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七対子か対々和か問題の迷いを解消する解法【麻雀理論】

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七対子か対々和(トイトイ)か、どちらを狙えばいいか迷ってしまう!という悩みをもった麻雀ビギナーの方は多いのではないでしょうか。

たしかにこの2つの役は、どちらも似ている上、互いに相反していてどちらか1つしか狙えないという難易度の高い組み合わせです。

でも、基本の法則を抑えれば、この2つの間で迷う確率を50%くらい減らすことができます。

今日は、そんな七対子か対々和か問題についてみていきましょう。

その他の麻雀役の一覧PDFは役カテゴリートップを参照ください。初心者向けの基本役もあります。
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では始めていきます。

この記事の著者
たkる

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対々和と七対子の役の条件を確認してみよう

まずは、七対子と対々和という2つの役をおさらいしてみましょう。

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  • 七対子・・・対子(2つずつのペア)を7つ作る
  • 対々和・・・刻子を4つ+対子を1つ作る

算数的な式で表すと、14枚の手牌を2×7に分けるか、3×4+2に分けるか、という違いがあります。

この両者の役ですが、それぞれの役を狙う場面が近い点が難しいです。

例えば配牌で対子が4つあるような手だと、対々和か七対子かどちらも狙えるからこそ、どちらを狙えばいいのか?というような迷いも生まれますね。

以下では七対子と対々和、それぞれのメリットとデメリットを比較していきます。

七対子と対々和のメリットとデメリット

続いて七対子と対々和のそれぞれのメリットデメリットです。これは以下の通り。

七対子 対々和
鳴き NG OK
点数 2役 2役
守備力 高い 低い
難易度 高い
(山読みが必要)
低い
(鳴くだけ!)
スピード 遅い
(ツモ依存)
速い
(鳴きで進める)

主な項目を簡単に解説します。

まず、両者の違いで最も大きいのは鳴きができるかどうかです。鳴きのできる対々和のほうが聴牌までは早いイメージですが、手牌を13枚に保てる七対子のほうが守備力は高いです。

打点は複合する役によりますが、七対子と対々和という役単位でみるとともに2役

なので、あがりトップとかでスピード重視のときはガシガシ対々和を狙い、役牌が重なれば役牌のみ!とかにしてしまうのがよいかと。

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まずこれが基本です

七対子か対々和かは鳴きのメンツで決める

では、ここからは七対子なのか、対々和なのかのちょっと難しいケースについて考察していきましょう。

結論から言うと、七対子か対々和かの区別は、対子の質と対子の数で判断します。対子の数については後述しますが、ここでは対子の質について簡単に解説します。

対子の質としては、

  • 鳴きやすさ
  • 鳴いたときの役のありなし
  • 残り枚数

の3つで判断を行っていきます。

どういうことかというと、例えば役牌のあるような手であれば鳴いたほうがお得となります。

何故かというと、白發中で役がつき打点がアップするため。もし全部集まれば大三元という役満にもなり得ます。

一方でこの手を七対子にすると、どんなにうまく入ってもホンローチートイ止まり

また、字牌は鳴きやすいので、対々和のほうが進めやすいです。

とはいえ、対々和の場合はもし既に場に対子の牌が切られてしまっている場合は枚数的に苦しいことも。

場況を見つつ、行けそうなら対々和ダメなら七対子となります。

具体的に七対子と対々和を判別してみた

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場の進み方によっても違いますが、個人的に七対子か対々和かの区別をしてみました。

主に配牌時の区分けと、ちょっと場が進んで関連牌が切られた場合の区分けの二部構成です。

配牌時5〜6対子は七対子

配牌時の区分けとしてそもそも七対子か対々和か!という2択で考えるのは4対子からかなと思います。

3対子以下くらいならまだ手なりで伸ばして様子見したほうが良いです。

で、4対子、5対子、6対子の場合ですが、5〜6対子はもう七対子で良いかなと思います。

例外として、5対子で三元牌全て対子!みたいな面前より鳴いたほうが高い場面は別ですが、それ以外はジタバタせずに七対子を待ちましょう。

難しいのは4対子の場合で、この場合はいまある対子の状況を見て判断することになります。

たkる
たkる
ちょいむずです

配牌時4対子は中身を見て判断!

つづいては判断の難しい4対子の場合です。

一応4対子があれば、すべての対子を鳴くことで裸単騎の対々和をテンパイまで進めるのでメンツは足りていることになります。

なので、とにかく出るポン、見るチーで鳴きまくるというのも手ですが、無理な対々和は守備力をさげてあとあと苦しくなるのであまりお勧めはしません

じゃあどうするんだ!という点でいうと、4対子の場合の区分けとしては、以下の点を判断材料とします。

  • 役牌の対子はあるか
  • ヤオチュウ牌の対子が2種類以上あるか

このどちらかの条件を満たした場合は、対々和に向かいましょう。

それ以外の場合は、基本は様子見で七対子を狙いつつ、対子がアンコなったりしたら、また考えましょう。

ちょっと局面がすすんだ後での対々和判断

先ほどまでの話は基本的には配牌時に対子が4つ以上ある場合の話になります。

ただ、七対子か対々和か、という問題には配牌時の判断のほかに、数順して手が縦に伸びてきた!どうしよう!という場面もあります。

今度はこの手作りの中で手が縦に伸びてきたときの判断基準を考えていきましょう。

これはパターンが色々ありすぎて一概にはいえないのですが、一般的な話として以下の法則を覚えておくとよいです。

  • 中張牌の対子は2つ以下か
  • 関連牌が切られてしまっている対子はないか

簡単に解説します。

配牌時にはなかったけど、局面が進んだ時に考えねばならないポイントの1つに、関連牌の切れ具合があります。

これはどういうことかというと、例えば6巡目に中と白と發が全て対子になったとします。

「しめしめ、全部鳴いて大三元だ!」

と思うかもですが、もしも場に白と發が2枚ずつ切られていたら、この手を上がることはできません。
(中を鳴いても白と發のシャボ待ちの待ち牌が0枚であるため)

こんなに極端な場合でなくても、対子の関連牌が少ないと手を進めるのは難しくなります。

王牌に沈んでいる可能性、人の手のなかで使われている可能性なども考えると、最終的なテンパイになったときに少なくとも待ちが2枚は確保できるのが理想です。

なので今持っている対子のどれか2つが2枚切れの場合や、あるいは他の人の手の中で使われて出てこなさそうな中張牌の対子が2種類以上ある場合などはいったん七対子をメインで見ておいたほうが無難

終わりに!七対子と対々和を見極めてトイツマスターを目指そう!

ここまで七対子か対々和か問題の一般的な基礎の部分を解説してきましたがいかがだったでしょうか。

七対子か対々和か、という手はなかなか好配牌であることが多く、かつミスしやすい手でもあるので、しっかり判別できるようになるとグッと勝率が高まるはずです。

七対子の際の山読みとか、対々和での人の不要牌を狙い撃つ方法などの上級者向けの技を併せて学んでいきましょう。

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ではまた。良い麻雀ライフを。

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