お疲れ様です、麻雀グッズ研究所のたkるです。
今回は初心者講座の第2回ということで、麻雀のアガリ方について解説していきます。
具体的には、
- アガリのための条件
- アガリの際の2つの発声(ツモとロンの違い)
- 何故か上がれない場合(よくあるケース)
についてなどです。
麻雀のルールを知らない人でもわかるようにできる限りかみ砕いて解説していきますので、よろしくお願いいたします。
では、始めていきます。
目次
麻雀における上がりとは?点数を得るために必要!
まずは麻雀における「上がり」とはそもそも何か、から始めていきます。
麻雀ではゲーム開始時、それぞれのプレイヤーに25000点ずつの点棒が配られます。
この点棒がゲーム終了時にもっとも多かった人が勝ちとなるルールです。
麻雀では、最初は全員同じ点数がもらえる。最終的に点数が多い人の勝ち。
そして、この点棒を増やすための技が「上がり」です。
上がりとなったプレイヤーは他の上がれなかったプレイヤーから、その上がりの種類に応じた点棒を受け取ることができます。
- アガリのプレイヤー・・他のプレイヤーから既定の点数を受け取る
- 上がれなかったプレイヤー・・・点数を失う
なので、それぞれのプレイヤーは他のプレイヤーよりも早く上がることを目指して手作りを進めていくわけです。
上がり方の基本ルール(条件)は2つだけ!型と役を揃えよう!
続いて、麻雀で上がりを宣言できる条件を解説します。
麻雀で上がるには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 1.麻雀の上がりの型(4メンツ1トイツ)を揃えること
- 2.ドラ以外の手役が一つ以上存在していること
※厳密には1には他の形もありますが、9割以上は↑の形なので省略
それぞれ解説していきます。
1.麻雀の上がりの型(4メンツ1トイツ)を集めること
まず一つ目の条件は麻雀での上がりの型を満たしていることです。
麻雀では、
- 萬子(マンズ)
- 筒子(ピンズ)
- ソウズ
と呼ばれる3種類の1~9が書かれた牌
- 字牌(ジハイ、ツーパイ)
と呼ばれる漢字一文字が描かれた数字のない牌の2種類があり、これらを使って絵合わせを行います。
具体的には、
- 3枚1セットの組み合わせ(メンツ)を4つ
(階段状の3枚か同じ牌3枚で1セットとできる) - 2枚1セットの組み合わせを1つ
(同じ牌2枚のみ1セットとできる)
の形を集めると上がりの型が完成します。
鳳凰が飛翔するところが由来だと近藤プロが言ってた↓
**
このとき、2枚1セットは同じ牌2枚のみ可、3枚1セットの組み合わせは、以下の2つのいずれかでOKです。
2枚1セット(トイツ)の作り方
- 同じ牌を2枚集める
3枚1セット(メンツ)の作り方
- 同じ牌を3枚集める(111など)
- 同じ種類の牌で階段状に3枚集める(123,234など)
つまり、この形を目指して牌を切っていくと上がりの型に近づくことができます。
よくある注意点↓
- 同じ牌を2枚集めた状態を対子(トイツ、※アタマとも呼ぶ)という
- 3枚1セットの組み合わせが完成した状態をメンツという
┗メンツのうち、同じ牌を3枚集めたら刻子(コウツ)
┗同じ種類の牌を階段状に3枚集めた状態を順子(シュンツ)という
※順子(シュンツ)と刻子(コウツ)を併せて面子(メンツ)という
4メンツ1アタマの形(上がりの形)の一つ手前として
「あと1枚くれば上がり形になれる」
という状態をテンパイ状態と言い、この状態になれば上がりの準備その1が完了です。
2.役が1つ以上存在していること
上がりのための条件はもう1つあります。
それが、手役が存在していることです。
1つ目の条件として、
アガリの型(4メンツ1トイツ)の1つ手前となっていること
がロンやツモのアガリを宣言できる条件であるとお話ししましたが、それだけではアガリを宣言することができません。
なぜかというと、麻雀では上がりの際のもらえる点数は、上がりの際の手役の数によって決まるため。
つまり役がない上がりは点数をもらえない上がりとなり、点数を増やすという目的から外れているため、認められないのです。
麻雀における手役は、ローカルなものを除いて全部で37個ありますが、このうちどれか一つでも満たせば手役の条件はクリアです。
注意すべき点としては、
- 鳴き(手作りの段階で人の牌をもらう)をすると成立しない役がある
- ドラ(ある牌をもっているだけで役になる)という役は単体では上がり条件にならない
という点。
まあここはよく出る5つが全体の8割くらいを占めるのでまずはここだけ覚えましょう!
