意外と知られていないけど実は存在している「サンマ本」のオススメを紹介していきます。
三人麻雀を効率よく上達したい人は参考にしていただければ幸いです。
では始めていきます。
目次
前提としてサンマの麻雀本はヨンマに比べ刊行数が少ない
3人麻雀は別名サンマとも呼ばれ、関西を中心に愛好者の多いルールです。
その名の通り三人で対局することができ、ルール上の特徴としてチーができないこと、萬子の2~8が使用されないこと等が4人麻雀との大きな違いです。
普段は4人麻雀をすることが多いという人の中にも、メンツがあと一人そろわなかったときはサンマを打つという人も多いかと思います。
このサンマですが、牌の数が変わることで牌効率が変化したり打点が上がりやすくなったり、人数が減ったことで押し引きが変わったりと、4人麻雀とはまったく別ものであるといわれています。天鳳などのネット麻雀ではサンマはサンマで別段位が用意されています。
しかし、サンマは競技人口はそれなりに多いにも関わらず、サンマのプロは存在せず、三人麻雀に関する戦術書もほとんどありません。
なのでサンマを学ぼうと思ったら、実戦の中で学ぶしかなかったのが今までの常識でした。
ただ2018年ごろから徐々にサンマ本が増えてきています!
サンマとヨンマではセオリーが違うので、4人麻雀本はあまり意味がない
サンマ本の紹介に入る前に、もう少しだけヨンマとサンマの違いについて説明させてください。
ここで伝えたいのは「サンマを上達しようという目的で、ヨンマの牌効率や押し引きについての本を読む人がいますが、必ずしも正しくはない」ということ。
なぜならば、サンマとヨンマでは牌の種類も来方も違うため、牌効率や押し引きの基準が違ってくるからです。
どのくらい違うのかといえば、例えば牌の種類はサンマでは約5%違いがあり、メンチンはヨンマの8倍出やすいといわれています。
となれば、ヨンマでは無理染めと思われるような手作りもサンマでは定石となることもあり得るわけです。
なんてこった!どうすればいいんだ!というと、サンマについての本を読めばいいのです。
では以下で、本題に入って、3人麻雀の上達にオススメのサンマ本を紹介していきます。
3人麻雀のセオリーを学ぶおすすめサンマ戦術本まとめ
というわけで、本題に入りまして、おすすめのサンマ戦術本を紹介していきます。
- 『マンガ3人麻雀 女神が教える3麻戦術 -手作りから押し引きの極意まで-』
- 三人打ちフリー雀荘の麻雀ルール・京都編 三人打ち麻雀ルールシリーズ
- 天鳳位直伝! 三人麻雀の極意 (マイナビ麻雀BOOKS)
- 『データで勝つ三人麻雀』(みーにん)
- 「鬼打ち天鳳位の三人麻雀勝利へのプロセス」(お知らせ)New!!
それぞれ見ていきましょう!
『マンガ3人麻雀 女神が教える3麻戦術 -手作りから押し引きの極意まで-』
まずは、『マンガ3人麻雀 女神が教える3麻戦術 -手作りから押し引きの極意まで-』という本からです。
Amazon:マンガ3人麻雀 女神が教える3麻戦術 ―手作りから押し引きの極意まで―
以前このサイト上で紹介しましたが、三人麻雀のルールや手作りのコツを優しく解説してくれています。
『マンガ3人麻雀』というタイトルですが、マンガの部分はストーリー部分だけで、解説の部分は普通に文章で説明されます。
内容としては、サンマのルールやセオリーの違いなどについてなどに詳しいです。
例えば、「サンマではメンホンがヨンマの4倍、メンチンは8倍出やすい」ことや、サンマでツモったときの点数計算の仕方の違いなどを学ぶことができます。
ちなみにマンガのストーリーは、サンマの世界に突如呼び寄せられた主人公が、女神たちの力を借りながら魔王を倒していく王道ファンタジーな感じです。
三人打ちフリー雀荘の麻雀ルール・京都編 三人打ち麻雀ルールシリーズ
続いては、『三人打ちフリー雀荘の麻雀ルール・京都編 三人打ち麻雀ルールシリーズ』という本です。
Amazon:三人打ちフリー雀荘の麻雀ルール・京都編 三人打ち麻雀ルールシリーズ
こちらは麻雀好きの個人が出版した著作で電子書籍のみの出版となります。電子書籍が発達するとこのように個人で出版できるようになって面白いですね。
本書では、京都の三人打ちフリー雀荘での一般的なルールを紹介しています。
サンマでは山の取り方が4人麻雀とは違ったり、捨て牌も6牌1列でなくてもよかったりと、マナーの点でも結構違いがあります。
関西特有の完全先付け(完先)ルールの解説や沈みウマ、特殊な役満など、予備知識として持っておくべき情報が数多く掲載されています。
オススメの雀荘情報などもあり、関西で雀荘デビューしようと考えている人などは一度目を通しておくとよい1冊です。
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天鳳位直伝! 三人麻雀の極意 (マイナビ麻雀BOOKS)
三冊目は『天鳳位直伝! 三人麻雀の極意 (マイナビ麻雀BOOKS)』です。
Amazon:天鳳位直伝! 三人麻雀の極意 (マイナビ麻雀BOOKS)
こちらは、天鳳の三人麻雀で頂点に立った「\(^o^)/★(オワタ)」氏がその極意を披露するという趣旨の本です。
2018/4/23に発売予定となっており、日本初の本格サンマ戦術書として期待されています。
今のところ情報は以下のリード文のみで、まだ内容はわかりませんが、サンマを強くなりたいという人は要チェックな1冊です。
「サンマで勝ちたきゃ天鳳位に聞け!
