サンマフリーでよくある一般的なルールを解説します。
ヨンマ勢だと、え??って思う点も多いかもなので確認しておくのがおすすめです。
目次
サンマフリーの基本ルールまとめ
サンマフリーの基本ルールを紹介します。
- 35,000点持ち40,000点返し
- 順位ウマ1位:+30、2位:-10、3位:-20
- 40,000点でクビ(それ以上だと2位のウマが0になる)
- 喰いタン、後付けあり、平和ツモなし(役がカウントされない)
- ツモ損なし
- 花牌は抜きドラで空気扱い(手牌には使えない、リンシャンから引く)
- 流局はドラの真横まで引く(捨て牌は4列目までいく)
- 北は役牌(抜きドラではない)
- オープンリーチあり(供託は2,000点)
- 本場は1,000点
- 特殊役あり(2翻役:三連刻、三風。6翻役:小車輪(混一色七対子)。役満:流し、人和、四連刻、大車輪(清一色七対子)、マンズ混一色)
- 4枚使いの七対子(アメリカンチートイツ)あり
天鳳サンマとかのルールかと思っていると最初は面食らうかもなので注意しましょう。
お店によって若干違いがありますが大体こんな感じみたいです。
参考↓
以下では実務上影響が出そうなところを解説します。
サンマフリーの所作とゲームの流れまとめ!配牌の取り方が違う
続いては実際の所作編です。
配牌は子も1枚引く
サンマフリーでは配牌の取り方がヨンマとは異なります。
それって手積み、または配牌なし卓の話じゃないの?
と思うかもですが、配牌あり卓でも違うので注意。
- ヨンマ・・・配牌が13枚出てくるので親だけ1枚引いてスタート
- サンマ・・・配牌は12枚。親が2枚(隣り合った上ツモをとる)、子が1枚ずつ引いてスタート
こうなります。
なんでかというと、全自動卓の仕様上奇数で山出しができないため。
この1枚を引くのを忘れがちなので注意しましょう。
ドラは自山5つ目
ドラは自山の5つ目を捲ることが多いです。
これは花牌(引くと抜きドラ扱い)でリンシャン牌を引くためで、花牌4枚+カン4回までで8枚引けるように4列分リンシャン牌を残します。
ドラが捲られる場合でも引くのは5つ先からなので注意しましょう。
ドラ表示の横まで流局しない
また、サンマの場合は流局は捨て牌4段目までいきます。
具体的には、ドラが表示されている真横まで捲るのが一般的で、ほとんど流局しません。
そのため流し満貫が役満になったりしてたりもします。
(カンが入ると短くなる)
サンマフリーの点数計算!ツモ損なしが基本
続いては点数計算です。
天鳳や雀魂とは大きく異なるので注意しましょう。
ツモ損なしが基本
点数計算はツモなしが基本です。
つまり満貫の場合、3000-5000というように合計で8000点になるように割る形となります。
詳しい計算は以下の記事をどうぞ。
[ツモ損は?]3人麻雀(サンマ)の点数計算早見表の種類と違いについて(平和ツモなし雀荘ルールあり)
100点棒を使わない
また点数計算については100点棒を使わないケースが多いです。
点数は簡略化されていて、1300とかがないスタイルとなります。(関西サンマは切り上げが多い)
35,000点の内訳としては、
- 1万点棒…2本(黒が2本となる場合もある)
- 5000点棒…2本
- 1000点棒…5本
です。
平和ツモなし
また、これはなんでかわからないのですが平和ツモがないことが多いです。
つまり平和ツモの場合はツモのみとなります。
・・・なんでなんでしょう。
サンマフリーの採用役まとめ!役満が増えてる
続いては採用役です。
三色同順がないだけでなく、サンマ特有の役がいくつかあります。
三風(2役)
三風とは、東南西北のうち、3種類を3枚集めた場合に成立する2翻役です。鳴いても2役となります。
役牌の場合は役役三風とかになります。
三連刻(2役)
続いては三連刻です。
マンズ、ピンズ、ソウズのいずれか一色で、333、444、555のように階段状の三刻子(同じ牌3枚)を作ると成立します。
鳴いてもOKでくい下がりはありません。
ローカル役・三連刻(さんれんこう)とは?点数や鳴き、成立条件を解説します
小車輪(6役・混一色七対子)
続いては小車輪です。
サンマでは混一色七対子を小車輪、清一色七対子を大車輪と言い、ヨンマの2〜8を2枚ずつとは異なります。
混一色七対子は6役となり、混一色などは内に含む(複合しない)となります。
>>麻雀役「小車輪(しょうしゃりん)」を解説!サンマフリーでは一般的なホンイツチートイツ
大車輪(役満・清一色七対子)
大車輪は清一色七対子です。
これは役満となります。七対子なので鳴きは不可です。
もちろんヨンマでいう大車輪も役満となります。(厳密には二盃口形ですが)
[ローカル役満・大車輪]サンマは清一色七対子でOK⁉︎マンズ、ピンズ、ソウズで成立が一般的
マンズホンイツ(役満)
また1と9しかないマンズの混一色が役満となるルールが一般的です。
1と9が両方鳴かれたりすると結構出るので要注意です。
四連刻(役満)
三連刻の4つ続いたバージョンは役満です。
33445566みたいな形がある時はチャンスです!
>>ローカル役満・四連刻(スーレンコウ)を解説!サンマフリーでは一般的な階段状刻子です!
流し満貫(役満)
また流し満貫も役満となります。
(単に流しと呼ぶことが多い)
サンマではヤオチュー牌の割合が多いですが、ドラ横までツモるルールではツモ回数が多いため難易度が上がり、役満です。
【ローカル役解説・流し満貫】鳴き有無などルールや確率の話!ノーテンなら親は流れます
番外編:チーのある横須賀サンマというのもあるらしい
サンマのルールはかなり幅があります。
(関東は元々ヨンマの文化だったため、最近できたフリー店はほぼルールが統一されていることが多い)
中でも特殊だなと思ったやつを1つ紹介すると、チーがあるサンマがあるんだそうです。
昨日の一番の驚きは
三人打ち麻雀なのに、チーがあること。
これを横須賀三麻というらしいけど、全国でここだけ?
自分は四人打ちを打ってしまったのだけど、しろーさんの記事を紹介https://t.co/xwbxUirZP4
— トッシィ@麻雀 (@toshi_tenho) July 9, 2022
横須賀サンマというそうです。
へー。(初耳)
終わりに。サンマフリーへ行ってみよう!
そんな感じがサンマフリーの基本ルールでした。
けっこう独特なように感じるかもですが、関西とかだと大体これです。
ぜひ早いうちに慣れておきましょう!
ではまた、良い麻雀ライフを!
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- 第2回:麻雀の上がり方!ツモとロンを覚えよう
- 第3回:麻雀の主な役!まずはこれだけ3,5,7
- 第4回:牌効率の基礎!確率を上げる考え方
- 第5回:鳴き!ポンとチーで人から牌をもらう方法
- 第6回:役を狙う牌効率!6つのコースで解説
- 番外編:手積み麻雀ができるようになる方法
◆初級者から中級者になる6講座
- 第7回:ベタオリ!リーチを受ける手順とコツまとめ
- 第8回:相関図で麻雀役を全部覚えてみよう!
- 第9回:麻雀の点数計算やり方解説【符の数え方】
- 第10回:フリテンルール解説!ロンできない問題を解決します
- 第11回:麻雀の押し引きについて
- 第12回:手役読みの基礎!相手の狙い役を見抜く方法
- 番外編:【徹底比較!】オンライン・ネット麻雀のおすすめまとめ!
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