和了連荘(アガリレンチャン)とは、親の和了によってのみ連荘(親を継続)できるというルールです。
聴牌連荘の場合は、流局時に親が聴牌していれば連荘となりますが、和了連荘では親が流れるので注意しましょう。
和了連荘(アガリレンチャン)とは?
和了連荘(アガリレンチャン)とは、主に時間短縮のために、親の流局時聴牌では連荘できないとするルールです。
和了連荘で親を継続するにはアガリ続ける必要があるため、流局しやすい愚形などでリーチをかけると親が流れてしまうことが多いです。
和了連荘と聴牌連荘の違い
和了連荘と聴牌連荘の違いをまとめました。
和了連荘 | 聴牌連荘 | |
親が和了 | 連荘 | 連荘 |
子が和了 | 親が流れる | 親が流れる |
流局して親が聴牌 | 親が流れる | 連荘 |
流局して親がノーテン | 親が流れる | 親が流れる |
流局したら必ず親流れとなる点が特徴です。
連荘が少ないことによる付随的な違いで言うと、和了連荘には以下の特徴があります。
- ゲームスピードが速い
- 先行逃げ切りが有利
- ダマテンが少し有利
和了連荘が採用されているルール
和了連荘が採用されているルールとしては、一部のフリー雀荘(マーチャオ等)、101競技連盟などが挙げられます。
フリー雀荘としては、ゲームを速く回した方が客単価が上がるので和了連荘や55,000点終了(トップが55,000点以上になったらその場でゲーム終了となるルール)などが採用されていることがあります。
また、101競技連盟はかなり特殊なルールで、ノーテンリーチをしても良いなどの特徴があります。
詳細は以下の記事をどうぞ。
101競技連盟とは?トップとラスだけ意味のある麻雀のルールやコツを解説
和了連荘の戦い方
最後に和了連荘での戦い方を紹介します。
基本は先行逃げ切りが有利
まず基本的に先行逃げ切りが有利となります。
これは親が大連荘をしづらいためで、ベタオリしておけば勝手に流れて終わりというパターンが増えます。
ただしベタオリができない人がいる場合はその限りではないので注意。
無理なかわし手は不要
1つ目と関連する内容ですが、トップ時に1,000点の早上がりをする必要性が少し下がります。
もちろん先に上がれそうなら仕掛けるのはありですが、リーチに勝負してかわすというような場面は聴牌連荘時より引き気味で良いです。
アガリたい手はダマもあり
また、親のダマテン(リーチかけない)の重要性が少し増します。
聴牌連荘ならとりあえずリーチして、流れても親を続行できるという場面が、リーチしてからぶれば親が終了となります。
なので、満貫くらいあるような勝負手はあえてダマにするパターンもあります。
和了連荘に関連する用語
関連用語をまとめました。
- 連荘:親を続行すること
- 聴牌連荘:和了連荘の反義語。親の聴牌でも親が続行になる
- 本場:流局、または親の連荘で追加される。1本場につき、アガリ点が+300点となる。
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