麻雀を始めようという方にとって、麻雀はどんなイメージがあるでしょうか。
ちょっと代表的なものを挙げてみると、
- 仲間とわいわい楽しく卓を囲んでいるイメージ
- 怖いお兄さんたちが大金をかけて勝負する鉄火場のイメージ
- プロ雀士同士が、真面目な顔をして真剣に打牌をしているイメージ
- 年輩の方が老後の趣味としてゆったりとプレイしているイメージ
これらのイメージは、どれも正解です。一口に麻雀といっても、実はルールや考え方によって4つのカテゴリーに分類されるからです。
イメージとしてはこんな感じです。
- 仲間とわいわい楽しく卓を囲んでいるイメージ
⇒セット麻雀 - 怖いお兄さんたちが大金をかけて勝負する鉄火場のイメージ
⇒フリー麻雀 - プロ雀士同士が、真面目な顔をして真剣に打牌をしているイメージ
⇒競技麻雀 - 年輩の方が老後の趣味としてゆったりとプレイしているイメージ
⇒健康マージャン
このそれぞれのカテゴリーは、
という人もいれば、
という人もいて、
近いようでなかなか心の距離が遠いものもあります。
なので、例えば同じ雀荘内でも、
隣の卓では鉄火場の雰囲気だけど、こっちは和気あいあいとしている
みたいなことも全然あり得ます。
このごちゃ混ぜ感が麻雀の面白いところでもありますが、目指すべき形を誤ると、本来の麻雀の楽しみが得られないということにもなりかねません。
そこで今日は、4つのカテゴリー別に麻雀の面白さとルールの違いについて説明いたします。
目次
1.セット麻雀とはコミュニケーションツールの一つ!
ひと昔前は、麻雀は飲み会やゴルフなどと並ぶ一大コミュニケーションツールでした。
先輩後輩、同僚同士、上司と部下、お得意様と取引先というように、立場の違う人たちが同じ目線で話ができる場として麻雀は効果的です。
実際、ほとんど知らないような人と「何時間も一緒にいる」というのは、本来かなり困難なことですが、麻雀ならあまり気になりません。
そういう意味でもコミュニケーションツールとして麻雀はなかなか優れています。
このセット麻雀では円滑にコミュニケーションを進めるために、ローカルルールともいうべきマナーが存在する場合もあります。
例えば、
- 即ひっかけはよろしくない、
- ラス目の親を1000点で流すのはよくない、
とかそういうやつです。
麻雀というゲーム上は非効率に思えるものもありますが、たのしくプレイし仲良くなることが目的の場合は、それもまたアリなのかなと思います。
まあ、ケースバイケースで対応していきましょう。
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先に鉄火場の雰囲気を覚えると、態度が強すぎてひんしゅくを買うことにもなりかねません。
もし上司が麻雀好きだから麻雀を覚えようかな、というような人はこのセットカテゴリーの力を伸ばしていくのがよいです。
2.フリー麻雀とは鉄火場のような雰囲気の賭けバトルをさす!
まず第一のカテゴリー「フリー」についてですが、これはいわゆる「賭けマージャン」です。
麻雀は、
- 仲間内で打つセット麻雀
- お店で知らない人と打つフリー麻雀
に大別されますが、鉄火場のような雰囲気の卓は、たいていフリー麻雀が多いです。
ちなみに賭けマージャンはいちおう非合法ですが、まあ、何だかんだで黙認されている状況。
特に事件でもない限り、「2ピン以下の低レートのお店で麻雀を打っていて警察に踏み込まれる!」というようなことはないです。
マンション麻雀については漫画『むこうぶち』が詳しいので、高レートに憧れる人は読んでみるとよいかもです。
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そこまでレートの高くない普通のフリー麻雀は、実際にはそんなに怖くないことが多いです。
自分の実力を試すのにもちょうどよいし、地味に人脈も広がったりします。
ただ初心者がいきなりフリー麻雀というのは、やはりハードルが高いです。
たまに、
というアカギのような猛者もいますが、まあ普通に仲間内で麻雀を覚えてから実力試しにフリーデビューするほうが無難かなと思います。
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3.競技麻雀とは、最強を目指す勝負師たちの主戦場!
