麻雀における「井桁を組む(井桁に組む)」という言葉について解説します。
結論から言うと、「山を前に出す」という意味です。
由来は、全員がきっちり前に出すと漢字の「井」の形のようになることから。井戸の上にある木の枠がそんな感じの形らしいです。
以下で作法などを解説します。
麻雀においては山を前に出す作法がある
麻雀(特に競技麻雀)では、各局を開始する前に山を前に出すのが作法とされています。
理由としては、儀礼的な面もありますが、以下の2つの意味があります。
- 山を前に出すことで、対面の山を取りやすくなる。
- 斜めにすることで、山の取り忘れが起きにくくなる。(平行だと死角に1つ残っている現象が起こりやすい)
なので、全自動麻雀卓(配牌なし)を用いた麻雀の場合、ボタンを押して山が上がってきたら、まずそれぞれのプレイヤーは自分の目の前にある山を右斜め前に出します。
麻雀で山を前に出す(井桁を組む)正しいやり方
やり方としては山の両端を持ち、両手でスライドさせます。
このとき、右端を左端よりも5〜10度くらい前に出します。
どこまで前に出すかについてもコツがあり、あまりにも前に出すと自分の捨て牌が置けず不便なので注意しましょう。
熟練のプロ同士の対極だとめっちゃ綺麗になる↓
全っっっ然麻雀の内容と関係なくて申し訳ないんだけど、綺麗な井桁だなぁ…✨ pic.twitter.com/vfuuXJRqZS
— 小林未沙 / Misa KOBAYASHI (@kbysms) June 18, 2023
ちなみに最近の一般的な麻雀では自動配牌を用いていることも多いので、その場合は「井桁を組む」とはあまり言わず、単に山を前に出すと言います。
全自動麻雀卓の部品・修理用語でも井桁がある
ちなみに井桁というと、全自動麻雀卓を開けたときに中に入っている部品の1つを指すこともあります。
図のようにアモス系の全自動麻雀卓などには井の形をした部品が入っており、これを井桁と呼びます。
機能としては、開閉部分の高さを調節したり、アモスレックス2以上においてはシーパイレスと言う撹拌をよくするアイテムを装着したりをします。
この井桁が曲がってくると中央部が凹んで見えたりするのでそんなときは何かを挟んだり、井桁をまっすぐにしたりすると良いです。
山を前に出す動きをルーティンに含めた卓もある
山を前に出す動きを忘れないようにするためにはどうすればいいのか?
その答えの1つはレディオシステム社のステラDTという卓にあります。
この卓は山が三段で上がってきます。
そして山となる上二段段を前に出すことで、残りの一段が上がってくるのです。
つまり山を出さないとゲームをスタートできず、必ず井桁を組める優れもの!
このように仕組みで解決してしまうのもスマートですね。
>>ステラDTをレビュー!自動配牌の家庭用卓がついに出た!?【レディオシステム社2022年新作PR】
終わりに
以上が井桁の解説でした。
「井桁を組んでください」と言われたら山を前に出し、「井桁を取ってください」と言われたら卓を開けて井の形をした部品を取り出しましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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