麻雀役の1つ「大四喜(ダイスーシー)」について解説します。
風牌(東南西北)をそれぞれ3枚ずつ集めると成立する役満役(子で32000点、親で48000点)です。

以下で詳しい条件や使い方のコツなどを解説して行きます。

では始めていきます。
目次
大四喜(ダイスーシー)とは?成立条件や点数、確率の難易度を解説


まずは大四喜(ダイスーシー)とはどのような役なのかを見て行きましょう。
基本情報
概要はこんな感じです。
名前 | 大四喜(ダイスーシー) |
---|---|
点数 | 役満(子で32,000、親で48,000) |
鳴き | OK(鳴いても役満) |
条件 | 風牌(東南西北)を3枚ずつ集めること |
確率 | 0.000524% |
点数
点数は「役満」です。
ただしルールによっては、小四喜の上位役としてダブル役満とする場合もあります。(コミュニティによる)
また、小四喜と大四喜を合わせて「四喜和」とする場合もあり、その場合は役満となります。
確率
この確率ですが、雀魂のデータによれば四槓子、天和、純正九蓮宝燈についで4番目の難しさとなっています。
順位 | 名前 | 回数 | 確率(%) |
---|---|---|---|
45 | 大四喜 | 144 | 0.000524 |
46 | 天和 | 103 | 0.000375 |
47 | 純正九蓮宝燈 | 17 | 0.0000619 |
48 | 四槓子 | 3 | 0.0000109 |
リアル麻雀ではもうちょい出やすい印象もありますが、非常に難しい役満と言えるでしょう。
似ている役満役・小四喜との違い!大四喜の方が難易度が高いですがケースバイケースです


続いては、そんな役満役・大四喜とよく似た役との比較を行なって行きます。
実は大四喜、小四喜と合わせて四喜和とも呼ばれることもあり、この2つはよく似ています。
これらは一見すると大三元と小三元のように大四喜が小四喜の上位互換のように思われがちです。
- 大三元・・・役満(子で32000点、親で48000点)
- 小三元・・・満貫(子で8000点、親で12000点)
しかし、実際には大四喜と小四喜は共に役満で点数上の差異はありません。
- 大四喜・・・役満(子で32000点、親で48000点)
- 小四喜・・・役満(子で32000点、親で48000点)
なのでどっちも狙えるならどっちを狙っても良い!ということになります。
例えばこんな形では、無理に大四喜を狙うより、小四喜を狙った方が確率が高いわけです。


以下で、じゃあどんなときに鳴くとよいの??という話をして行きます。
大四喜を狙うべきタイミングと相性の良い役


というわけで小四喜の陰に隠れてしまいがちな大四喜ですが、大四喜を狙うべきタイミングも確かにあります。
以下ではそんなタイミングを3つほど紹介します。
- 役満コンプリートに大四喜が必要なとき
- パオで逆転を狙いたいとき
- ダブル役満を狙えるとき
この3つです。それぞれ簡単に解説します。
役満コンプリートに大四喜が必要なとき


まず1つ目は完全に自己都合ですが、あと上がっていない役満が大四喜だけなんだー!みたいなケース。
そんなときは無理をしてでも大四喜を狙っていくのはありです。
パオで逆転を狙いたいとき
2つ目は戦術的な話になります。
大四喜にあって小四喜にはない制度の1つにパオというシステムがあります。



これは、大四喜を確定させる最後の1枚の風牌を鳴かせて(ポンさせて)しまった人は、その責任を取るというもの。
具体的には、
- ツモ・・・全額払い
- 自分がロンされる・・・全額払い
- 他人がロンされる・・・半額払い
となります。
大三元でもあります↓
(これでパオが確定する)


なので、自分がラスで役満出上がり(32000点)だけでは逆転できない!という場面では、敢えてトップからポンをしてパオを確定させるというプレイングはありです。
ダブル役満を狙えるとき


最後はダブル役満を狙いたいときです。
役満役は基本的には1倍役満ですが、別の種類の役満が同時に成立した場合は役満2つでダブル役満(子で64,000、親で96,000)となります。
なのでトータルでマイナスがかさんでいて、一発逆転を狙いたいというときはこのダブル役満を狙っていくのはありです。
そして、この大四喜はすでにメンツ部分が全て字牌で構成される役なので、字一色という役満(字牌のみで手を作る)と非常に相性が良いです。


なので、残る手牌に字牌があるみたいな場面では鳴いてダブル役満に寄せていくのがおすすめと言えます。
終わりに。役満役・大四喜を使いこなしてダブル役満で逆転を決めこもう!
とそんな感じが役満役・大四喜でした。
ただ上がるだけでも非常に難しい役ではありますが、上がれる場合は点数アップが見込やすい役とも言えます。
ぜひ冷静に場を見極めて最大得点を目指して行きましょう!
ではまた。良い麻雀ライフを!
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