【麻雀役解説・立直】因縁を付けられないリーチの打ち方!

現代麻雀における代表的な役の一つである立直(リーチ)

今日はこのリーチという役の成立条件、使い方、そしてフリーなどで因縁を付けられにくいマナーのよいリーチ棒の出し方などを解説していきます。

現代麻雀の顔役「立直(リーチ)」の成立条件

まずは立直(リーチ)の成立条件についてみていきましょう。

立直というのは麻雀役の一つで、唯一自らの意志により付けたり付けなかったりが可能な役となります。

点数は1役で、宣言に1000点棒が必要で、また、リーチをかけると手替わりができなくなるのが特徴(ツモ牌以外はすべてツモ切り)。

立直の成立条件としては以下の4つの条件を満たす必要があります。

1.面前(鳴きを入れていない状態)であること

2.聴牌(あと1枚でアガリの形)であること

3.自分の点数が1000点以上であること

4.あと1回以上ツモが残っていること

重要なのは1と2ですが、レアケースとして3と4もあります。

ではそれぞれ簡単に解説していきます。

聴牌(あと1枚でアガリの形)であること

まず第一の条件としては、自分の手がアガリまであと1枚の状態(聴牌)であるということ。ノーテン状態(聴牌していない)ではリーチをかけることはできません

まあこれはビンゴのリーチなどと同じ概念なので分かりやすいですね。

(ビンゴではあと1枚で列が揃う状態をリーチという)

ちなみにビンゴではボコボコと穴が開いて、「え、それまだリーチでないの?」みたいな感じが多いですが、麻雀においては手をさらさないままなので、わりと急にリーチを宣言することになります。

面前(鳴きを行っていない)であること

続いての条件は面前状態(鳴きを入れていない)であること。鳴きを入れている手ではリーチが打つことはできません

これは何でかというと、鳴きリーチありだとゲームバランスが崩れるため。

とにかく何でも鳴いて形が整ったらリーチ!では、もはや手作りという概念がなくなってしまうのでせめて面前のみとなっています。

ちなみに、鳴きは唯一「暗カン」のみはしてもOKです。

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自分の点数が1000点以上であること

ここからはレアケースとなるので初めのうちは覚えておかなくてもよいのですが、第3の条件としては、自分の点数が残り1000点以上あることです。

これはリーチをかけるには1000点棒を場に提供する必要があるため。

この供託は、いわば選挙資金のような概念でこれを支払えないものはリーチを宣言することはできません。

なので900点以下でリーチを宣言すると、もれなく誤リーチという反則になり罰符1000点で即死するので注意が必要

リーチ宣言で提出したリーチ棒(1000点)は無事アガリとなった場合は回収することができますが、他の人のアガリとなるとその人に取られ、流局の場合は場に残ります

自分のツモがあと1回以上残っていること

最後の条件としては、リーチを賭けたあと、1回以上ツモれるだけの山があることが条件となります。

これは何であるのかは不明ですが、恐らく最終ツモ(海底)でリーチをかけてそのまま流局みたいな無駄な行為を避けたり、リーチをかけたまま1度もツモらずノーリスクで流局に逃げ込むみたいな行為を禁止するためかなと思います。

とりあえず、覚えておくべきは4人麻雀の場合、牌が残り4枚以上、サンマでは残り牌3枚以上必要であるということです。

立直(リーチ)の歴史!アメリカ発で戦後に日本に入ってきた

実はこのリーチという役ですが、昔の麻雀では存在しない役となります。

じゃあ、いつからあるのか、というと戦後からだといわれています。

リーチという名前からも分かるようにこの役はアメリカ麻雀からの輸入品で、太平洋戦争終了後のガヤガヤした時期に入ってきた役なのだそうです。

ちなみに、同じくアメリカ麻雀から輸入された役として七対子(セブンペアーズ)や、緑一色(オールグリーン)などがあります。

で、その後は現代にいたるまで根付き続けて、いまでは最もポピュラーな役にまで上り詰めたというわけです。

現代麻雀では、大抵の麻雀戦術書を読むと、「リーチ判断」という項目が章として振り分けてあるほど。

リーチをいかにうまく打つかというのは非常に重要なポイントなのです。

 

リーチのメリットとデメリット

でそんなリーチという役ですが、現代麻雀では非常に強力な役となっています。

たぶん重要な役を3つ挙げろといったら9割くらいの打ち手はこのリーチをあげるような、そんな重要度です。麻雀戦術本でも必ずといっていいほど「リーチ判断」の章があります。

ただ、立直はメリットも多いですが、デメリットも多い役です。

この章ではリーチのメリットとデメリットを整理しつつ、立直を賭ける場面を学んでいきましょう。

リーチのメリット

まずはリーチのメリットからです。

リーチのメリットとしては以下のようなものがあります。

1.点数が上がる・・・リーチの1役に加え、裏ドラをめくる権利や一発で出ればされに役が付く

2.役が付く・・・ほかに役がなくてもリーチをかければ上がれる!

