全自動麻雀卓業界が日進月歩で動いています。
2019年1月には大洋技研からアモスJPシリーズが発売され、さらに同年12月には折りたたみVerが発売。
対するアルバンもSLIMシリーズの新作SLIMPlusを2019年末に発売、その後、2020年3月には同社初となる点数表示ありのSLIMPlusSCOREも発売と競争が激化しています。
とはいえ、常に麻雀卓の動向を追いかけていない人だとぶっちゃけどっちが良いのかよくわからねえーー!!となることもあるかと。
そこで今日は、常に麻雀卓業界の動向をウォッチし、それぞれの新卓について実際に試し打ちをさせてもらって動作レビューをしている自分が、それぞれの最新卓の違いを比較紹介していきます。
気になるところへ読み飛ばす
山積みのみの新自動卓(3種)↓
点数表示ありの新自動卓(2種)
目次
最新の全自動麻雀卓の全体像!2019年以降に5台が新発売されています。
というわけで比較を行っていきます。
まずは2019年〜2020年に発売された卓の全体像ですが、こんな感じです。
国内メーカーでいうと
大洋技研・・・AMOSJOシリーズ(JP2とEX)
アルバン・・・SLIMPlusシリーズ(SLIMPlusとSLIMPlusSCORE)
海外メーカーでいうと
会社不明・・・スパイダーハッシュ
こんな感じです。ではそれぞれの機能を見ていきましょう。
ちなみにAMOSJP2とノーマルSLIMの比較は別記事にまとめたのでそちらをどうぞ!
山積みのみの最新全自動麻雀卓の比較レビュー!アモスJP2とSLIMPlus、スパイダーハッシュの違いとは?
まずは山積みのみの最新卓を解説します。
- スパイダーハッシュ
- AMOSJP2
- SLIMPlus
この3つです。表にするとこんなイメージ。
それぞれ見ていきます。
スパイダーハッシュ
まずは2019年8月発売の中国卓スパイダーハッシュです。
こちらの特徴は79800円と10万円以下でありつつも日本式の28mmを実現しているという点が1つ。
そして、それだけだとゴリラやFR-XW0等もありますが、スパイダーハッシュがすごいのはさらにコンパクトであるという点。
- スパイダーハッシュ・・・83cm四方
- ゴリラ・・・90cm四方
- FR-XWo・・・95cm四方
このように他の中国卓よりもサイズが小さく、国内メーカーの自動卓と同じくらいのサイズ感です。
スパイダーハッシュ詳細↓
ゴリラ詳細↓
MJ-Revoシリーズ詳細↓
AMOSJP2
続いては国内メーカー大洋技研から出ているAMOSJP2です。
こちらは
- 点数表示ありのAMOSJP-EX
- 山積みのみのAMOSJP2
という2兄弟の安い方で、値段は14万円と同社の製品では最も安い自動卓となっています。
特徴としては、
- 追加パーツなしで変形可能or折りたたみ可能が選べる
- 充実したサポート(出張あり)
- 微妙に大きい30mm牌
などがあります。
SLIMPlus
最後は同じく国内メーカーのアルバン社より発売されているSLIMPlusです。
こちらはSLIMのマイナーバージョンアップ版といった感じで、値段は据え置きのまま
- サイコロゾーン
- 折りたたみ機能
などがちょっと良くなっています。
またSLIM特有の機能として以下は引き継ぎです。
- 大きな33mm牌
- バッテリーで持ち運び対局可能
- 非常に軽い25kg卓
こちらについては実際にアルバン社で試し打ちをさせてもらってきたので詳細は以下をどうぞ!
各ショップへ↓
詳細レビュー↓
山積みのみの最新卓の比較まとめ
最後に総評です。
選び方として、まずはざっくり値段で分けると良いかなと思っています。
予算が10万円の場合・・・スパイダーハッシュを買う
こんな感じ。
ただ、中国卓はやはり怖いし国内メーカーがよいな・・・と思う人で20万円くらいの予算を用意できた人は、
- アモスJP2
- SLIMPlus
の2択になります。
この2つに関していうと、牌サイズによる分類がおすすめ。
牌サイズは
- AMOSJP2・・・30mm
- SLIM・・・33mm
となっており、雀荘のアルティマ系は28mmなのでそことの違和感を出したくない人は30mmのAMOSJP2が良いです。(2mmくらいならギリギリ違和感がない)
逆に小さいと牌の模様が見づらい・・・という人は大きくて見やすいSLIMplusがおすすめです。
- 雀荘との違和感を出したくない・・AMOSJP2
- 大きい牌がいい・・・SLIMPlus
山積みのみの最新状況はそんな感じです!
