麻雀牌のサイズの相場感は、全自動卓用の牌が高さ28mm、手積み牌が26mmです。30mm以上、あるいは20mm以下のものは扱いにくいので注意しましょう!
特に手積み牌を買うときなどは、普段全自動卓で打ちなれている人ほど、「あれ?なんか小さくね?」となってしまうこともしばしばあります。
というのも手積み卓と全自動卓では標準サイズが異なるのです。
- 全自動卓用の麻雀牌…28mmが標準サイズ
- 手積み卓用の麻雀牌…26mmが標準サイズ
これは卓サイズの違い、自動卓の機能的な話など色々あって、卓の種類によっても異なります。(中国式は33mmとか40mmとかもある)
デカいやつ↓

また、それ以外にも持ち運び用で20mm以下の麻雀牌とかもあったり色々です。
小さいやつ↓

今日は、牌のサイズのミスマッチを避けるためにサイズ別に牌のおすすめを並べました。
では、参ります。
目次
麻雀牌のよくある大きさ!まず覚える基本はこの3つ!
オススメに入る前に、まずは牌のサイズ感の一般論について説明させてください。
牌のサイズとしては、大きく以下の3つのカテゴリーに分かれています。
- 手積み卓用牌
- 日本製全自動卓用牌
- 海外製全自動卓用牌
厄介なのは、このそれぞれで標準サイズが違うということです。
それぞれの標準サイズをまとめると以下の通り。
- 手積み卓用牌・・・26mm
- 日本製全自動卓用牌・・・28mm
- 海外製全自動卓用牌・・・33mm
主に雀荘で用いられている牌としては、
- 配牌まで出てくるAMOS系(アルティマ)卓であれば28mm
- 配牌が出てこないタイプの卓であれば26〜27mmの牌
です。
まあちょっと打つと慣れるので最初だけですが・・!
それぞれ見ていきます。
手積みは26mm
まずは手積み麻雀牌は、26〜28mmのものが多いです。
元々は26mmが主流だったのですが、全自動卓と同じサイズ感が良い!という意見が多かったので、28mmも販売されるようになりました。
26mm牌は積みやすいので初心者にも安心↓

どちらがおすすめかでいうと、初心者には26mmがおすすめです。
理由としては、値段が安い点と扱いやすい点の2点が挙げられます。
手積みでは牌を積む作業が発生しますが、この時に牌が小さい方がコントロールしやすいんです。
具体的にはこれがしやすい↓

また、材料費の関係なのか、一回り小さい26mmの方が値段が安いことが多いのでコスパの面でもおすすめ。
おすすめは、これとか↓
これとか↓
自動卓は28mm
一方全自動麻雀卓については28mmが主流です。
AMOSREXX3も28mm↓

厳密には卓の種類によって異なるのですが、現在全国シェア8割以上あるAMOS系の卓が28mmなので、大体28mmと思っておいて間違いないです。
(古めの雀荘とかだと26.5mmくらいの卓もある。配牌が出てきたら大体28mmです)
なので、普段雀荘で売ってて、その牌の質感に近いものを自宅でも使いたい!という人は28mmの方が良いかもしれません。
ワンポイントアドバイスです。そんな人は、サイズだけでなく、重さにもこだわるのがおすすめ。
全自動卓用の牌は磁石(と鉄)が中に入っている関係で重さが手積み牌より少し重いです。
具体的には28mm牌で16gというのがアルティマの牌の質感ですが、手積み牌は14gであることがほとんどです。
この2gが持ってみると、なんか軽いな?と思うことが多いので、16gが良い人はアモスマックスを買いましょう。

生産終了しているものの、ネットなどではまだまだ売られています。ちなみに、2023年現在で28mm16gの新品手積み牌はないです。(手積みでは14gが最重量)

中国卓+牌は33mm
そして、一般に日本の雀荘ではあまり用いられてはいないですが、海外製の全自動卓などでは、ワールドクラスの33mm牌が使われていることが多いです。
(日本製だとSLIMという自動卓は33㎜牌です。)
SLIM牌(33mm)↓

33mmの利点としては、牌の模様が見やすいという点で、老眼の方などには重宝されています。
また、海外では30mm以上が主流なので、世界的にはこれでも小さいくらいらしいです。
(中国には40mmの牌などもある)
***
牌を購入してから「あれ?なんかコレジャナイ?」とならないためには、普段自分が打ちなれている牌のサイズを確認し、それに合わせたサイズの牌を買うことが重要となります。
(購入前の情報として知っておくべきはこんなところです。ここから下は雑学情報なので、世界のでかい牌とか知りたい人は進んでください)
そうじゃない人はこちらへ↓

