対局中にはルールのほかに、マナーというものがあります。
マナーを守らなくても特にルール上罰則はありませんが、全員が気持ちよく打つためには、マナーを守っておいた方が無難です。
また、店によってはマナーをあまりにも守らなすぎると、出禁になることもあり得ます。
とならないようにマナーについて簡単に学んでいきましょう。
今日はこれだけ覚えておけばまあ大丈夫という基本のマナー12か条をまとめました。
目次
フリー雀荘の出禁を避ける!麻雀の基本マナー13か条
基本マナー12か条をまとめました。
かなり基本的なことなので、これが一つでも出来ていないと普通の打ち手からみると結構違和感がある項目です。しっかりマスターしていきましょう。
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.タメロンしない
「ん、あー、それ・・・・ローン!!!」みたいなタイミングを遅らせて和了するのをタメロンといいますが、これは非常にマナーが悪いとされています。
天鳳とかでもタメロンをするとバッドマナーな打ち手として晒されたりすることもあるので、直撃を狙いたいとき以外は自動和了を押しておきましょう。
2.鳴きで腰を使わない
上家から牌が出る、ぴくっと止まって鳴くかどうか迷った末に鳴かない。
このような動作を麻雀では「腰を使う」といいます。
これを応用して本当は鳴きたくないのにあたかも鳴きたいかのように腰を使う技もありますが、これは三味線としてルール違反になることもありますし、遅延行為としてもよくありません。
まあ、要は鳴きたい牌は事前に決めておけということです。
厳しいお店では腰牌では和了できないとするルールもあるので注意が必要。
3.山を前に出す
リアル麻雀初心者は意外と忘れがちなマナーの一つに、自分の目の前の山を少し前進させるというものがあります。
これは主に全自動卓の話ですが、卓が広く対面の山からツモるのが遠くて大変なので近づけますよ、という意図があります。
この際に少し角度も右を前にしてあげると、下ツモのときに裏に1牌隠れていて取り間違えるリスクを減らせるのでさらによいとされています。
ちなみにサンマでは、山は4つ出てくるため、所有者のいない山は他家が手分けして前に出すようにしましょう。
サンマの際は、自動で山を押してくれるゴッドハンドというアイテムもあります。
ゴッドハンド↓
4.理牌をしてから和了する
和了時のマナーとして、手牌を和了役がわかる形に理牌してから倒すのがよいとされています。
これは倒牌後の役の確認をスムーズに行うためです。
理牌する時間を惜しんでぐちゃぐちゃのままで倒すと、「ちょっと待って、役を確認するから」という無駄なステップが発生し、結果的にタイムロスになります。
手作り中は手を読まれないように理牌をしないのはアリですが、倒牌時は理牌をするようにしましょう。
5.鳴きは鳴く、切る、取るの順
鳴きの際のマナーとしては、例えばチーであれば、チーを宣言する、捨て牌を切る、鳴きたい牌を取る、の順序がよいとされています。
この順序で動作を行うことで、打牌は2ステップ目で完了し、次のツモを進めることができ時短になります。
鳴きの際に場がストップする時間をなるべく短くするためにも、先に手牌を切り、後から捨て牌を持ってくるようにしましょう。
6.リーチ宣言は打牌より先にする
立直宣言の際のマナーとしては、リーチを宣言する、リーチ棒を出す、牌を切るというのが良い流れです。
逆にやってはいけない順序としては、捨て牌を切る、リーチを宣言する、リーチ棒を出すという順序。
これは、打牌を先に行うことで、切った牌が鳴かれないことを確認してから立直をかけることが可能となり、後だしになるためです。
「一発が消えないなら立直しようか」とか「このドラが鳴かれないなら」という判断が出来てしまうのでリーチ者が不当にメリットを得てしまうのでバッドマナーとされています。
7.強打をしない
つい力が入ってバチコーン!と牌をたたきつけたくなることもありますが、これは相手への威嚇行為となること、そして牌が衝撃で割れてしまう恐れがあることから、バッドマナーとされています。
フリー雀荘などでは強打をすると注意を受け、改善しないと出禁になることもあるので注意が必要です。
8.左手を使わない
右利きの場合は右手のみ、左利きの場合は左手のみ、つまり片手だけを使うのがマナーとされています。
これは両手で牌をガチャガチャといじっているのは、イカサマをしようとしていると取られるためです。
