麻雀グッズ製造メーカーというのは意外に少ない寡占市場となっています。
特に全自動卓の作成に関しては、高い技術力を要することもあり、国内で製作を行っている会社が3つくらいしかないです。
そして現在、全自動麻雀卓は作っていないものの全自動麻雀卓には欠かせない「あるもの」を作っている会社もあります。
それがレディオシステム社です。
この会社は高級全自動麻雀卓に欠かせない点数表示機能を作るトップメーカーなのです。
今日は、このレディオシステムについて紹介していきます。
レディオシステムってどんな会社?
まずはレディオシステムとはどのような会社なのかの概要を紹介します。
レディオシステムは、麻雀店新規開業支援や麻雀教室事業、そして麻雀卓などを販売するマツオカ株式会社の開発製造部門が分離独立した会社となります。(2006年創業スタート。マツオカグループではある)
で、マツオカ時代に開発した業界初のICチップ搭載点棒RADIOの技術を引き継ぎ、その後は2012年にさらに進化したICチップ搭載点棒Eagerを作成、2016年にはアモスレックスを手がける大洋化学とコラボし、Eager2を発売したりしています。
さらに、点棒のやりとりを完全にデジタル化した「デジタル持ち点表示枠・デジテンボウ」を2019年に発売。
2022年にはオリジナルの全自動麻雀卓ステラを発売し、全自動卓メーカーとなりました。合わせてデジテンボウをパワーアップしたデジテンボウ2も発売。
オリジナリティの高い製品を繰り出してくる会社さんです。
ちなみに別会社ですが似た商品としては、サンコーレアモノショップから10万円以下で点数表示機能をつけた全自動麻雀卓が発売され、話題となっています。(現在では販売終了)
これ↓
レディオシステムが作っている麻雀枠について
というのがレディオシステムの沿革です。
以下ではそんなレディオシステムが手がける麻雀枠たちをもう少し詳しく紹介していきます。
具体的には以下の2つを取り上げます。
・Eager2
・デジテンボウ
最高級点棒表示機能枠「Eager2」
まずはEager2です。
Eager2は狭義の意味ではこの枠の部分だけ、広義の意味だとこの枠を搭載した全自動麻雀卓全般を指します。
↓狭義の意味でのEager2
↓広義の意味でのEager2
で、ここでは広義の意味でのEager2について簡単に触れますが、値段は80万円程度、自動配牌あり、点数表示機能ありの最高級全自動卓となっています。
詳しい話は以下に書いたので参照いただきたいのですが、最高級全自動卓といえば、2019年現在ではAMOSRexxか、このEager2のどちらか!というような二大巨頭の一つです。
デジテンボウ
続いては2019年に発表されたデジテンボウです。(2022年にデジテンボウ2も出ました)
こちらは非常に斬新なスタイルで、点棒というものを省いた構成になっています。
どういうことかというと、画面表示されたデジタルな点棒が全てで、実在の点棒は用いないんです。
じゃあ、どうやってやり取りするのか、といえば右についているボタンをぽちぽちやって点棒のやり取りを行います。
新しすぎて使い心地はまだいまいちわかっていないんですが、点棒を投げて渡すようなマナー違反はこの卓が普及したら消えそうですね!
そんな感じの次世代な概念の麻雀枠です。
で、冒頭でも紹介しましたが、このデジテンボウ枠を採用した全自動卓としてはサンコーレアモノショップから発売中の卓があります。
そしてそれ以外に、デジテンボウをDIYして自分ちの手動卓に取り付けられるキットも販売されています。
DIYで全自動点数表示卓を作りたい人は要チェック!
オリジナルの全自動麻雀卓ステラも出た!
さらに2022年にはオリジナルの家庭用の全自動麻雀卓として、ステラを売り出しています。
こちらは最初に三段で上がってきて、山を前に出すと配牌が残るという半自動配牌。
最初は驚きますが、やってみると便利な卓です。マツオカさんで開催されている子ども麻雀教室などでも使用されており、こちらがスタンダードになっている子どもたちが成長するあたりで人気が爆発するかも!
種類としては
- デジテンボウ2を搭載したステラDT
- Eager枠を使用したステラET
があります。
関連記事↓
ステラDTをレビュー!自動配牌の家庭用卓がついに出た!?【レディオシステム社2022年新作PR】
終わりに
ここまでレディオシステムという会社と代表的な商品について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
全自動麻雀卓の枠を作る、というニッチな分野ですが、その業界ではナンバーワンの、知る人ぞ知るトップランナーです。
麻雀就活や麻雀転職をお考えの方はぜひチェックしていきましょう!
ではまた。良い麻雀ライフを!
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