麻雀牌のサイズ別一覧!大きい順で並べました

では、ここからはサイズ別に大きいほうからオススメの麻雀牌をまとめていきます。
※サイズ別なので50mmとかが最初にきますが、ぶっちゃけかなりデカいので購入の際はご確認を。
上の表はクリックで対象部分に飛べます!ではそれぞれ見ていきましょう!
実際のサイズ感は以下の動画もどうぞ。
100mm牌(スクイーズ素材)
最近でっかい牌を入手したので更新しました。
正確なサイズを測ってはいないんですが、28mm牌と比べても4-5倍あるので10cmは固いです。

これはクッション性の素材でできたスクイーズ(握って潰せるおもちゃ)で、とにかくデカイけど麻雀が打てる程度の硬さはあるのでおすすめです。
136個集めるのは骨が折れますが、デカパイの操作に慣れたい人はぜひ2〜3個買ってみましょう!
楽天とかで買えます。(市販品はちょっと小さいかも?)
50mm牌(アルバンショールームで見せてもらった)
続いては先日、全自動麻雀卓販売代理店のアルバンさんのショールームに見学に行った際に見かけたこちらの牌です。

単体だとそこまで大きく見えないかもですが、隣にペットボトルを置くとそのサイズがわかります。

350mlペットボトルの半分くらいのサイズなので多分5cmくらいあります。
持ってみたらすげえデカかったです。
42mm牌(中国製)
続いては、Amazonなどの一般のサイトで購入できる中で最大サイズの麻雀牌を紹介します。
それがこちらの牌。
番号付き中国麻雀セット、144ホワイトタイルクラシックフルサイズアルミケース付き、g-shop
サイズはなんと、高さ42mm×幅32mm×奥行22mmという規格外。
どのくらい大きいのかというと、500円玉とほぼ同サイズの1ドル硬貨(26.5mm)と比べてもこの圧倒ぶり。

とにかくデカい牌でダイナミックに打ちたいぜ!という人にはオススメです。
36mm牌「富士3L」
続いては国内最大サイズの高級麻雀牌「富士3L」を紹介します。
この日本娯楽より発売されているこちらの富士3Lのサイズは、以下の通り。
高さ36mm×幅27mm×奥行20mm
海外製のものよりは一回り小さいですが、それでも全自動卓の牌(28mm)などよりは相当大きいです。
しかもユリア樹脂製で重量もあり、牌の重量は一つ30g!
手積みで山を積むときなどは17牌一気に持つと500g近い重さとなるのでけっこう上級者向けです(笑)。
33mm牌(海外自動卓+SLIM)
この辺からが実用的なラインになります。
海外製全自動卓の標準サイズである33mm牌としては、バラで売られているものも基本は全自動卓用の牌となります。
全自動卓用の牌は、中に磁石が入っていたりして高いものが多いですが、個人的におすすめなのは、価格4500円という安値のFREE SHINE用麻雀牌です。
全自動卓用の牌でありつつもこの価格の安さは魅力的。
なお、中国製なのでイーソーの柄は若干日本とは違うこともあります。
このサイズ感の全自動卓としてはまーくん、MJ-REvoなどの中国卓と、日本の卓だとSLIMがそれに当たります。


30mm牌「AMOSJPシリーズ」
33mmはちょっとデカすぎるけど、28mmよりは大きいのが欲しいという人にオススメな中間サイズが30mmの麻雀牌です。
30㎜くらいになると普段アルティマで打ちなれている人はそんなに違和感なく使えるはずです。(ちょっとでかいかな?くらい)

全自動麻雀卓では大洋技研社のAMOSJPシリーズ(AMOSJP2、JP-EX)がこのサイズ感のバージョンを出しています。(28mmもあり)

手積み卓用の牌としては「蘭」が有名でサイズは以下の通り。
高さ30mm×幅22mm×奥行17mm
赤5ピンはダイヤモンドのようなものが入ったタイプです。
全自動卓でいうと、アモスJP系は30mmの牌サイズです。


28mm牌(国産自動卓の標準)
28mmの牌くらいからは国内でのスタンダードです。
雀荘で見かける全自動卓はこのサイズが多く、かつ手積み牌でも結構色々売られています。
個人的におすすめなのは、大洋技研のアモスマックスです。

適度な重量感と、5000円程度というコスパが魅力の純国産牌となります。
あと、変わり種ではハローキティ麻雀牌などもこのサイズです。

最近はプレミアついてます。
全自動卓でいうと、アモスレックスやアモスジョイ、Eagerなどがこのサイズとなっており、雀荘で見かける人も多いかと!

