日本健康麻将協会主催の「家族ふれあい健康マージャン大会」に参加してきました。
35年の歴史を持つ子どもも参加できる麻雀大会で、全自動卓30台ほどを運び込んで行われる一大イベントです。
今回、会場準備から大会の様子までを通しでみさせていただいたので、そのレポートを以下にまとめました。
- 年齢ごとにハンデがつく
- Mリーガーがゲスト参加
- 満貫でお菓子がもらえる、上位入賞で景品もある
- すごろくやさんのブースもある
- 当日の写真は日本健康麻将協会公式サイト上で公開予定
ではまずは概要から見ていきましょう。
※今回の大会では、参加の際に、健康麻雀普及のための写真撮影のご協力の御了承の項目があるため、本記事では参加者の方のお写真を特にモザイク加工等せず載せております。
目次
日本健康麻将協会主催「家族ふれあい健康マージャン大会」とは?
まずは概要です。
大会名 | 「家族ふれあい健康マージャン大会」 |
---|---|
主催 | 主催:日本健康麻将協会 後援:Mリーグ機構 協力:大洋技研社(麻雀用品会社) 協賛:すごろくや(ボドゲ会社) |
日程 | 毎年3月開催 (2023年は3月18日) |
参加条件 | 20歳未満を含むペア (片方が20歳以上は可。20歳未満同士のペアも可能) 参加費3,000円 |
その他 | 35年の歴史がある大会。大井町のきゅりあんで行われる。ニューロンの生徒の子とかも多い。 |
公式URL | http://mahjong-ya.com/kenko/?p=4068 例年1月ごろに公式サイト上に募集が出るそう! |
「家族ふれあい健康マージャン大会」は日本健康麻将協会主催の健康マージャンの大会です。
特徴としては、会場が雀荘ではなく、子どもが参加できるという点。日本健康麻将協会の設立とほぼ同じだけの歴史があり、2023年で35回目の開催となります。
参加費は3,000円(両方が子どもの場合は2,000円)とリーズナブル。
ながらも、スポンサーが多いこともあり景品はかなり豪華で、NintendoSwitchなどがあります。
親子で遊びに行ける場所としてもかなり有力で、知る人ぞ知るすごい大会です。
第35回「家族ふれあい健康マージャン大会」の当日レポート
というわけで当日レポートです。
準備から参加したのでその辺の話も紹介していきます。
全自動麻雀卓が運び込まれる
大会は12時から(受付は11:30-)ですが、準備はかなり朝早くから始まります。
朝8:30集合で会場に集まったスタッフは、搬入用エレベーターで次々と7Fへ上がってくる全自動卓を会場まで運び、セッティングしていきます。
最初はこんな感じ↓
まずは足を配置↓
1時間ほどで完成↓
35回目の開催ということで、スタッフはかなり手慣れていて、1時間ほどで全自動卓30台のセッティングが完了。
ちなみに卓は大洋技研さんの本社(和歌山)から送られており、大洋技研さんの社員も東京支部総出でお手伝いに来てくれていました。
バッテリー式のアモスジョイの凄さを体感しました。折りたたみ式の足を置いて、その上に卓を置くだけでOK。配線不要だとこんなに楽なんだなと。
そういえば先日大洋さんの本社へ行ってきました。(余談)
ドリンクやお菓子の準備
この大会では満貫を和了するとお菓子がもらえるルールとなっており、その際に配るお菓子を用意します。
また、フリードリンク用にどぶ漬け(縁日とかである硬いビニールプールみたいなやつ)に水を入れたりの作業もありました。
受付〜開会挨拶
11:30ごろになると、パラパラとお客さんが会場へ。
最初の席順は自由なので適当に座っていただきます。
ちなみに子ども同士で仲よさそうな人たちいるなーと思ってたのですが、ニューロンの子ども麻雀教室で顔見知りみたいなのがあるみたいです。
開会挨拶は、青木理事長、和田議員、Mリーガー3名と続き、開会式が終わると即対局となります。
司会進行は大体いつも戸構さん↓
自身も麻雀愛好家だという和田政宗参議院議員↓
選手宣誓は最年少(6歳)の子が担当。
選手宣誓の様子
堂々と宣言をしててすごいなと思いました。
ルールとマナーについて
ルールは45分打ち切りで基本はMリーグルールに近い感じです。
ただしウマとオカがなく、純粋に3回戦のペアでの合計得点が高いチームが優勝となります。
また、子どものチョンボはできる限り取らない方針となっているのも特徴で、あくまで楽しく麻雀で交流していこうといった意図がありそうでした。
他にも年齢によるハンデがあり、ペアの若い方の人の年齢を20歳を基準に20歳までの年齢×3,000点のハンデとして加算します。
(8歳の子がいるペアは12×3000で36,000点が合計点数に加算される計算)
マナーについては、「大人が熱くなってマナ悪にならないように」という親子麻雀ならではの注意点がありました。
満貫を上がるとお菓子がもらえる
対局が始まると最初だけ少し静かになります。
が、この大会では満貫をあがった際は「満貫!」と声を上げることでお菓子がもらえるルールなので、そのあとはチラホラと満貫の声が聞こえてガヤガヤした感じでした。
スタッフは卓の間を巡ってて、なんかあったら対応+満貫ならお菓子を持っていきます。
ちなみに、全自動麻雀卓の使い方については特に説明がなかったのですが、普通に使えててびっくりしました。
点数計算などについても、卓によっては、子どもが大人をリードする展開(2000-4000だからはい2000点払って!しまって!みたいな感じ)も見て取れました。
同チーム(親子等)は当たらないようになっているが、お母さんが側がスタッフとして入っていたため親子対決となった庄司プロ(左奥・起家)↓
日向プロによる初心者向け麻雀教室も
大会の他に全く麻雀がわからない参加者用に麻雀教室も行われていました。
こちらでは、日向藍子プロも子どもたちの指導にあたっていて、目線を合わせた楽しそうな様子が見て取れました。
しばらくして戻ってくると普通に麻雀を打っていたので、ルールをマスターできたんだろうなと思いました。
すごろくやさんブースでは「すずめ雀」が楽しめる
ボードゲームのすごろくやさんから麻雀系ボドゲ「すずめ雀」の試遊ブースが展開されていました。
すごろくやの社員の方がルール説明をしつつ、一緒に遊んでくれるスタイルで、その場での購入もできる感じでした。
「麻雀とボードゲームは非常に近い関係性にある」
とすごろくやの宜保(ぎぼ)さんも仰っており、ボドゲ界との協力体制というのも良いなと思いました!