イカサマ技は燕返し、ぶっこ抜きのように両手を使う技が多く、昔のイカサマ師は両手を卓上に置いていました。
なので、イカサマをしていないということを示すために、片手のみで打牌をするのがよいとされるようになったそうです。
9.断ってから長考する
麻雀は4人で行うゲームです。なので、一人が切り番で毎回長考すると、ほかの3人の時間が奪われることになります。
実力的に慣れてなくてという場合は仕方ないですが、他家の切り番に自分の次の捨て牌のパターンを考えておくなどして、重要な場面以外はなるべく素早く切ることがグッドマナーです。
やむを得ず長考をする場合は、「ちょっと長考失礼します」と断ってから行うと感じがよいです。
10.他人の和了に文句をつけない
これは麻雀がどうこうというよりも人としての在り方の話になりますが、人の和了に対し、因縁をつけたり、文句を言ったりするのはよくないです。
麻雀は4人で行うゲームでかつ運の要素のあるゲームなので、他人に自分の手が妨害されることも、悪い手が良い手に勝つこともあり得ます。
それが受け入れられないなら、家で一人で牌の積み木でもしているほうが賢明です。
11.サイドテーブルは左を使う
間違えやすいマナーの一つにサイドテーブルの使い方があります。
雀荘では基本、椅子の横にサイドテーブルが用意されていますが、このサイドテーブルの使い方にもマナーがあります。
サイドテーブルが1卓あたり2つしかない場合は、2人が共用で使うことになりますが、サイドテーブルが4つある場合は、自分の「左手側」を使うのがマナーとなります。
なので、ドリンクやチップなどは左手側のサイドテーブルに置くようにしましょう。
12.ラス半コールをする
これはフリー麻雀でのマナーになるのですが、対局を止めるときはあらかじめ「ラス半コール」をするようにしましょう。
ラス半コールというのは、その名の通り、「この半荘でラスト(おわり)にします」の意。
半荘が始まる前に「ラス半で!」というようにしましょう。
その辺の情報があると店側は次に来たお客さんに「あそこの卓がラス半入っているので10分ほどで打てます」というように状況を説明しやすくなります。
ちなみに、ラス半にするかどうか迷う!結果を見て決めたいというときは「もしラス」という技を使いましょう。
これは「もしかしたらラス半になるかもしれない」という意味で、時間や所持金が心もとないときなどに使用します。
あんまりもしラスを連打すると店側に嫌がられることもあるので、要所でだけ使っていきましょう!
13.ドレスコードはないが清潔感があるとよい
ちなみに麻雀にドレスコードは基本的にはないです。
ただあんまりにも汚らしいとあれなので、袖がないきれい目の恰好をしておくとよいかと。
終わりに!マナーを押さえればフリー麻雀でトラブルに巻き込まれない!
基本のマナーをまとめましたがいかがだったでしょうか。
これを守っていれば、まあトラブルになることはないかなと思います。
ちなみに、さらにマナーを突き詰めていきたい人は盲牌をしない、一打目に字牌を切らないなどの厳密な規則がある雀鬼会に入会してみるのもいいかも。
きっと最高のマナーを身に着けることができるはずです。
その他細かいマナーに関しては、以下の記事にまとめました!30個くらいあって細かいですが、気になる人は一読しておくのがよいかと。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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- 第1回:麻雀とは?ざっくり概要を解説
- 第2回:麻雀の上がり方!ツモとロンを覚えよう
- 第3回:麻雀の主な役!まずはこれだけ3,5,7
- 第4回:牌効率の基礎!確率を上げる考え方
- 第5回:鳴き!ポンとチーで人から牌をもらう方法
- 第6回:役を狙う牌効率!6つのコースで解説
- 番外編:手積み麻雀ができるようになる方法
◆初級者から中級者になる6講座
- 第7回:ベタオリ!リーチを受ける手順とコツまとめ
- 第8回:相関図で麻雀役を全部覚えてみよう!
- 第9回:麻雀の点数計算やり方解説【符の数え方】
- 第10回:フリテンルール解説!ロンできない問題を解決します
- 第11回:麻雀の押し引きについて
- 第12回:手役読みの基礎!相手の狙い役を見抜く方法
- 番外編:【徹底比較!】オンライン・ネット麻雀のおすすめまとめ!
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