今日はダブロンと頭ハネについて解説していきます。
ダブロン採用時に注意すべきは、ダブロンでもリーチ棒とか本場は上家取りであることかなと思います。
以下で詳しく解説していきます。
目次
ダブロンとは2プレイヤー同時和了を認めるルール
まずはダブロンとは何かを簡単に解説していきます。
ダブロンとはダブルロンの略称。つまり、一つの捨て牌に対して2人のプレイヤーがロンを宣言することを指します。
そして、この2人同時にロンした場合に、両方のアガリを認めるルールをダブロンあり、片方のアガリしか認めないルールを頭ハネといいます。
頭ハネありの場合↓
2人同時のロンを認める・・・ダブロンあり
2人同時のロンを認めない・・・頭ハネ
最近はダブロンありが多いですが、競技プロなどでは頭ハネを採用の団体もあります。
ダブロンありなし両者のルールの主張!漫画で頭ハネがありなのは見せ場だからです。
なぜダブロンのありなしでルールが分かれているのか?という点について、それぞれの立場を簡単に紹介していきます。
まずダブロンアリのルールの主張としては以下のようなものがあります。
- 2人に対して危険な牌を打つ方が悪いから2人分支払うべき
- 頭ハネされるとせっかくのアガリチャンスが潰れて切ないからダブロンしたい
続いてダブロンナシ(頭ハネ)とするルールの主張を見ていきましょう
- ダブロンありだとゲーム性が崩れる(ぬるい人をみんなが取り合うゲームになる)
- 漫画などでも頭ハネは最高の魅せ場だしリアルでも頭ハネとしたい
- ダブロンされた側が切ないので頭ハネにしたい
こんな感じかなと思います。
「ダブロンありでもゲーム性は崩れないのではないか?」とか色々主張はあるかと思いますが、まあ、両者の違いとしては理論的なところよりも、感情的なところが強いのかなと思います。
流行として、昔は頭ハネルールが多かったそうですが、最近ではダブロンありのルールが主流です。
ダブロンありの注意点!リーチ棒や本場、供託は上家取り(頭ハネ)
では続いては本題に入って、ダブロンありルールを採用した際に注意すべきポイントを紹介していきます。
以下の4つかなと思います。
- トリプルロン(トリロン)は基本流れる
- リーチ棒は上家取り
- 本場も上家取り
- 親が流れるかどうかは上家かどうかによる
それぞれ簡単に解説していきます。
トリロンは基本流れる【3人目が来たら全員上がれない】
まず一つ目の注意点は、トリロンはながれるという点です。
トリロンというのはトリプルロンの略称で、3人同時にロンをするという内容を指します。
ダブロンもありなんだからトリロンもありだろう!と思うかもですが、これは上がれないルールが多いです。
ではトリロンの場合どうなるのか、というと、流局になります。リーチ棒はすべて供託として積み棒になり、本場を一本足して次局になります。
なので、追い込まれたプレイヤーが敢えてトリロンを狙って超危険牌を切っていくという戦略もあります。
リーチ棒は上家取り
続いての注意点は、ダブロンありの場合でのリーチ棒などの供託の扱いです。
これはロンされたプレイヤーからの順番が近いプレイヤーがもらえます。これを上家取りといいます。
具体的には例えば、東家の捨て牌を南家と西家がロンした場合、東→南→西という順番なので南家が上家取りで供託を受け取れます。
両方もらえないの?と思うかもですが、物理的に1本しかリーチ棒がない場合などは分割できないので、近いほうがもらえるルールになっています。
本場も上家取り
3つ目のポイントは2つ目とも似ていますが、本場についての扱いです。
これはルールによって多少違うこともあるみたいですが、基本的には上家取りとなります。
本場は別に分割不可能なわけでないし、両方もらえてもいいのでは?と思うかもですが、本場は親落としの懸賞金みたいなニュアンスがあるそうで、親を仕留めた人にのみボーナスが入るそうです。
親が連荘できるかどうかも上家かどうかによる
最後に4つ目のポイントは親の連荘です。
ダブロンで上がったのが子同士であれば親は当然流れますが、片方が親だった場合、親が連荘か流れかでもめがちですね。
で、これは一般には親が先に上がる(上家取り)だった場合には連荘、子が先に上がった場合には親流れとなるみたいです。
本場をとれるかどうかという考え方と同様と覚えましょう。
終わりに。ダブロンと頭ハネは揉めやすいので注意しよう
ここまでダブロンと頭ハネについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
意外と揉めるポイントが多いのがこのダブロンというルール。特に点数移動が絡むのでもめやすいかなと思います。
ぜひ立場を明確にして、トラブルなくダブロンしていきましょう。
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