3.相手を威圧できる・・・リーチをかけることで相手にベタオリをさせることができる

リーチのメリットとしては、打点上昇と相手を威圧できるという点が挙げられます。だまし討ちというよりも王道を行く感じですね。

リーチのデメリット

続いてはリーチのデメリットです。

デメリットとしては、以下のようなものがあります。

1.聴牌がバレて当たり牌が出にくくなる・・・リーチ=聴牌と相手に伝わるため、ダマなら出たかもしれない牌がでなくなってしまう

2.上がれない場合1000点失う・・・リーチに際して1000点棒を場に出す。これは挙がれなかった場合回収できない。

3.手替わりができなくなる・・・リーチ後はアガリ牌以外すべてツモ切りとなるため、よりいい待ちになりそうなツモ、他家の危険牌などが来ても手を変化させられない。

リーチのデメリットとしては、バレやすいという点と手替わりできずベタオリできないという点が挙げられます。

リーチを打つべき場面とは?

ではそれらを踏まえたうえでリーチを賭けるべき場面とはどんな場合なのかを見ていきましょう。

ポイントは3点です。

・先制聴牌はリーチ

・良形聴牌はリーチ

・役がない手もリーチ

それぞれ簡単に解説していきます。

先制聴牌はリーチ

まずリーチをかけるべき場面としては先制聴牌があります。

誰よりも早くリーチをかけられる場合ですね。

麻雀においては上がれる人は局に1人のみ(ダブロンを除く)なので、人より早く聴牌できたというのはかなり有利な状況です。

なのでだいたい先制聴牌できた場合はリーチでよいと言われています。

役がない手もリーチ

ちなみに先制をした場合でも役があって、ダマ(リーチをかけないことを指す言葉)のほうが出やすい場合はリーチをかけないこともあり得ます。

例えば三色ドラ1の5200とかはダマで構える人も多いです。

ただ、役がない手に関してはリーチをかけないと上がれません。

なので役がない手で聴牌したらだいたいリーチでよいです。

良形聴牌はリーチ

続いては後手を踏んだ場合について。後手を踏むというのは、誰かのリーチがすでに入っている状態を指します。

そんな場合に自分も聴牌したらリーチに行くかどうかは難しいところです。

なぜかというと、形の悪い手でリーチをかけると、相手に振り込んでしまうリスクが高まるため。

そんなときは場況をみたりしながら追っかけリーチをするかどうか判断していくんですが、自分の待ちが両面待ちなどの良い形のときは大体追っかけリーチが正解です。

臆せずリーチをかけましょう!

因縁を付けられにくいリーチの打ち方

最後はリーチをかける動作のマナーについてです。

現代の必須スキルである立直ですが、実は打ち方は意外と難しい。

というのも、50年以上の歴史の中で、リーチのマナーともいうべきものが生まれているからです。

このマナーを守らないと、フリーなどでマナーにうるさい系おじさんとかに因縁を付けられることもあるので注意が必要。

正しいリーチの打ち方は以下の通り。

1.リーチと発声する

2.リーチ棒を出す

3.牌を横向きにして切る

なぜこの順序なのかというと、一応理由があります。

それは、「リーチ宣言牌が鳴かれないことを確認してからリーチを打つ」という行為を防止するため。

リーチをかけた1巡目(リーチ後最初のツモをツモるまで)は、一発という役が複合し、2役となっているルールが一般的です。

しかし、この一発は鳴きを入れられると消えてしまう。

なので、リーチをいつ打つかというタイミングで、宣言牌を鳴かれないときに打てば少なくとも下家はリーチ一発という2役のプレッシャーを受けることになりお得なので、宣言牌が鳴かれないことを確認してからリーチを宣言するという手法があり得ます。

ただ、これは一般に禁止されている行為で、牌を切る前にリーチを宣言し、リーチであることを知った後で捨て牌を鳴くかどうかを判断してもらうというのが正しい手順となるのです。

それなら「2:リーチ棒を出す」と「3:牌を横向きに切る」はどっちが先でもいいんじゃない?と思うかもですが、これも一応この順序がオススメ。

というのも、雀荘がガヤガヤしていたりするとリーチの宣言が聞こえないケースがあるからです。

自分が依然あった例としては、リーチを宣言し、牌を横にしてリーチ棒を取り出したところ、対面のおじいちゃんが「わしはリーチの発声を聞いとらん!そのリーチは無効じゃ!」と騒ぎだしてごちゃごちゃしたことがありました。

上家と下家は聞こえていたといっていたので距離の差とかもあるみたいで、変に綾がつかないようにするためにも、声量に自信のない人は先にリーチ棒を出す方が無難です。

終わりに

ここまでリーチの成立条件と打ち方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

リーチは現代麻雀ではもっとも多く目にする役といっても過言ではありません。

ぜひ正しくマスターして、綾のない勝利を目指していきましょう。