本記事では、子どもが麻雀を打てる教室やイベントをまとめました。
2023年現在、Mリーグ・V-tuber(雀魂)等によるブームもあり、年々若年層への麻雀需要が高まっています。
しかし、実は子どもは雀荘で麻雀を打つことができません。(法律的に)
Mリーグを見た子どもが麻雀を習いたいと言い出した!どこに行けば良い?
という悩みの解決になれば幸いです。
目次
前提:子どもと麻雀と風営法の話
普通に子どもも雀荘で打てばいいじゃん!と思う方もいるかもですが、風営法の関係で、18歳未満は雀荘で遊戯をしてはいけないことになっています。
そのため、子ども麻雀教室をやろうと思ったら、風営法の適用範囲外(雀荘以外)にする必要があります。
法律の詳しい話などはここでは省きますが、教室なら教室だけ(子ども可)、雀荘なら雀荘だけ(子ども不可)というような区分けが一般的です。
詳しい話など↓
子どもが通える麻雀教室おすすめまとめ
子どもOKな麻雀教室をまとめました。
令和のナウい習い事としておすすめ。(今10~20代に麻雀流行っています)
ニューロン子ども麻雀教室(東京・名古屋・大阪)
まずは店舗が複数あるニューロン子供麻雀教室です。
1997年から教室事業を行っている子ども麻雀教室の最大手で、1日1,000円で教室を受講することができます。
子ども麻雀教室を行っている店舗は、大井町校(東京)、大阪校(次に出てくるマツオカさんと共同開催)、名古屋校(太平通校)の3つ。
(大人コースも含めるともっといっぱいあるが、子どもはこの3つだけ)
店舗によりますが土日開催となっています。
マツオカ子ども麻雀教室(大阪)
続いては大阪の麻雀用具メーカー・マツオカさんのショールームで開催されている子ども麻雀教室です。
こちらは先ほど出てきたニューロンさんと共同でやっている回と、日本プロ麻雀協会さんと共同でやっている回で月2回開催となっております。
開催日は第2、第3日曜日、午前午後でそれぞれ1,000円です。
こないだ取材(見学)に行ってきたので詳細はそちらも合わせてどうぞ!
【令和の習い事!】マツオカさんの「子ども麻雀教室」を見学させてもらってきた!
申し込み↓
子ども健康麻将教室(東京)
続いては健康麻雀系の麻雀団体である日本健康麻将協会が主催の「子ども健康麻将教室」です。
こちらは毎月第2日曜日に五反田の拠点で、なんと無料開催・・!
・・健康健康麻将協会さんは、他にも目が見えづらい人向けの点字麻雀教室などもやっています。
HQこども麻雀教室(東京)
2023年11月よりHQこども麻雀教室もスタートします。
元々麻雀教室事業のあったHQ麻雀さんの新企画として子ども麻雀が加わる形。
参加費は無料で、会場は最高位戦スタジオ。小学生の部と中学生の部が分かれているのも特徴です。初回は11/18。
開催 11月18日(土)
小学生の部:午後0時00分~午後3時00分
中高生の部:午後4時00分~午後7時00分
会場:最高位戦スタジオ
https://saikouisen.com/schedule/
※住所)千代田区神田小川町3-6-6 大栄堂ビル4F
受付開始時間:午前11時30分
※応募多数の場合、抽選とさせていただきます。
※応募
開始:2023年10月7日(土)12時00分
応募期限:2023年10月29日(日)23時59分引用元:https://form.run/@hq-ma-jong-kids-start1108
講師陣は、
- 醍醐大プロ
- 河野直也プロ
- 丸山奏子プロ
- 伊藤奏子プロ
の4名。第1回となっていたので継続的に行われるんじゃないかと思います。(日程等は不明)
子どもが参加できる麻雀イベント・大会まとめ
ワンデイの大会などを紹介します。普段は家族麻雀をやってる子の腕試しなどにおすすめ。
親子ふれあい麻将大会(東京・3月)
まずは毎年行われているイベントとして「親子ふれあい麻将大会」があります。
会場は大井町(東京)のきゅりあん。区民ホールに全自動卓が運ばれてきます。
年齢に応じたハンデがあるのも特徴で、親子(または子ども同士)でペアを組んで合計での勝敗を競います。
初心者が教えてもらえるブースもあり↓
見学記事↓
【子ども参加可】親子で出場できる麻雀イベント「家族ふれあい健康マージャン大会」の当日レポート!
夏休み小学生麻雀大会
2022年からMリーグ主催で行われている夏の子ども向け大会です。
会場は、2022年は東京だけ、2023年は東京・大阪となっています。
朝日新聞社やコロコロコミックも協賛しており、新聞などに乗れるチャンスもあるかも!