ここまでをまとめると、
- 上がりの型が完成(テンパイ状態)している
- 役が1つ以上ある
上記の2つの条件を満たした状態になれば上がりの準備が完了です。
上がりの型の例外パターン(読み飛ばし可能)
ちなみに、上がりのために満たすべき条件としては、先ほど紹介した型以外にも、全部で3つあります。
- 1.最も一般的!「4メンツ1トイツであること。」
- 2.たまにある!「7トイツであること」
- 3.超レア!「国士無双形であること」
条件が一応3つのパターンあることにはあるのですが、9割以上の上がりは「4メンツ1トイツであること。」になります。
なのでここは読み飛ばしでもOKです。
2つ目と3つ目はそれぞれ
- 七対子
- 国士無双
という手役でのみ採用される特殊形となりますので、まずは1の4メンツ1トイツが上がりの型であると覚えましょう。
七対子形と国士無双形について詳しく知りたい方は、以下の記事で役の解説をしているのでよければそちらを参照ください。
麻雀の「上がり方」にはツモとロンの2種類がある
続いては準備が完了した後に具体的に上がるときの条件と手順を解説します。
麻雀における上がり方には2種類があり、それぞれツモとロンと呼ばれています。
それぞれこんな違いがあります。
- ツモ…上がりとなる牌を自分のターンに自ら引いてくる
- ロン…上がりとなる牌を相手のターンに相手が捨てた牌から持ってくる
そして最後の1牌に関して人からもらうこともできるのです。
それぞれを簡単にみていきましょう。
ツモ
まずはツモです。
これは普通にテンパイを目指すときと同様に、自分のターンになったら牌を1枚引き、それが上がり牌だった場合にツモを宣言します。
ツモの手順
- 牌を1枚引いてくる
- ツモという
- 手牌を前に倒す
- 上がり点数を宣言する(ここは誰かに任せよう!)
あなたがもし誰からも牌をもらっていない場合、最後の1枚をツモで引いてくることが面前清自摸(メンゼンチンツモ)という役の成立条件となります。
なので、この場合は他に役がなくても上がりを宣言することができるのです。
ロン
続いては誰かの捨てた牌をもらうロン上がりです。
この場合は、ロンそのものに役が付かないため、別途役を用意する必要があります。
やり方としては、誰かが牌を捨てた瞬間に「ロン」と宣言し、手牌を前に倒します。
そしてその後はツモと同様に点数を計算して支払いを行うというやり方です。
支払い方の違い
ツモとロンでは、上がったときの点棒の支払い方も変わってきます。
例えば、子のプレイヤー(麻雀では親と子がいる)が、8000点の手を上がった場合では、支払い方法はツモとロンで以下のように変わります。
- ロン…上がりとなる最後の牌を捨てたプレイヤーが8000点全額を払う
- ツモ…上がれなかったプレイヤー3人で分割して、合計8000点になるように支払う。
この辺の話はやや難しいので、ツモは全員から、ロンは最後の牌を捨てた人からだけ!と覚えましょう。
ツモの場合の点数の支払い方の分割は、子が上がった場合、親が子の2倍を支払います。
なので、8000点のツモの場合であれば、上がれなかった子2人がそれぞれ2000点、上がれなかった親は4000点を支払い、計8000点とします。
一方で親の上がりの場合には、子3人はそれぞれ同額ずつ(子のアガリの親の支払額と同じ額)を支払います。
なのでもしも親が12000点の手を上がった場合には、子3人がそれぞれ4000点ずつを支払うわけです。
ロンの場合は、最後の上がり牌を出した人が責任を取って全額払いとなるため、麻雀では自分が上がりをするのと同様に、人の上がりに貢献しないことが重要となります。
上がりを目指すコツと注意点!ポンチー時は役を確認!
