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麻雀のフリテンルール解説!ロンできないが役満・国士無双13面はやや有利!【初心者講座10回】

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本記事では麻雀における振り聴(フリテン)について解説します。

  • フリテンとは何かみたいな基礎的な話
  • フリテンになりにくい手作りのコツ
  • あえてフリテンに受けるべき場面

など網羅的に解説していきますので参考にしてみてください。

※また本記事は麻雀初心者講座の第10回でもあります。

独学でネット麻雀を始めた人にありがちな場面として、「アガリのはずなのにアガリができない」というものがあります。

考えられる原因は2つあります。

1つは役がないで形だけを整えてしまったため。

たkる
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麻雀はがないと上がれないルールですね

そして、もし役はあるのに人からロンできない、というときはフリテンである場合が多いです。

フリテンというのは

「自分で河に捨てた牌が待ちの一部に入っている場合、人からロンができない」

というルール。

え、何それ聞いてない!

という人に向けて、フリテンの内容やよくあるミスなどを紹介していきます。

たkる
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わざとフリテンに受けるべき場面(役満など)もあり、その辺も解説します。
この記事の著者
たkる

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たkる

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フリテンとは何か?自分の捨て牌でロンできないルールです。

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まずは、フリテンとはどんなルールなのかを簡単に紹介していきます。

フリテンとは?

フリテンというのは、漢字では「振り聴」と書き、内容としてはロンアガリができない聴牌(てんぱい)形のことを指します。

自分でパイを引いてくるツモはOKです。

たkる
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「他からの援護は期待できねえ。自分で引くしかねえ!うおーーーー!!!」みたいな状態
漢字では「振聴」と書きますが、「ふりちょう」ではなく、「ふりてん」と読みます。

フリテンになる条件

どんなときにフリテンになるのかというと、以下の3つの条件のいずれかの場合。

  • 1.自分の捨て牌にある牌でロンしようとしたとき
  • 2.誰かの捨て牌を見逃したあと、同じ巡目(自分のツモ番が来るまで)にロンアガリをしようとしたとき
  • 3.リーチをかけたあとに誰かから出たアガリ牌を見逃したとき

具体的には、自分の捨て牌に1sがある場合の1-4s待ちとか、白を捨てている場合での白単騎といったように、「すでに自分で捨てた牌が待ちの一部である場合、人からはロンアガリができない」というルールです。

他にも、自分では捨てていなくとも人が捨てた牌を見逃した場合もフリテンとなり、リーチをかけていれば永遠に、そうでない場合は次の自分のツモまでフリテンとなります。

たkる
たkる
ちょっとごちゃっとしてるんですが、要は手順を間違えなければフリテンになることはないです。

フリテンがある理由

なんでこんなルールがあるのかというと、特定の相手に対する故意の狙い撃ちができないようにするため

例えば、

「こいつ嫌いだから前の人の捨て牌ではなくて、そこに併せてきた次のやつの牌であがろう!」

とかそういう悪い行為を防止するためのルールとなっています。

フリテンに関してはHakase Fuyuki(@Hakase_Fuyuki)さんの以下の考え方がめっちゃわかりやすい↓

「一度捨てた男とよりを戻そうと(ロン)すると怒られる。なお、その男が勝手に戻ってきた場合(ツモ)にはその限りではない」

・・・これ天才だと思うんだ。

たkる
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ちなみにフリテンって日本麻雀特有のルールだそうです

2つのフリテンの違い

フリテンについてもう少し詳しく見ていきます。

フリテンには大きく2つに分かれ、

  • 永続的なフリテン…その局が終了するまでフリテン
  • 同順内フリテン…次のツモでフリテンが解消

があります。

前者のフリテンになるパターンとしては、自分の河に待ち牌の一部が存在する場合、あるいはリーチ後に他家の捨てたアガリ牌を見逃した場合です。

一方、後者の同順内フリテンになるパターンは、リーチをかけていない状態で他家の捨てた牌を見逃しした場合に発生し、次の自分のツモ番がくれば解消されます。

とまあ、区分けはこんな感じなのですが、なんでこんな違いがあるのかというと、手替わりの可能性のありなしによります。

  • 立直の場合は(手替わりが起こらないので)一度でも見逃したらずっとフリテン
  • それ以外の場合は(手替わりして待ちが変わる可能性があるので)自分の番が来ればフリテン解消
たkる
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後者を同順内フリテンと言います。ポンとかされてなかなか自分の番が来ないとずっとフリテンです。

