麻雀における「翻(ファン・ハン)」について解説します。
役のカウント単位を差し、一翻(イーハン)、二翻(リャンハン)と数えます。
「イーハンってなんぞ?」という人は参考にしてください。
点数計算のより詳細な話は以下をどうぞ。
>>[5分で簡単]麻雀の符、点数計算の数え方を解説します(練習問題・早見表あり、初心者講座9)
麻雀の一翻(イーハン)とは?
ではさっそく意味を解説していきます。
意味
一翻(イーハン)の意味は「役が1カウントある」という意味です。
役を数える単位が「翻」となります。
役にはそれぞれメンゼンだと〇〇翻、鳴くと〇〇翻というように点数が設定されており、その最小単位が「一翻(イーハン)」です。
ちなみに満貫以下の点数は「翻数」×「符」となるため、点数を決めるには合わせて「符」を理解する必要があります。
>>[5分で簡単]麻雀の符、点数計算の数え方を解説します(練習問題・早見表あり、初心者講座9)
使い方
Mリーグなどを見ていると
「一翻(イーファン)足りませんね。」
「この手は二翻(リャンファン)ですね。」
みたいな解説を耳にすることがあると思います。
これは役の合計数が1単位であるということ。
つまりその手は安いということになります。
類語
類語として「役(ヤク)」でカウントすることもあります。
ホンイツは2役なので2000点から
みたいな感じです。このときの使われ方は「翻」と同じです。
日本式麻雀のイーハン縛りについて
日本の麻雀ルールでは、アガリのために最低1役(一翻・イーハン)が必要です。
これは実は中国麻雀などではないカウント法で日本独特。
これを「1翻縛り(イーハンシバリ)」と言います。
また、ローカルルールですが、名古屋サンマでは2翻以上ないとアガリを宣言できない「2翻縛り(リャンハンシバリ)」とすることもあります。
(その他ヨンマでも5本場になると2翻縛りになるルールもある)
麻雀の翻(ハン)の数え方と点数の関係
翻数と点数の関係を簡単に紹介します。
上の図のように「数字×翻」で読みます。
例:2翻ならリャンハン、6翻ならローハン(3以上はあんまり言わないけど)
一翻(イーハン)の点数は1000点から
まず最小得点となる「一翻(イーハン)」の点数は1000点からとなります。
この早見表の「1翻」となっているところの点数です。
また、親の場合はすべての得点が子の1.5倍になるため、最小得点は1500点となります。
翻だけでなく符によって点数が決まる
大まかな点数は「翻」数によって決まります。
「翻数」が2倍になれば、点数は2倍になります。
(5翻以上は天井ありですが、それまではそう)
ただし、符によっても点数は少し変化します。
理論上は最小の20符から最大の110符まであり、この差は5.5倍になります。
しかし、実際問題としてよく出る符は20~40符なので、符による変化は1.3~2倍くらいです。
大体はこの辺で収まる↓
殆どでない70符以上↓
細かい話は麻雀のルールを覚えたい人だけ参照ください。初めのうちは知らなくてOKです。
以上が麻雀における「翻」でした。
座学ではよく出てきますが、実際の麻雀ではほとんど使いません。
なので覚えなくても大丈夫です。
役とそれぞれ何役(何翻)なのかだけ覚えましょう。
ではまた。よい麻雀ライフを!
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