あとこれは個人的に初知りだったのですが、すずめ雀って実はじわじわと版が新しくなっているんだそうです。
今は第4版で、たとえば赤色の牌に★マークが付いているなどの工夫が加わっています。
すずめ雀は「小学生でも5分でルールがわかる簡単な麻雀ゲーム」なので、麻雀を布教したい相手がいる人にはとてもおすすめ!
>>麻雀風ボドゲ・すずめ雀をレビュー!評価の高いオススメホンイツゲームです
Mリーガーと堂々と対局する子どもたちも!
Mリーガー3名(日向プロは最終3回戦のみ)も卓に入り、子どもたちと真剣勝負を行っていました。
見たところ、清一色の手を特につまりもせずに打牌しているお子さんや、ツモ番残り0回のところで聴牌から鳴きを入いて危険牌をツモらないようにしている子などもおり、レベルは非常に高かったです。
清一色でも一定のリズムで打牌をしている子も・・!↓
最終成績からMリーガーは除外されますが、一緒に打った子には思い出になったのではないかなと思いました!
表彰式〜記念撮影
今回の大会では、Mリーガーへのサインのお願いや個人的な写真撮影のお願いはNGでした。
ただ成績優秀だったペアは表彰式にてMリーガーたちとともに記念撮影が行え、また、入賞者以外でも20歳以下の全参加者は最後に集合写真を撮る運びでした。
成績優秀ペアのMリーガーとの記念撮影では、(参加したMリーガーのチームがバラバラだったこともあり)好きなポーズを指定することができ、本来のチームとは違うポーズで撮影しているペアもおりました。
あと、個人的にびっくりしたのは景品の豪華さで、たとえば以下のような感じ。
(1〜3位は上から順に好きな景品を選ぶことができます)
◆大会の景品
- 任天堂Switch
- 任天堂SwitchLite
- ワイヤレスイヤホン
すごろくやさんからのボドゲも景品として出ており、入賞者はボードゲームをもらって帰ったチームもおりました。(こちらは順位ごとでボドゲが決まっている)
試合結果↓
国際ルールの中国麻雀(チュンマ)の大会が夕方から開催
以上が親子ふれあい健康マージャン大会のレポートでした。
ちなみにせっかく卓をセットしたのを1イベントだけで終わらせるのは勿体無いということで、夕方から国際ルールの大会、翌日は日本健康麻将協会の全国大会、月曜日は品川区の麻雀大会というように連続して対局が行われるそうです。
セッティングする労力や会場の費用は1回でも2回でも同じなので、そんな感じで各団体が連携しながら効率化していくの上手いやり方だなと思いました。
終わりに
元々田嶋さんから「うち(日本健康麻将協会)は毎年3月に親子麻雀大会をやってる」という話を聞いたところから気になっていたイベントでした。
参加してみた感じでは、思っていたよりレベルが高く、参加者たちが20歳以上になったとき、麻雀界の藤井聡太が生まれる可能性はあるなと思いました。
(あとマナーも良くて、親的にも割と安心して参加させられる大会だなと。)
参加費も安く(ペアで3,000円)、会場は駅から近く(大井町駅徒歩1分くらい)、景品も豪華で半日遊べるという、かなりおすすめなイベントです。
お子さんがいて家族麻雀をしている方は、ぜひ来年参加してみてはいかがでしょうか。
ではまた。良い麻雀ライフを!
P.S.あと麻雀を普及させようとして活動している人たちが大体みんないたので、そういう意味でも面白かったです。(競技プロはあまりいないけど)
当日の写真については日本健康麻将協会公式サイト上で公開予定だそうです。(多分連日大会運営をしていて大変なのでまだ出てないと思います)
来年の申し込みは2024年になった頃(12〜1月くらい)に同公式サイト上に募集要項がでます!
◆試合結果
◆健康麻雀系イベント記事
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取材系記事はかなり気合を入れて書いてるのでよければ読んでいってください。
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