どういうことかというと、リーチ後は手替わりをしてはいけないルールです。

なので一度見逃した牌は常にアガリ牌ではないはず。

しかし、リーチをかけていない場合は、次のツモで待ちが変わる場合があります。

つまりどんなにツモ切りに見えてもリーチをかけていない場合には、

「元々は聴牌していなかったけど、いま聴牌したところなんだわ」

と言い張ることが可能。

よってフリテンは同順内のみとなるわけです。

フリテンの原因と避けるための打ち筋のコツ

では、続いてはフリテンにならないうち筋のコツを紹介していきます。

ポイントは3点です。

  • 1.字牌から切る
  • 2.一貫性を持つ
  • 3.連続系を残す

それぞれ簡単に解説していきます。

1.字牌から切る

フリテンにならないコツの一つ目は字牌から切ることです。

なぜ字牌から切る必要があるのかというと、序盤で切った数牌にくっついてフリテンになるというパターンが非常に多いため。

まずは字牌を切って、一見孤立している牌でもくっつきを待つようにするとフリテンになる確率が下がります。

2.目いっぱいに受ける

フリテンにならないための2つ目のコツは、危険牌の先切りをせず、めいっぱいに受けることです。

例えば以下のようなリャンカン形をどちらかに固定するとフリテンになる確率が上がります。

357m567p566s白白白北北

⇒3m切りして4mが入るとフリテンになる

3.一貫性を持つ

3つ目としては一貫性をもった打牌を行うことです。

麻雀においては簡単な手ばかりではないため、どちらかを選ばなければならず、選ばなかった方を引いてフリテンになるというケースはけっこうあります。

そんなときに一貫性を持って、一度捨てた牌は何度来ても絶対捨てる!という強い意志を持つことでフリテンになりにくくなります。

たkる
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例えば89って持ってて9切ったら7が来て78になったみたいなとき、男気で87と落とせばフリテンにならない。

