もしもその役満がなかった場合の点数からどれだけ点数がアップしているか、という視点で役満をランキングにしました。
目次
まずはルールと役満役一覧
点数アップの基準としては、例えば緑一色の場合、もしも緑一色がなければ、手は撥・ホンイツか、清一色のどちらかとなります。
この場合は低いほうの撥ホンイツでカウントし、鳴きがありだとすると最低点数は30符3翻の3900点。
これが緑一色という役により役満(13役)となっているので、点数アップは10役ということになります。
こんな感じでまとめていきましょう!というのが本記事の趣旨となります。
ノミネートされた役は以下の13役。
四暗刻(スーアンコ)、四槓子(スーカンツ)、大三元(ダイサンゲン)、国士無双(コクシ、コクシムソウ)、天和(テンホウ)、地和(チーホウ)、大喜和(ダイスーシー)、小四喜(ショウスーシー)、字一色(ツーイーソー)、清老頭(チンロウトウ)、緑一色(リューイーソー)、九連宝燈(チュウレンポウトウ)、あとローカル役満ですが大車輪(ダイシャリン)もいれています。
では、準備はいいでしょうか。
さっそくランキングを開始していこうと思います。
点数アップで見る役満ランキング
ランキング下位から順に並べていきます。
第13位:大車輪(2役アップ)
昔はどこの雀荘でもブイブイ言わせていた大車輪ですが、最近はローカル役満に格下げされていますね。
点数アップの面で見ても、既にタンヤオ(1役)、清一色(6役)、二盃口(3役)、平和(1役)が複合しておりすでに11役の3倍満です。
別に役満でなくても、ふつうにちょっとドラが乗ればすぐに数え役満に行けてしまいそうですね!
ちなみに自分は大車輪に必ず平和が付くという事実を見逃しておりました。
(ご指摘いただきありがとうございます。)
◆参考記事
第12位:字一色(5役アップ)
続いて、第12位は字一色です。
数え方を迷った部分もあるのですが、ここでは以下のような形で考えました。
◆南場、南家の和了手
南南 撥撥撥 西西西ポン 北北北ポン 東東東ポン
数えとしては、役牌(1役)・ホンイツ(2役)・ホンロー(2役)・トイトイ(2役)、チャンタ(1役)で計8役。
なので、字一色になることで5役アップとしています。
字牌だけのときに、チャンタやホンイツが付くのかどうかという説はありますが、広めで数えました。
◆参考記事
第9位~11位:清老頭、九蓮宝燈、大四喜(7役アップ)
続いては、7役アップの清老頭、九蓮宝燈、大四喜です。
清老頭は、鳴きのジュンチャン(2役)・トイトイ(2役)・ホンロー(2役)で2かける3で計6役、九蓮宝燈は面前の清一色(6役)のみで同じく6役、大四喜はホンイツ(2役)、トイトイ(2役)、役牌(1役)×2で6役です。
符的な話で言えば、トイツ手となる清老頭や大四喜のほうが符が高いので青天井であれば、10位~11位が大四喜と清老頭、9位が九蓮宝燈となります。
ちなみに、九蓮宝燈は一見すると一通が付きそうですが、一通が付くのは1か9を4枚所持したときのみです。
第8位:大三元(8役アップ)
続いて第8位は大三元です。
大三元は役牌(1役)×3+小三元(2役)で計5役としてカウント。
役満までは8役アップとしています。
◆参考記事
第5位~7位:国士無双、四暗刻、四槓子(9役アップ)
続いて第9位は同率5役で国士無双、四暗刻、四槓子です。
よくある役満たちが総揃いですね。
ちなみに、「国士無双なんて他に役なんもつかねえだろ!」というご意見はごもっともなんですが、ここでは一応ヤオチュー牌だけなのでホンロー(2役)とチャンタ(2役)が付いているとみなし+9役アップとしています。
その他の役満のカウントは以下の通り。
- 国士無双:ホンロー(2役)、チャンタ(2役)
- 四暗刻:三暗刻(2役)、トイトイ(2役)
- 四槓子:三槓子(2役)、トイトイ(2役)
この辺になってくると役満の価値がかなり高いといえます!
第4位:緑一色(10役アップ)
第4位は緑一色です。
緑一色は撥ありの場合と撥なしの場合で打点が変わりますが、ここでは撥ありの場合の最低打点を以下のように計算しました。
緑一色:撥(1役)、ホンイツ(2役)
緑一色はソウズの234で順子が作れるので必ずしもトイトイにならないのがミソですね。
結果として緑一色という役があることによる点数アップは+10役!
点数も3900⇒32000と8倍近くアップしています。
◆参考記事
第3位:小四喜(11役アップ)
ここからが点数アップベスト3です。
第三位は小四喜!
役満としての小四喜がない場合の役はなんとホンイツのみ(2役)。
小四喜は、以下のような形になると役牌が付かないのがポイントですね。
◆南場、南家の場合
東東東234 南南 北北北ポン 西西西ポン
点数アップは+11役。
2600点が32000点に化けるので点数にしても12倍以上になります!
第1位~2位:天和、地和(12役アップ)
最後に同着の1位と2位をまとめて紹介します。
点数アップがもっとも大きい役満ランキング1位は、
天和、地和です!
天和も地和もその役がなければ、ただのツモ。
1巡目でリーチもできないため、わずか1役にしかなりません。
なので役満による点数アップは+12役。
点数も地和ならゴミツモ300-500の計1100点の収入が地和により8000-16000の計32000点に早変わり。30倍近い点数アップとなります。
ちなみに天和の場合は700オールが16000オールとなり23倍程度なので、点数の倍率アップという視点では、地和のほうが振れ幅が大きいです。
ただ、逆に加算点数とい視点で見ると、地和は1100⇒32000で+30000点くらいですが、天和は2100⇒48000となり45000点以上も増えており、倍率でみるか加算点数でみるかという視点があり、同着1位としました。
終わりに
ここまで役満を点数アップという視点でとらえたランキングをまとめましたがいかがだったでしょうか。
役の数え方や順位には諸説あるかとは思いますが、まあ、点数アップでみるとこんな感じだよ!というのがざっくりお分かりいただけたのではないかなと思っています。
一口に役満といっても確率や次善の手の点数はけっこう違うので、その点も意識しながら打つと、より効果的な打ち手になれるのではないでしょうか。