・・・いや、30mmも嫌で28mmの国産卓が欲しいんや!!という人は超コンパクトで20万円程度のアモスJOYでいきましょう!
点数表示ありの最新全自動麻雀卓の比較レビュー!アモスJP-EXとSLIMPlusSCOREの違いとは?
続いては点数計算機能ありの自動卓の最新状況です。
このセグメントでいうと、元々は最低でも35万円くらいしていたのが、安くなって25万円程度で手に入るようになっており狙い目と言えます。
ここからは国内メーカーのみの独壇場となっており、具体的にはアジャスト社のGAZZという卓がもともとあって、ここに新たに
- 大洋技研のアモスJP-EX
- アルバン社のSLIMPlusSCORE
が新登場した運びです。
ちなみにアジャスト社のGAZZシリーズは2020年6月現在、新卓は出ていませんが、長期保証3年という点で、優位性を保っています。(他の卓は大体1年間のため)
大洋技研社はアルティマなどを出しているのでもともと点数表示機能ありの卓を出していましたが、アルバン社は同社初の点数表示卓となります。
ではそれぞれ見ていきましょう!
アモスJP-EX
まずは大洋技研のアモスJP-EXです。
こちらはアモスJP2の点数表示あり版となります。
値段は247,500円と点数表示あり自動卓で革命的な安さを実現した麻雀卓で、点数表示に関しては点差表示なしです。
ちなみに点数表示の枠になったことでサイズはアモスJP2よりも若干大きくなり、90cm四方となっています。
こちらについては大洋技研さんで試し打ちさせてもらったので、詳しい話は以下をどうぞ!
詳しい話↓
SLIMPlusSCORE
続いてはアルバン社のSLIMPlusSCOREです。
こちらはベースはSLIMPlusに置きつつも、同社初の点数表示卓ということで色々と新しい点があります。
具体的には、
- 点数表示は点差と順位が同時に出る
- 卓上から点棒ケースへ直接落とせる瞬間点棒収納機能
とかです。値段は248,600円〜251,800円とAMOSJP-EXとほぼ同じ!
これまでにない斬新な点数表示卓を求める人におすすめ。
詳しい話は以下の記事をどうぞ!こちらも(プロトタイプですが)試し打ちをしてきました!
詳しい話↓
点数表示ありの最新卓の比較まとめ
というわけでまとめです。
大まかな機能や値段でいうとどちらもほぼ同じなのでどっちを選んでもOKです。
差があるのが牌サイズと点差表示、あとは瞬間点棒機能なので、そこがいるかどうかで判断していきましょう!
- 28mm牌に近い方が良い・・・AMOSJP-EX
- 色々楽しい機能が欲しい・・・SLIMPlusSCORE
それぞれの詳細は以下をどうぞ!
番外編:配牌機能ありの最新自動卓動向に変化あり【2021年追記】
ここからは番外編です。
配牌機能ありの業務用自動卓の動向ですが、こちらは特に最新卓は出ていないです。
現状、アモスRexx2とEagarが2強の状態が続いています。
P.S. 2021年3月、最新のAMOSREXX3が試作品ですが購入可能になりました!
詳細は以下の記事をどうぞ!
これらは雀荘で使うための業務用ですが、一応個人でも購入可能です。ただ値段は70万円〜100万円くらいと高いので共同で買いましょう!
それぞれの詳細↓
以上が2019年から2020年発売の自動卓でした。
ここまでお読みいただいた方は、最新卓のなんとなくの違いが理解いただけたのではないかなと思います。
最新じゃない卓も含めてさらに網羅的に検討したいという人は以下の記事が超詳しいので是非参考にしてください!
もしこのサイトで検討して自動卓買ったよー!という人はぜひコメントください。祝います🎉
ではまた。良い麻雀ライフを!