麻雀における手作りのコツと注意点を解説します。
鳴き(ポン、チー)
麻雀では、自分のターンに牌を引いてくる他にも手牌を入れ替える方法があります。
それが「鳴き(なき)」と呼ばれるプレイです。
これは誰かが捨てた牌をお下がりとしてもらい受け、自分の手牌の一部とするという技です。(ロンに似てるが、テンパイじゃないときにも使える)
鳴きは大きく
- ポン・・・同じ牌2枚を持っており、誰かが3枚目を捨てた時
- チー・・・23、12などの階段状の2枚に連なる3枚目(23なら1か4、12なら3)が前(左)の人から切られた時
- カン・・・自分が3枚持っている牌の4枚目を誰かが切った時、または自分で4枚同じ牌を持ってきた時
に分かれており、それぞれできる条件が変わります。
詳しい話は以下の記事を参照いただきたいのですが、基本的に鳴きを入れると役を作るのが難しくなります。
なので、初心者のうちは確実に狙える役がある状態でのみ鳴きを使うのがおすすめです。
詳しい話はこちら↓
ちなみに雀魂で「無役」と出た場合は、役が作れていません!という意味です。
ロンできないはフリテン
上がり方についての解説は以上となるのですが、番外編としてロンの際に注意すべきフリテンについて簡単に紹介していきます。
麻雀では、自分がすでに切った牌ではロン上がりをすることができないというルールがあり、これをフリテンといいます。
もしフリテンに気が付かずにロンをしてしまうとチョンボという反則となり、逆に点数を支払わなくてはならないのです。
なぜそんなルールがあるのかというと、麻雀ではその人が何を捨てたかによって、その人の上がり牌がなんであるかを推測していくという点が醍醐味であるから。
もし自分の捨てた牌でもロンが可能となると、相手の上がり牌を出さないようにするという戦略性が失われてしまうため、フリテンというルールですでに切った牌での上がりを禁止しているのです。
ちなみにフリテン状態でもツモでの上がりは可能。
詳しいフリテンのルールについては、以下の記事にまとめているので、興味ある方はご参照ください。
終わりに!第2回初心者講座のまとめ
ここまで麻雀における上がり方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
内容をまとめるとこんな感じです。
- 麻雀のアガリには型を整えること、役を1つ以上用意すること、の両方が必要
- 麻雀のアガリにはロンとツモがある
- 自分の切った牌ではロンできないフリテンルールに注意
麻雀での上がりはツモとロンがあって、アガリのためには上がりの型と手役が必要なんだな!
くらいの感じが伝われば幸いです。
手役に関しては、いっぱいあって覚えるの無理!と思うかもですが、実際にはよく使う役を5〜10個くらい覚えておけば麻雀をプレイすることは可能です。
次回講座で役について解説します。
残りはじっくりとプレイしながら覚えていくと良いかなと思います。
上がりは麻雀の花形なので、ぜひその条件をマスターして楽しく対局していきましょう。
ではまた。よい麻雀ライフを。
麻雀初心者講座、開幕!
麻雀のルールを体系的に学びたい・・!
そんな要望を多数いただき、本サイトでも初心者講座カテゴリーを解説しました。
全12回で麻雀のルールと基本戦術をマスターできるコースです。
全編無料なのでこの機に麻雀の勉強をしてみよう!という人はぜひ参考にしてください。
◆初心者から初級者になる6講座
- 第1回:麻雀とは?ざっくり概要を解説
- 第2回:麻雀の上がり方!ツモとロンを覚えよう
- 第3回:麻雀の主な役!まずはこれだけ3,5,7
- 第4回:牌効率の基礎!確率を上げる考え方
- 第5回:鳴き!ポンとチーで人から牌をもらう方法
- 第6回:役を狙う牌効率!6つのコースで解説
- 番外編:手積み麻雀ができるようになる方法
◆初級者から中級者になる6講座
- 第7回:ベタオリ!リーチを受ける手順とコツまとめ
- 第8回:相関図で麻雀役を全部覚えてみよう!
- 第9回:麻雀の点数計算やり方解説【符の数え方】
- 第10回:フリテンルール解説!ロンできない問題を解決します
- 第11回:麻雀の押し引きについて
- 第12回:手役読みの基礎!相手の狙い役を見抜く方法
- 番外編:【徹底比較!】オンライン・ネット麻雀のおすすめまとめ!
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