本日は三人麻雀(サンマ)における点数計算のやり方について解説します。
麻雀は元々が4人用のゲームであるため、サンマにおいては数え方も(ヨンマ以上に)バリエーションがいろいろあります。
以下で詳しく解説します。
>>[5分で簡単]麻雀の点数計算のやり方、符の数え方のコツを解説します(練習問題あり、初心者講座9)
目次
3人麻雀における点数計算の基礎。ヨンマとの違いは人数
まずは3人麻雀における点数計算の基本を解説します。
基本の計算式はヨンマと同じ
麻雀の点数は
役(翻)の数×符
で決まり、この点はヨンマと同様です。
厳密には、サンマでは使えない役(三色同順)があったり、役の難しさにも変化があったりするのですがその辺は抜きにしてヨンマ踏襲となります。
ロンは簡単だがツモが難しい
例えば子で門前の清一色(6役)を上がった場合、
ロン・・・12000点
となります。ここまでは簡単です。
しかし、ツモの場合は以下の2つのどちらかを選択する必要があります。
- ツモ1・・子から3000点、親から6000点をもらう(数え方をヨンマと同様に数える方式)
- ツモ2・・子から4000点、親から8000点をもらう(合計をヨンマと同じにする方式)
天鳳、雀魂などでは前者のルールですが、西日本のサンマ雀荘では後者がメジャーとなります。
この2つの違いについてみていきましょう。
3人麻雀(サンマ)の点数計算の種類。ツモ損と等割がある
ではここからはサンマにおける点数計算の派生系として、
- ツモ損あり(前項のツモ1)
- ツモ損なし(前項のツモ2)
の違いについて解説していきます。
この2つは結構違いがあるのでしっかり抑えていきましょう。
ツモ損あり
まずは天鳳、雀魂準拠のツモ損ありのルールです。
こちらについては、コールはヨンマと同様なのでわかりやすいかなと思います。
早見表的には同じ↓
ただし注意しなくてはいけないのが、ツモ時の点数がヨンマ時よりも一人分減ってしまうという点です。
- 満貫ツモは子で6000点、親で8000点
- 跳満ツモは子で9000点、親で12000点
というように結構安くなってしまいます。
そのためリーチ判断がややダマ寄りになるのが特徴で、出上がりできそうな高い手は大体ダマになるので気をつけましょう。
ツモ損なし(MJ方式)
続いてはMJなどで採用されているツモ損なしのルールです。
こちらはツモ損ありとは逆に合計点数はヨンマと変わらないですが、そのために点数を調節する必要があります。
やり方としては単純に
- 子の場合・・3で割って、×1を子に、×2を親に払わせる
- 親の場合・・2で割ってそれぞれ×1を子2人に払わせる
としたいところですが、ただこれだと子のアガリが3で割り切れない点数(1000点とか)が対応できないので、以下ではその対応策(MJの北家折半方式)を解説します。
このやり方は、まずはヨンマと同様に子と親が1:2の割合で支払いをします。
そしてその後に足りない分(北家分)を半分ずつ支払うというやり方です。
例えばこのやり方で子の満貫(8000点)を計算すると
最初に1:2で支払う・・子2000、親4000
足りない2000点を折半・・子1000、親1000
合計すると、子3000、親5000となります。
このやり方がツモ損なしの一般かなと思います。(他にもいろいろあるんですがとりあえず1つあげるなら)
よくある雀荘ルール(1000点以上のみ、平和ツモなし)
その他の特殊ルールです。
まずよくあるルールとしては「平和ツモがない」です。
これはどういうことかというと、20符となる平和系のツモが存在せず、符計算の最小が30符〜となります。
なので平和のみをツモった場合、ツモのみで30符1翻となるわけです。
また点数計算についてもちょっと違っていて、法則性は不明なんですが、以下となることが多いです。(1000点単位)
なんかこれなんですよね。理由は謎。
終わりに。点数計算をマスターして対局を有利に進めよう!
簡単ですが、そんな感じがサンマの点数計算のお話でした。
サンマは
- 北を抜くかどうか
- ドラが何枚入っているか
- 東紅荘かどうか
など本当に雀荘によってルールがまちまちです。
今回紹介したのはその代表格といったところなので、ルール説明を聞きつつ、「●●に似ているなー」みたいに使っていただけると幸いです。
また、点数計算をするには符の数え方などもマスターしていく必要があります。苦手な人は以下の記事を参照ください。
またサンマフリーは点数計算以外にも色々と独特な制度があります。
ぜひマスターしていきましょう。
>>3人麻雀フリー(関西サンマ)の基本ルールと役と流れ。デビュー前に確認したい天鳳、雀魂との違いまとめ
そんな感じです。ではまた。良い麻雀ライフを!
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