(7月ごろにMリーグ公式サイトに応募が出て、本戦は8月)
ねんりんピックのエキシビションマッチ(全国持ち回り)
続いては、毎年会場の変わるねんりんピックです。
ねんりんピック自体は60歳以上が参加条件なのですが、お楽しみ対局として、ゲストプロと対局できるコーナーがあります。
そちらは誰でも参加可能となります。(事前申込要)
【当日レポ追記】ねんりんピック2022の正式種目・健康マージャンを運営の清川さんに聞いてきた!
ハチ公杯 渋谷区世代間交流麻雀大会(東京)
東京では、2023年に渋谷区に関わりのある人(在住・通学・通勤者)を対象に、「第1回 ハチ公杯 渋谷区世代間交流麻雀大会」が開催されます。
こちらも小学生から参加可能で、ゲストでMリーガーもくるイベントです。
番外編:その他の子ども×麻雀の取り組み!
他にも次世代のために頑張ってる人がたくさんいるので紹介します。
大洋技研×学生麻雀連盟の全自動卓無料貸出
まずは卓メーカーの大洋技研さんと学生麻雀連盟さんの共同企画で、全国の中学校、高校に全自動麻雀卓を貸し出そうという試み。
料金はなんと・・無料・・・!
手は上がるものの、なかなか学校側の承認が降りず難航している、という話も聞いていたのですが、2023年秋に1校決まったようです。
藤田プロのツイートで知った↓
昨日は、学生麻雀連盟と大洋技研による高校の麻雀部支援プログラムのようすを、埼玉県春日部市の松実高等学園さをで拝見しました。
真新しい全自動卓が無償で貸与されるとあって、先生も生徒の皆さんも、目が輝いていて印象的でした✨
昨年春に麻雀部ができ、今は部員が19人まで増えているそうです。 pic.twitter.com/VtoSUX6ay3— 藤田明人 (@fujitaakihito) October 12, 2023
全国麻雀業組合総連合会の取り組み
ここまで読んでいただけた方のほとんどが思ったこととして、料金が安すぎでは?というのがあると思います。
これはもちろんチャリティーとしてやってるところが多いというのはありますが、既存の雀荘では子ども教室を開けないため、事業として行えない(行うのが難しい)という理由もあります。
そもそもで子どもが打てる施設がない問題については、全国麻雀業組合総連合会(全雀連)の高橋組合長を中心に警察や行政との協議が活発に行われています。
2023年秋現在、南2局くらいまでは来たとのこと↓
警察庁との協議終了。長年にわたる交渉の終わりが見え始めた!娯楽の麻雀とスポーツ的な麻雀の両立がついに実現するかも(^^;
といってもまだ南2局ぐらいですが、まくられないようしっかり収束させます!… https://t.co/Ocpwy1LJR5— 髙橋常幸@全雀連理事長・麻雀界編集長 (@joukou0905) October 11, 2023
こういうのは業界で一枚岩で動いたほうが良いかなと思うので、自分もたまにちょっと手伝ったりしてます。(行政・自治体系の麻雀大会サイト作りのお手伝いなど)
大学等への麻雀卓の貸出
あとは学校のイベントなどに全自動卓を貸し出したりする取り組みも多いです。
体育館などでのイベントでよく見る以下の卓は、大洋技研さんから。
(和歌山の本社に80台くらいバッテリーで動く特注卓があり、大会などのたびに派遣されている!)
参考:大洋技研さん本社にて、AMOSの歴史と全自動麻雀卓と製造現場を見せてもらってきた!(和歌山県御坊)
そのほかでは、学園祭や新歓イベントで業務用卓が置かれている場合もあります。
こちらは近くの雀荘さん(ZOOさんやマーチャオさんが学生へ特に協力的)やささき商事さんアルバンさんなどの販社などから。
あとはカード麻雀などを用いてイベントを行っているケースもあります。
参考:セガサミー本社で開催された健康麻雀+特殊詐欺防犯講習会に行ってきた!
みんなで協力したり工夫したりしていて良いですね!
終わりに
以上が子どもが打てる麻雀教室やイベント、取り組みの紹介でした。
近年増えてきてはいるのですが、それでもまだまだ制約が多いのが現状です。
法律などがもっといい感じになると良いですね。
自分もこういうのは(できる限り)利益度外視でやるべき活動かなと思っている派なので、できる限り協力しつつ、今後も良いなと思ったのがあったら追記していきます。
(入れそびれているやつあったら教えてください)
そんな感じ。ではまた。良い麻雀ライフを!
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