対象は主に配牌機能ありの卓です。

その他おすすめは、以下の記事をご参照ください。
26mm牌(手積み卓の標準)

26mm牌も28mm同様に国内では数多くのブランドが出ています。
昔はこのサイズが主流だったので古い卓や牌は大体ここです。
また、手積みでは、マットのサイズも全自動卓より一回り小さいため、このくらいのサイズの方が卓上が手狭にならない利点もあります。
詳しい話は別記事を参照いただければ幸いなのですが、個人的にオススメなのは以下の2つ。
- 2000円の安値!AMOSモンスター
- 老舗ゲーム会社の本気!任天堂役満鳳凰
それぞれ見ていきましょう。
3000円の安値!AMOSモンスター
まず一つ26㎜牌のおすすめを上げるとしたら大洋技研製の「AMOSモンスター」です。

3000~4000円で安価ながら、そこそこちゃんとした牌というコスパのよい製品。
ちなみにふるさと納税のお礼の品でもあるので、そちらで実質負担2000円で手に入れることも可能です。

老舗ゲーム会社の本気!任天堂役満鳳凰

もう一つ高級志向な人にオススメな牌は任天堂の「役満鳳凰」。

現在はゲーム会社である任天堂ですが、元々は花札屋スタートなので、麻雀牌もお手の物。
竹の目を再現したスリートン製法とか、イーピンが任天堂タートルになっていたりとかディテールが素晴らしい牌です。


詳細レビュー↓

20-25mm牌(手積み用小さめ)
平均以下のサイズでは、20㎜牌までがギリギリ扱えるラインです。

麻雀牌は基本的にサイズが小さくなるほど扱いやすくなる傾向がありますが、あまりにも小さくなりすぎると持ちづらく、逆に扱いづらいです。
そしてその境目として、ストレスなく扱える範囲でなるべく小さくしたいという人にオススメなのが20mmの牌です。
正直これ以上小さくなると、完全に持ち運び用といった感じで、腰を据えて打つのには向きません。
そんな20㎜牌でオススメなおがこちらの麻雀牌。
若葉色とか白色とかピンク色とかかわいい色が多く、ワンポイントで使用するサブ牌としてもおすすめです。
簡易卓付きがご所望の方はこちらがおすすめ。
10mm台の牌(持ち運び用)
ここから先は移動用の麻雀牌となります。
20mm以下の麻雀牌は基本的には持ち運びを想定して作られているので、簡易卓とセットになっていたり、ケースがマットになるものも多いです。
個人的にオススメなのは以下の牌セット。
ケースが31cm四方の簡易卓になり、かつ牌を揃えるためのゲージ付きの15mm牌となります。
ぶっちゃけ牌はちょっと見づらいですが、まあ持ち運びの便利さは高いのでケースバイケースで使っていきましょう!
番外:体積的には小さいカード麻雀牌も
ちなみに高さ的には40mmくらいありますが、体積的にかさばらず、かつマットを敷かなくても良い持ち運びアイテムとして、カード麻雀牌というものもあります。

136枚あって、どこでも麻雀ができるというやつです。
旅行のときに電車内とかでもトランプ感覚で行うことができます。

画像のはマスター麻雀カードというやつです。

カード麻雀のおすすめ↓
カード麻雀の特徴とオススメ、使い方まとめ!牌がなくても大丈夫!
番外編:麻雀牌が大きい場合、マット・卓サイズにも注意しよう。

基本的に麻雀マットは余裕をもって作られているので、並べきれないことはまずないですが、あまりにも牌サイズが大きいとやや手狭になることも。
28mm牌とジャンクマットの組み合わせ↓

そんなときは、少しでも大きい麻雀マットを用意するか、あるいは、アメリカ麻雀式にケースを使うというのもおすすめ。
一般的なマット(天板)のサイズ感
- 手積み:60-70cm四方
- 全自動卓:70-80cm四方
一応マットサイズの一覧については以下に記事をまとめているので、よければ参考にしてください。
Mリーグの麻雀牌の大きさは28mmです。レックスなので

ちなみに2018年からスタートしているMリーグを視聴している麻雀うちの人も多いのではないでしょうか。
とサイズが気になっている人もいるかと。
答えを言うと、28mmの大きさになります。

というのはMリーグの全自動卓って普通にZOOとかで使われるアモスレックス2という機種を外観だけ変えたものなんです。
なので牌サイズもそのままで28mmとなります。
P.S.2020年からは抗菌牌を使用しているものの大きさは変わらずです。
まとめ。結局どのサイズの麻雀牌を選べばいいのか?傾向と対策について
ここまでサイズ別にオススメ牌をまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
麻雀牌サイズが違うと初めは違和感がありますが、まあ、数局打てばわりと慣れてきます。
なので、自分の見やすいサイズ、欲しいサイズを買ってしまうというのも一つの手。
初心者の練習用は小さめの牌のほうがコントロールしやすいのでオススメですが、雀荘によくいくよ、という人はサイズ差で違和感を覚えぬよう28㎜牌を買うのがよいでしょう。
具体的にはこんな感じ。
まあ、これを踏まえたうえで、自分の欲しいサイズの牌を買っていきましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!