本書は三人麻雀について、初代天鳳位である\(^o^)/★(オワタ)がその戦術を披露するものです。
三人麻雀はその競技人口の多さにもかからわず、これまできちんとした戦術書は出ていませんでした。
そこで今回、天鳳の三人麻雀で頂点に立った\(^o^)/★(オワタ)氏がその極意を披露します。四人麻雀とはひと味もふた味も違うその戦術を本書でぜひマスターしてください。」
2018年4月に発売されました!レビューはこちらにまとめました。
◆参考記事
⇒サンマ戦術本「天鳳位直伝! 三人麻雀の極意」のレビュー
『データで勝つ三人麻雀』(みーにん)
続いてはデータ麻雀、統計麻雀に関する本を数冊出版してきたみーにんさんの著作『データで勝つ三人麻雀』です。
こちらでは地域ごとに微妙に違うルールを持つサンマにおいて、データをもとにルールに合わせた最適解を導いていきます。
戦術だけでなく、あらゆるサンマデータの統計が収録されているので、サンマ打ちなら1冊手元に置いておきたい1冊です。
>>レビュー「データで勝つ三人麻雀」勉強になって何時間も見てられる本
「鬼打ち天鳳位の三人麻雀勝利へのプロセス」(お知らせ)
2021年にヨンマ天鳳位のお知らせさんによる新作が出ました。
こちらはかなり上級者向けです。
いちおう第1章、第2章は基本を書いてくれているものの、第3章はかなり実践的な内容が網羅的にまとめられており読みごたえがあります。
- サンマでもリーチが強い
- ケイテンを取らない
など基礎的なところから、筋カウントのやり方、先切りの基準、後手の押し返しの基準なども学ぶことができます。
ヨンマはそこそこわかるけどサンマにアジャストできないという人におすすめ。
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>>【お知らせ本3】サンマの上級者向け戦術本レビュー!押し引きが網羅的にわかる良書
番外編:染め手の参考書『バビイのメンチン何切る』
ここからは番外編です。
直接のサンマ本ではないですが、サンマに重要なチンイツ本を紹介します。
それがこちらの『バビイのメンチン何切る』です。
Amazon:バビィのメンチン何切る (近代麻雀戦術シリーズ)
楽天:バビィのメンチン何切る【電子書籍】[ 馬場裕一 ]
サンマではヨンマに比べ、萬子がない分ホンイツ、チンイツなどの染め手が出やすく、面前で難しい一色手が仕上がってしまうこともあるので、清一色の形は一瞬で見抜けるようにしておくとよいのかなと思います。
本書『バビイのメンチン何切る』は染め手に特化した戦術本で、サンマの技術の上達にオススメです。
内容は、清一色の手牌の何切る問題です。
答えだけでなく、複合系をどのように分離して考えればよいかなどを示してくれているので、清一色が苦手な人にもおススメです。
本書によれば、清一色は12の基本形を覚えてしまえばあとはその組み合わせに過ぎないそうです。
終わりに!サンマ戦術本はまだまだレアなので読んで、ライバルと差をつけよう!
ここまでサンマ本のオススメを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
個人的にはサンマは需要に対して供給がかなり少なくビジネスチャンスのある分野だと思います。
今後サンマの戦術本ブームとか起こるのかもしれませんが今のところはサンマの本はあまりないので、サンマを学びたい人はブログを見るか、実戦を打つかをするのも効果的です。
今日はこの辺で。よい麻雀ライフを!
麻雀の技術を飛躍的に向上させることのできる「麻雀戦術書」。
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