まあ、これは良し悪しがありますが、フリテンを避けたい人は一貫性を重視しましょう。

敢えてフリテンに受けるべき役満!国士無双13面、四暗刻単騎待ち等もある

基本的には不利となるフリテンですが、敢えて見逃しをしてフリテンにしたりするケースもあります。

そんなレアなケースをいくつか紹介していきます。

ダブル役満を狙う場合!主に国士無双や四暗刻

まずは国士無双13面待ち、四暗刻単騎などの形がダブル役満になるルールで、ノーマルな国士無双や四暗刻をツモった場合。

これは和了すればふつうに役満ですが、1枚切ればダブル役満になり逆転の切り札になります。

トータルで大きく凹んでいる場合などは敢えてシングル役満を上がらずダブル役満を狙いに行くのもアリです。

実際、国士無双13面待ちの場合は、13/34でツモれるので意外に悪くない賭けとなります。

  • ダンラスで国士無双をツモ
    →フリテン13面待ちに受ける
  • ダンラスで四暗刻をツモ
    ⇨頭を落として四暗刻単騎に受ける

1手替わりで打点が急上昇する染め手

続いては、染め手に向かう場合です。

例えば以下のような手であれば、2sツモでタンヤオのみの1000点をアガルよりは、2sを切ってフリテン系にうけて染め手に移行するほうが効果的

233445777888m2s 2sツモ

⇒2sツモ切りで萬子(m)を待つ

>>【麻雀役解説・清一色】『バビイのメンチン何切る』が上達におすすめ

片上がりで上がれない方をツモった場合

続いては、三色や一気通貫、役牌バックなどの和了できない方をツモってしまった場合。

この場合は役がなく和了宣言をできないので、泣く泣くフリテンにうけることになります。

234m23s234567p白白 1sツモ

⇒三色がつかないので和了できない

敢えて一枚浮かせておいて、チーできるようにしておくのも手です。

フリテンになりがちな要注意多面張パターンまとめ

続いて、形が複雑で、間違えやすいフリテンのパターンを紹介します。

暗刻+横待ち

まずはよくあるやつをいくつか。

先ほどの例でも出ましたが、

5556のような暗刻+隣は頻出です。

4446のような暗刻+2つ隣は2面待ちなのでそこも併せて覚えましょう。

  • 5556・・・4,6,7待ち(6忘れがち)
  • 5557・・・6,7待ち

シャボ+両面

あとこれも頻出ですが、シャボと両面が複合したやつです。

具体的には

44456 白白

みたいな形です。

これは

  • 44|456|白白
    ⇒4と白のシャボ待ち
  • 444|56|白白
    ⇒4-7の両面待ち

となるので要注意!

44456白白のような暗刻+両面シャボは
⇒4,7,白待ち

暗刻2つの5面待ち

続いてはこれ↓

2223444s345m456p

この形は待ちが12345sとなります。知らずにどれかを切っている場合はフリテンとなるので注意!

その他もある

こんな感じの多面待ちを理解しておかないと上がってから「あれ、これも待ちでは?」と指摘されてフリテンチョンボになるので注意しましょう。

>>麻雀で覚えるべき「待ち・多面張」まとめ

相手のフリテンリーチを見切る方法【人読み】

これは上級編です。

リアルな麻雀では相手の表情やしぐさからフリテンを見切ることも可能です。

・リーチ時に場を見てない
・単騎回してそう
・リーチしてからあって顔をしてる
→気づいてない系フリテン

・リーチ(動作)がやたら速い
・357の嵌張落とし
→気づいてる系フリテン

・でき面子っぽいところの手出しorツモ切り
・手に入れない長考からリーチ
→ツモ拒否系フリテン

こんなイメージです。

先の項で述べた打ち筋によってフリテンになりやすい、なりにくいの傾向もあるので相手のアガリなどから見極めていきましょう。

余力がある人は送りカンについても学んでおこう

あと、これは初中級者のうちは特に覚えなくてもよいんですが、余力のある人は「送りカン」と呼ばれるパターンについても学んでいきましょう。

これはフリテンに関して一番めんどくさいです。

送りカンというのは「リーチ後の暗カンにより待ちが変化すること」を指します。

つまり、例えば

5556
⇒55|56とみると4-7待ち、555|6とみると6待ちの形

と持っていて、4, 6, 7の3面待ちだったのが、5をカンしたら6単騎になりますね。

そうすると、4, 7がフリテン牌(自分で切っている)だったときにカンによってフリテンを解消できてしまうことになります。

そうなるとリーチ後に通ったはずの牌が急に通らなくなったりしてごちゃつくので、こういった待ちの変わるカンは禁止されています。

なので、もしこうした行為をすると「送りカンだ!」と指摘されてチョンボになるので要注意です。

・・・とここまでは「まあ確かに」という感じですが、これがはた目には待ちが変わっていないけどカンチャン待ちが消えている、とか役が増えたとかそういうのも咎められるケースがありその辺が難しいところとなっています。

とりあえずまずは

「リーチ後に待ちが変わるカンはダメ!なぜならフリテンが解消されるから」

とだけ覚えておきましょう。

詳しい話は以下の記事をどうぞ!

終わりに!フリテンを理解すると中級者の仲間入り!

ここまでフリテンについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

フリテンは初心者が麻雀のルールでもっともつまりやすいポイントの一つです。

ぜひフリテンにならないうち筋をマスターして、勝利を目指していきましょう。

では今日はこの辺で。よい麻雀ライフを。

たkる
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