、 |
初心者 | ベタオリできない |
このレベルごとに対策は変わってくるのでまずは相手がどのレベルにいるのかを見極めましょう。
ではそれぞれのレベル別に一般的な対策を見ていきます。
初心者(ベタオリできない)を相手にした場合
まずは初心者を相手にした場合です。
この場合は、ベタオリがそもそもできないため、どんなに高い手であってもその相手からは出アガリを期待できます。
なので、メンタンピンドラ1とかのダマでも満貫がある!というような手でもガシガシリーチをかけてOKです。
逆に、愚形1300点のようなケースは勿体ないので手を伸ばしていくのがおすすめ。
初心者の下家を取れた場合には見え見えの染め手、喰いタン、などを狙っていくのも手です。
初級者(現物がわかる)を相手にした場合
続いてはごく簡単な現物ベタオリのみできる初級者と当たった場合です。
この場合、相手の傾向にもよりますが、相手が「立直がかかったらベタオリする」とインプットされている打ち手の場合、
どんな聴牌でもとにかく即リーの量産型デジタル打法が有効です。
というのは、初級者レベルだと聴牌速度が遅いため、単純に先制聴牌を取り続けるだけで相手を押さえつけることができます。
ぶっちゃけベタオリしてくれるタイプの方が楽で、確率通りに打つだけで8割以上勝利することができるでしょう。
現物でのみベタオリできる人であまりベタオリをしてこない場合は、初心者の場合と同じ大丈夫です。
相手が中級者(筋、壁の概念を理解)の場合
この場合は、
- 出上がりしやすい待ち
- そうでない待ち
を区分ける必要があります。
もちろんツモれそうな良い待ちは全部リーチで良いですが、出上がりが期待できる場合(このレベルではダマであればほぼ確実に打ち取れるため)ダマの選択肢もありです。
またリーチをする場合、待ちの良さは相手のレベルに合わせていきましょう。
具体的には
- 宣言牌の即引っ掛け
- 壁の向こう側の初牌
- 七対子系の捨て牌での字牌
などの「読まれたら出ないかもなー」という牌もこのレベルだと躊躇なく切ってくる可能性もあります。
なのでこの辺を見極めてリーチの判断を最適化しましょう。
相手が中上級者(手役読み、エリア読みができる)の場合
続いては相手が中上級者の場合です。
この場合は、
「リーチに関しては中級者相手よりもさらに出にくくなっている」
と考え、安易なリーチを避ける必要があります。
また、鳴きに関してさらに気を使う必要があり、安くて遠い鳴きをしないように気をつけましょう。
相手が上級者の場合
最後は相手が上級者の場合です。
この場合も基本的には中上級者の場合と同じですが、ただ、加えて癖を読まれることに注意する必要があります。
ダマにしたときに表情が変わってしまう
という人は逆に即リーにした方が良いかもです。
あとは理牌が単調になってしまうという人も、イーシャンテンくらいからツモ牌を入れる位置を意識して変更するなどをするのがオススメ。
麻雀中に相手の実力を測るには?ネット麻雀の場合
ちなみに対戦相手のレベルがどの段階なのかを測る方法としては、
- 上がりから逆算する方法
- ベタオリの挙動を見る方法
- 戦績を見る方法
の3つがあります。
それぞれ簡単に解説します。
上がりから逆算する方法
まず一つ目ですが、相手が和了(上がり)をした手を見て、実力を測る方法です。
これは厳密にはベタオリ力ではないですが、麻雀では攻守の押し引きが重要になるため、
- 薄い待ちでゼンツして上がっている
- 待ち選択を誤っている
というようなところがあれば、相手のレベルにあたりをつけることができます。
ベタオリの挙動を見る方法
続いてはベタオリの際の動きから相手の実力を測る方法です。
これは割とわかりやすく、リーチに対して
- いつもゼンツしていればベタオリができない人
- ベタオリするにしても現物だけで筋が出てこない人
- 筋は出るがやや危険なところを押している人
というように見分けます。リーチに対するオリで初級〜中級位を見分け、鳴きに対するオリで中上級者を見分けるのが良いです。
戦績を見る方法
3つ目は戦績を見る方法です。これは相手の天鳳段位を聞いたりとか、天鳳の場合なら段位やRateをみて実力を判断するやり方となります。
段位やRateは必ずしも実力どおりではないですが、段位の割にRateが低い(四段Rate1600とか)場合、ワンランク下で考えると良いです。
また、雀魂の場合は相手のアイコンをクリックすると戦績データを確認できるのでそこを見ていきましょう。
終わりに。麻雀の初心者殺しにはルール差もある
こんな感じが相手のレベル別の戦術の違いでした。
最後になりますが、自分がどう打つか、の他にもルールによる違いもあります。
例えば、
- 赤あり・・・喰いタンができる上級者有利
- ビンタ、焼き鳥・・・聴牌速度の速い上級者有利
といった感じです。
勝率を上げるためにはより適したルールの場に身を置くというのも重要となります。
相手に合わせてルールを変えるのは微妙ですが、頭の片隅に置いておくとよいかなと思います。
そんな感じ。是非格下相手に確実に勝利していきましょう!
ではまた。良い麻雀ライフを!
麻雀がもっと強くなりたい人へ。
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よければ見ていってください。
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