麻雀はプロが多い業界です。
おそらく麻雀ほどプロ団体が多い競技は、ほかにはないです。
なのでプロ団体の数に伴い、プロ雀士の数もかなり多いです。
そのプロたちが最強を目指し、対局を行うのが競技麻雀というカテゴリーになります。
ルールとしては、
- 一発、赤ドラがなかったり
- 喰いタン後付けがなかったり
と、より偶然の要素を減らしているルールを採用していたり、
トップが+1、ラスが-1、2位3位は0点
というような特殊なポイント計算をしている101麻雀などのルールもあります。
ちなみにネット麻雀でも天鳳などは、競技麻雀に近い雰囲気がありますがラスが重たいという特殊ルールを採用しており、派手さよりも地味な打ち筋を要求されます。
とまあ、いろいろルールはありますが、最強の打ち手を目指していきたいという人は、この競技麻雀から入るというのもオススメです。
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4.老後の趣味に最適!健康マージャン
そして最後は、最近流れがある健康マージャンです。
健康マージャンというのは、「飲まない、吸わない、賭けない」をモットーにした健康的でクリーンな麻雀を指します。
最近では、認知症の予防にもよいということで、高齢層を中心に人気があるのがこの健康マージャンです。
ささき商事さん主催の麻雀教室↓
健康マージャンの教室なども数多く開催されており、
生涯楽しめる趣味、あるいは習い事の一つ
として麻雀を楽しむ年輩の方も多いそうですね。
最近はジャンシールドという飛沫感染防止用アイテムも登場↓
他にも小売業大手のイオンの子会社が麻雀プロ連盟と業務提携して健康マージャン教室を開催したり、と最近勢いのある分野です。
もし高齢者とのコミュニケーション手段が麻雀になったら、介護業界とかで麻雀が打てることがステータスになるかもしれないな、と個人的に期待しています。
◆健康マージャンカテゴリーの関連記事
終わりに!4種類の分け方を知り、フリーダムに麻雀を打とう!
4つの麻雀の違いについてまとめましたがいかがだったでしょうか。
まあ、カテゴリーの違いはあるにせよ、とにもかくにもまずはルールかなと思います。
どのルールでも基本は同じなので、そこを覚えておくと、どこを目指すにせよ上達が早くなります。
基本のルールを覚えたら、目指すべきカテゴリーの卓に飛び込んでいきましょう!
ではまた。良い麻雀ライフを!
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全編無料なのでこの機に麻雀の勉強をしてみよう!という人はぜひ参考にしてください。
◆初心者から初級者になる6講座
- 第1回:麻雀とは?ざっくり概要を解説
- 第2回:麻雀の上がり方!ツモとロンを覚えよう
- 第3回:麻雀の主な役!まずはこれだけ3,5,7
- 第4回:牌効率の基礎!確率を上げる考え方
- 第5回:鳴き!ポンとチーで人から牌をもらう方法
- 第6回:役を狙う牌効率!6つのコースで解説
- 番外編:手積み麻雀ができるようになる方法
◆初級者から中級者になる6講座
- 第7回:ベタオリ!リーチを受ける手順とコツまとめ
- 第8回:相関図で麻雀役を全部覚えてみよう!
- 第9回:麻雀の点数計算やり方解説【符の数え方】
- 第10回:フリテンルール解説!ロンできない問題を解決します
- 第11回:麻雀の押し引きについて
- 第12回:手役読みの基礎!相手の狙い役を見抜く方法
- 番外編:【徹底比較!】オンライン・ネット麻雀のおすすめまとめ!
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