5-3.麻雀論 PRあり

麻雀の待ち時間が無駄と思っている人は、ただ待ってるだけ。

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麻雀では4人のプレイヤーがいるので、ゲーム中、ざっくり3/4の時間は待ち番となります。

せっかちなプレイヤーだと、他のプレイヤーの打牌スピードが遅かったりして待ち時間が長いとイラついてしまう!という人もいるかと思います。

ただ、自分の個人的な考えでは、麻雀というゲームは待ち時間は長ければ長いほど(待たされる側が)有利になるゲームだと思っていて、この待ち時間の過ごし方によって結果が変わると考えています。

以下では、自分がそう考える理由と、おすすめの待ち時間の過ごし方を紹介していきます。

この記事の著者
たkる

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たkる

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麻雀に限らず待ち時間の長いスポーツは多い

まずそもそもの話として、麻雀に限らず、自分が主体的に行動できる時間ばかりでないスポーツはいくつもあります。

なので、オフ・ザ・ボールの使い方が重要です。

以下で見ていきます。

サッカーでは一人の選手がボールを持っているのは2分もない

これは全然関係ないたとえ話なんですが、オフザボールの動き方が大切という話を一つします。

サッカーで一人の選手がボールを持つのは1試合90分のうちわずか2分なんだそうです。

マラドーナとかでも2分らしいです。昔読んだ『ホイッスル』という漫画で描かれていました(あいまいなソース)。

 

まあサッカーは22人もいるしそうかな、と思うかもですが、それにしても22×2分しても44分にしかならないのでかなり少ないですね。

ポーカーにおいても8割はオリ

そしてこれももう一つ関係ないゲームの話なのですが、比較的麻雀と似ているといわれるポーカーでは、手が配られて8割はオリ(フォール)なんだそうです。

ブラフで押すとかもあるので、下りるか押すかの判断をしているとはいえ、実質的に稼働しているのはわずか2割

残りの時間は待ち時間となります。

じゃあサッカー選手やプロポーカー選手は8割の時間遊んでいるのか、というとそうではなくて、しっかりちゃっかり動いています。

サッカーではフリーになるタイミングを探している

サッカーのフォワードの選手はボールを持っていないとき何をしているのか、というとフリーになれるスペースを探しています。

これは麻雀でいえば手作りの部分で、如何に聴牌するか、というチャンスを探っているような状況。

そしてそれと同時にディフェンダーは相手のストライカーがフリーにならないようにマークしたり、全体のラインを上げたりしています。

麻雀でいえば、いつどこからリーチが入っても対応できるように準備しておくということになります。

麻雀でもサッカーでもいつどこからパスが出てくるか、というのは読めない部分があり、ボールを持っていない間にあらゆるケースを想定して準備しておく必要があります。

 

ポーカー選手は相手の動きとクセを見ている

そして一方でポーカーのプレイヤーたちは何をしているのでしょうか。

これは相手の動きを観測しているといわれています。

具体的には、どんな手のときにおしていて、どんな手のときに降りたか、ブラフを放ってきた回数や局面の特徴、その際の表情の変化、などのデータを集めます

そして、いよいよ自分に手が入った!というときに、どのように勝負すべきか、のプランを練り上げます。

麻雀でいうなら、聴牌モーションとか、手出しツモ切り、表情の変化などを観測することができます。

麻雀中のプレイヤーは待ち時間を無駄にしないためにどうすべきか?

ここまでをちょっとまとめます。

サッカーとポーカーの例を挙げてみましたが、この2つのスポーツから学べる待ち時間の過ごし方としては、以下2つがポイントかなと思います。

  • 1.あらゆる展開を想定して対応できるようにしておく
  • 2.相手の癖に関する情報を集める

具体的に麻雀に合わせて言うなら、

  • 1.あらゆるツモのパターンがノータイムで判断できるようにしておくこと、リーチや鳴き牌が出たときの対応を明確にしておくこと。
  • 2.通常時、イーシャンテン時、聴牌時のツモモーションに変化はないか、表情が動くのはどんなときか、鳴きたい牌があるときに顔をあげる、などの癖はないか、などを観測すること

になります。

手出しツモ切りと、ツモ牌を入れた場所まで記憶できると完璧ですね。

そんな感じで待ち番にもやるべきことっは意外と多いので、暇をしている時間はないはずなのです。

 

待ち時間で全情報を記憶するのは無駄!ただ打牌が遅いと得られる情報がちょっと増える!

で、これらをすべてやろうとしてみてわかったことなのですが、常人には全然無理です。時間とスペックが足りなすぎます。

メモを取ったりを試したこともあるのですが、もはや追いつかず!

ただ、例外的にけっこう行けるときがあって、それが他家の打牌スピードが遅いときです。

他家がゆっくり切ってくれれば、どこに牌が入ったか、あるいはどこから出したか、そしてどんな牌のときに迷って、どの牌のときは即切りだったか、というような情報を記憶する時間が生まれます。

つまり、ゆっくり切る打ち手がいて、待ち番が長いということは、情報を記憶し咀嚼する時間が生まれるという点において、有利になっているのです。

さらに言えば、ゆっくり打つ打ち手がいることでイラついて冷静さを失う人がいれば、その分のマイナスも加味して、あなたが平常心で情報を集め続ければ、さらに有利になります。

イラついて不利になるか、平常心で情報を集めるか、どちらが効果的(でデジタルな選択?)かは火を見るよりも明らかではないでしょうか。

 

終わりに

ここまで、関係ない話を交えながら待ち時間が長いことはイラつくことではなく、喜ぶべきことという話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。

打牌スピードが速い打ち手と打つのと同じくらいスローペースで打つのもまた疲れるゲームであるなと個人的にはそう思います。

早ければ逃してしまう情報まで全部見えてしまうがゆえに情報がパンクしそうになるからです。

いやいや、そういう話でなくて、単に場代に対して打てる半荘数が減るのがイラつくとか、相手の切り順には興味ないから待ち時間がもったいない気がしてイラついてしまう!という人もいるかと思います。

ただ待たされた分、自分が有利になっていると考えるだけでもだいぶニュアンスが変わるかなと思います。

ぜひ捉え方を有意義な方向にシフトして、有利な麻雀を打っていきましょう。

ではまた。よい麻雀ライフを!

※ちなみに、どうしても待ち時間が嫌な人は4人麻雀から3人麻雀に転向すると、待ち時間は単純計算で2/3になるのでオススメかも。

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